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「次は生理3日目に来て」?! 働きながらの不妊治療は、スケジュール合わせが綱渡り

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結婚したのが33歳でしたので、早めに子供がほしいと思っていました。

基礎体温を測って独自にタイミングを試していましたが、結婚して一年経ってもできず。

最初のうちは毎月の生理前がドキドキワクワク、妊娠検査薬を使ったりして一喜一憂していましたが、だんだんとそれも憂鬱でしかなくなってきました。

そこで思いきって不妊治療で有名な病院に行くことにしました。

最初はとても緊張しましたが、不妊治療をしているのは自分達だけじゃないとわかり、継続的に通うことになりました。

ただ、大変だったのはそこからでした。

一旦、私と旦那それぞれの状態の検査から始まりました。

私はサービス業をしていたので休みが不定休。一ヶ月前に休みが決まります。

しかし先生は「次は生理3日目に来てください」とか「来週来てください」だとか当然ながら日にちを指定してきます。

職場には男性が多く上司も男性でしたので、なんとなく恥ずかしくて不妊治療をしているなどとカミングアウトできませんでした。

なので、不定休の休みを使って通院するしかありません。

たぶんこの日に生理がくるからこの日に休む申請をして、と一ヶ月前に前もって予定をたてるしかありませんでした。

当然、ストレスなどで生理が遅れたりすることもあったので、同僚に休みを替わってもらったり、本当に綱渡り状態で通いました。

旦那もやはり初めてのことで戸惑っていました。 関連記事:「性交して12時間以内に来てください」って言われても…!フーナーテストの思い出 by カザマアヤミ

最初はタイミング法でした。

このときは私は病院に通えばすぐに妊娠できると思っていたので、仕事面でも前向きに取り組んでいましたが、それから一年経っても妊娠できませんでした。

私は休みが平日が多いけど、旦那は休みが土日と決まっています。疲れて帰ってきてタイミングをとり、次の日は朝イチで仕事にいって。夜の営みもだんだん苦痛となっていきました。

旦那も事務的なこの行為にだんだんと萎えてしまい、行為を終えるのにお互い辛くて苦痛でした。ケンカも増えました。

休みを申請するのも28日周期なので、不妊治療をしているのがばれてしまうんじゃないかとか、結婚して二年もたつのに子供がいないからいろいろ影で言われてるんじゃないかとか、考えなくてもいいことで不安になり、毎月生理が来ることに苛立っていました。

通院も、不妊治療と妊婦検診もごちゃ混ぜの待ち合い室だったので、赤ちゃんの泣き声が聞こえるだけでも辛くて、帰りの車の中で泣いて帰りました。

だんだん劣等感と絶望に埋めつくされていきました。

仕事は辞められないし、でも子供は欲しい。泥沼でした。

毎日泣きました。まさか自分に子供ができないなんてと。

その後、さすがに毎月毎月通院のバッチリのタイミングで休みが取れなくなりました。

『今回は病院も行けないし、タイミング止めよう』と、泣いている私に旦那が言いました。それに私はなんとなくほっとしました。

そこで初めてその周期に妊娠することができたのです。 関連記事:何度も泣いて夫婦ゲンカ、治療費も痛みも…でも顕微授精にチャレンジしてよかった!

妊娠してしまえば、職場にも公にできました。休みも優先的にとらせてもらえました。

私の場合は、不定休の平日休みなので仕事の休みと通院の日を合わせるのが大変でしたが、土日休みの人だったら逆にもっと大変だったかもしれません。

今は出産して4ヶ月経ちましたが、今思えば本当に辛かったです。

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