シンプル、簡単、そして美味。きのこサラダは優等生
きのこのマリネ的なものにたっぷりの野菜が加われば、それはきのこサラダ。サラダシリーズ、今回はローカロリーの王様、きのこを使ったサラダをご紹介します。
まずはきのこをあれこれ買ってきました。
プチトマトにパプリカ、この中には写っていませんが、サラダですからレタスも用意しました。
しめじ、エリンギ、しいたけ、えのきだけ、茶色いまいたけ、白いまいたけ、マッシュルームの計7種です。セレクトはお好みでどうぞ。
きのこの種類はあれこれあったほうが食感の違いが楽しめておすすめなのですが、できあがりがかなりの量になってしまいます。この7種だったら4人分はあります。鍋用に売られている何種類かのきのこがセットを買うのもありかもしれません。しかし、きのこサラダは冷凍保存できるので、ここはちんまり作らずどーんといきましょう。
作り方も「簡単」「楽」重視です。でもおいしさには妥協なしで。
まず、食べやすいサイズにカットした各種きのこを電子レンジで加熱します。大きな丼2つにようやく収納。ラップで強引に押さえ込みます。炒めたりゆでたりは、フライパンや鍋が汚れるし火を使うのが面倒なこともあるしで却下です。
あ、耐熱容器とかなくても皿で加熱できます。なんの問題もありません。
600Wの電子レンジで1つずつ、約5分。かさが半減しましたよ。
水分がすごく出ているのでそれを捨てて(もったいないなー、いつかきのこの炊き込みご飯とかに使いたいなーなどと思った方はペットボトルに入れて冷凍保存を。ちなみに私はそうやって保存してもたいていその存在を忘れます)、ひとつのボウルにまとめます。
そして調味料を加えていきます。
【調味料】 塩 小さじ1杯程度(お好みの塩加減で) 粗びきコショウ&粉ひきコショウ お好みの量(どちらも多めがおいしいです) にんにくのみじん切り 小さな1かけら分(チューブのにんにくでもOK) オリーブオイル 大さじ4 レモン汁 大さじ3
きのこがまだ温かい状態で塩を加えると、あまり塩気が感じられず、つい多く入れてしまいがちです。後から追加もできますから、この時点での塩気は「ちょっと物足りないな」くらいにしておきましょう。
それからにんにくを入れ過ぎると「サラダ」というジャンルからずれて「つまみ」系にシフトしそうになります。バジルなどのハーブ系もしかり。ビネガー系を使っても、個人的には「マリネ」色が強くなる気がします。あくまでも個人のイメージです。
今回はきのこサラダなので、ここは塩・コショウ・レモンの3本柱で味を支えてもらいましょう。全体をよく混ぜたら保存容器に入れて冷やします。味が素材によくなじみます。
冷凍保存する場合は、この時点で冷凍保存できる袋などに小分けして、平べったい板状にして保存しましょう。冷凍庫で邪魔にならないし、解凍も早いです。ちなみにこの容器は950ml。今回用意したきのこすべてを調理して、ちょうど満タンです。
盛り付け時にプチトマトやパプリカを加えます。一緒にもりもり食べられるよう、皿にレタスを敷いてできあがり!
シンプルな味付けなのにしみじみおいしいです。きのこという最強のローカロリーフードに女子受けもばっちり。オリーブオイルたっぷり使っていることは華麗にスルーして、喜んで食べてくれることでしょう。
ところで、もっと手抜きしたい方には究極の選択として、調味料に市販のフレンチドレッシングを使うという手もあります。その場合、フレンチドレッシングだけだと味がきつくなるので、オリーブオイルを加えてマイルドにしてください。
最後に、このサラダ、ワインにとってもよく合います。白はもちろん、赤にも合います。そしてビールや焼酎にも合います。酸味がバルサミコ酢のように存在を主張しない「ただのレモン汁」だから、いろいろなお酒とのマリアージュが可能なのかもしれませんね。きのこサラダ万歳!
書いた人:椿あきら
猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。 Twitter:@nananatsubaki
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