談志さん最後のお別れ会 涙を浮かべる女性ファンら多数

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 喉頭がんのため先月21日に亡くなった落語家の立川談志さんのお別れ会が2011年12月21日、都内で開かれた。その後、「一般献花式」も行われ、献花を終えて会場から出てきた一般のファンの中には涙を浮かべる人もいた。

 談志さんの遺影が飾られた祭壇は、高座に見立てて座布団が敷かれていた。訪れた人は祭壇に花を捧げ、談志さんを偲んでいた。また会場では、談志さんが生前に落語を行う様子がスクリーンに映し出され、多くの人々が静かに見入っていた。

 献花を終えて会場から出てきた女性は「もう一度、ご高座で師匠の生の声を聞きたかった」と目に涙を浮かべた。別の女性は「数年、談志師匠の高座に行っていない」とした上で「あの世で『ざまあ見ろ』と言っていると思う」と泣きながら話した。ある男性は「残念しかない」と言葉を残して去って行った。

 立川談志(本名・松岡克由、まつおかかつよし)さんは、歯に衣着せぬ毒舌や切れのある喋りで人気の落語立川流家元。1952年に5代目柳家小さんに入門、「小よし」を名乗る。1963年に真打ちに昇進し、5代目「立川談志」襲名。1971年には参院選全国区で当選し、決算委理事、沖縄開発庁政務次官を歴任した。1983年、落語協会を脱会し、落語立川流を創設。精力的な活動を見せていたが、今年に入ってからは体調を崩して自宅療養や入院が続いており、今月21日14時24分に喉頭がんのため亡くなっていた。享年75歳。

◇関連サイト
・落語立川流一門会情報 – 立川談志一門会公式サイト
http://tatekawaryu.com/

(山下真史)

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