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デキる男ほど、インフルエンザ対策が万全なわけ

新型インフルエンザの感染者もこのところは、微増。トップニュースで扱われることもなくなってきた。最初の感染者が出た神戸でも、マスクをしている人が8割以上いた電車の中も、今日現在は1~2割程度と、かなり落ち着いてきた印象だ。

それでもマスクをしている人、どういった人が多いか、電車内を数両チェックしてみた。中年や20~30代の女性は、マスクをしている人が案外少ない。そのほか老人もいたが、印象的だったのは、20代後半から、30代前半と思しき、バリッとしたスーツを着こなしているサラリーマンや、おしゃれなデザイナー風のセクシーな男性たちが意外に多い点だ。弱毒性で、妊婦や持病のある人を除き、重症化する恐れが少ないといわれている今回の新型インフルエンザ。実際、大半は薬で治療が可能であり、重症化している人は感染者の中にはまだいない。20代後半から、30代前半の健康的な彼らが感染しても、きっとすぐに治るはずなのに、結構、慎重な人が多い……。そう思ったとき、ふと以前IT企業の役員を務める男性数名から聞いた話を思い出した。

冬に入り、毎年インフルエンザが流行する前、彼らは必ず予防接種を受けているのだ。日本企業の中には、海外出張が多い部署を中心に強制的に会社の費用で接種させるところもあるが、IT企業では、まだまだそんなところは数少ない。健康保険などで割引される制度がある程度で、彼らの会社でも強制的に受けさせる、まではとても対応していない。インフルエンザの接種料は数千円。予防という意味では、安い! 思える金額でもないから、予防接種を受けると数名の男性が話したとき、これまた、結構、慎重な人が多い……と思ったわけだ。けれど、彼らが予防接種を受ける理由を聞いて納得した。

「だって、インフルエンザ予防に数千円払うのと、1週間会社を休んで仕事が遅れるダメージ考えたら、1週間休む方が絶対に辛い」

IT企業に限らないが、20代後半から30代前半の男性は、まさに働き盛り。早くもマネージャー職についているひともいるだろうし、かなりの量と責任のある実務を負っている人が多い世代だ。彼らの受信するメールは、一日に数百件。メーリングリストなどの関係もあって、多い日には、千件の場合もあるという。フィルターをかけていても、どのメールに返事をするか、スルーするか、の選別だけでも時間がかかり、その他の資料の作成や、本当にやらなければいけないコアな仕事も盛りだくさん。毎年流行するインフルエンザにかかってしまうと、最低でも4~5日は会社を休まなければならないから、実質丸々1週間、予定していない突然の休暇を余儀なくされる。休暇自体は、有給休暇が残っていればそれで消化できるので、彼らにとっては、お金の問題ではないのだ。実際に、病気の方ももちろん辛い。大の大人が、39~40度の熱が出てしまっては、とても家では仕事はできないし、休みあけのリハビリにも時間がかかってしまうのだ。

役員という仕事柄、1週間も予期していない休みをとる場合、その後の調整のことを考えるだけでも気が滅入る。もちろん、インフルエンザになった場合は休まなければならないから、自分たちがいなくてもなんとかなるものだが、先行投資が多少かかっても、予防してリスクを減らす、というのが、デキる男たちの言い分なのである。

そこへ今回の新型インフルエンザ。予防接種自体を受けていないわけだから、なんとしても感染だけは防ぎたい。デキる男ほど、東京、大阪、京都など、国内の出張も多いだろう。「インフルエンザ? 感染しても、薬飲めば治るし~」そんなふうに思っているあなた、デキる男であるためには、少々の投資をしてでも来るべきリスクに備える、そんな考え方もあるようだ(この記事の配信元はこちら)。

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記者:

大都会六本木でのITまみれな生活を捨て、神戸で築50年にもなろうかというオンボロ社宅に住まう妊婦ライターdeath。

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