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国際的なゲーム賞で最多ノミネートされた注目作『INSIDE』とは?

INSIDE
 
2016年7月8日にPlaydeadによりリリースされたインディー・アクションアドベンチャー『INSIDE』。

本作は、2017年2月27日から3月3日の期間中に開催されるゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2017(GDC)」にて実施されるアワード「GDC Awards」において、コンシューマゲーム作品もアワードの対象となる中、最優秀賞相当である「GAME OF THE YEAR」を含む最多6部門(GAME OF THE YEAR・音響・デザイン・イノベーション・ナラティブ・ビジュアル)にノミネートされていることが明らかとなっている。

さらに、GDCの期間中に開催される、優れたインディーゲームを表彰する「Independent Game Festival(IGF)」の第19回においても、7部門中の最優秀賞・音響・ビジュアルといった3部門にノミネートされ、選外佳作にも2部門に選出されているという、非常に大きな注目作となっている。

今回、そんな話題作『INSIDE』について、これまでにもぐらゲームスにて紹介した記事や、またそのほかの情報をまとめた記事をお届けしたい。多くのユーザーにプレイされ、また数々の部門賞にノミネートされている本作、もしまだプレイしていなければ、一度遊んでみてはいかがだろう。

『INSIDE』の開発元「Playdead」

『INSIDE』の開発元であるPlaydeadは、Arnt JensenとDino Pattiによって2006年に設立された、デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするインディーゲームディベロッパー。

総勢25名以上のメンバーからなるPlaydeadは、現在はアクション・アドベンチャー作品『LIMBO』と『INSIDE』の2作品を開発・配信中。新規ゲームも開発中とされており、ゲームデザイナー・グラフィック―・プログラマーの募集なども常時行っている。

『INSIDE』ゲーム紹介

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2Dアクションゲームである『INSIDE』は、冒頭から結末までまったくの言葉を使わずに、アートのみでストーリーを構築している作品。ゲームをスタートすると、まず少年が森の中で駆ける。この冒頭のシークエンスこそ前作『LIMBO』を彷彿とさせるが、次の瞬間から全く別物であることがわかる。少し進むと森の奥から自動車の光が木々の合間を縫うように差し込む。そして車から降りた男たちが何かを探しはじめ……。といった意味深なシーンから物語はスタートする。

演出面においては、「死の後味の悪さ」といった点は同ジャンルのゲームと比較しても際立っている。プレイヤーはこの世界において、命は非常に軽い扱いであることを理解していく。プレイヤーの操る少年は猟犬に喉を食い破られ、機械に身体を千切られ、内臓をばら撒きながら静かに絶命する。

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命を軽く扱うのはプレイヤーも例外ではない。先に進むために生命を物と同じように扱う。豚は踏み台として使うし、高所から落ちる時に死骸をクッションのようもする。ヘッドギアを装着して無気力となった人間たちを操る。かくして先に進んでいくごとに、何度も命を無機質に扱っていく。こういった作品全体を覆う独特な雰囲気や、隠しエンディング、物語の考察といった要素がプレイヤーの間で話題となった。

本作は2016年7月8日にPC版がリリースされ、PS4版、XBOX ONE版もリリースされている。

もぐらゲームスでは、以前に詳細なレビューを掲載しているので、より詳しくゲーム内容を知りたい方は、こちらをお読みいただきたい。

『LIMBO』のplaydead新作『INSIDE』レビュー 生命があまりにも軽い世界の果てに、少年が見たものは

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