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「エコファー」って何?知っておくべきファー(毛皮)の作り方と問題点

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ファー(毛皮)はどうやって作られるの? エコファーって何? 環境に良い?
以前の記事で、レザー、ファー、スエードといった冬アイテムのリアルとフェイクについて、その違いやお手入れ方法をお伝えしました。今回は、「フェイク」について倫理的な視点からお伝えします。大人として知っておくべきファッションの一面だと思います。

「エコファー」を知っていますか?

フェイクファーと同じように使われる「エコファー」という言葉をご存知ですか?海外のラグジュアリーブランドから始まって、日本でも使われ始めています。「エコレザー」も同様にあります。何が違うのでしょう。

実は同じものを言っているのです。何が「エコ」なのかというと・・・リアルファーやリアルレザーなどは、文字通り本物の動物の毛皮や皮革を使っています。これを使わないことが「エコ:ecology」つまり環境に良いというわけです。「フェイク」はちょっとチープでネガティブなイメージがあることも、「エコ」を使う理由の一つとされています。

ファーのイメージ

リアルファーの問題って?

それはファーの作り方に関係があります。リアルファーがどのように作られるかを皆さんはご存知ですか?

多くの場合、ファーを使うことを目的に育てられる動物がいます。つまり養殖です。人間が毛皮を使う目的のためだけに養殖することの是非、またより多くの利益を得るために、コスト減の目的で動物を劣悪な環境で育てる地域があることも指摘されています。これらのことが、動物の権利や保護などの倫理的な立場から問題にされることがあります。

一方で、リアルファーを使うことは資源の有効利用という考え方があります。人間は食物を初めとして他の動植物の犠牲なしで生きることはできません。地球上の動植物は食物連鎖によって生態系のバランスを保っています。絶滅のおそれのある野生動物は「ワシントン条約」などによって守られ、その範囲内で野生動物を捕獲して利用することは、資源の保持であり有効利用であるという考え方です。

エコファーのイメージ
また、動物から得られた毛皮は、そのままでは腐敗したり乾燥して硬くなったりするので、これを防ぐために「鞣す(なめす)」という工程を経て商品となります。字の通り毛皮の柔らかさを保つためですが、この工程には多くの水と化学薬品を使います。これが環境に良くないとされています。一方エコファーの素材である合成繊維の製造過程でも、同様に水や化学薬品が使われことがあります。

ファーフリー

リアルファーの使用量は減る傾向にあり、使用しない「ファーフリー」を掲げるブランドも増えています。海外ではステラ・マッカートニーやパタゴニアなど、日本ではユニクロやマッシュホールディングスなどが知られています。「エコファー」に替えているのです。

これには日本の技術が役立っています。合成繊維を使って、「リアルファー」と区別がつかないような「エコファー=フェイクファー」が作られているからです。

おわりに

リアルとフェイク、お伝えしたいのは使える期間、取扱い、倫理的な考えなどいろいろな違いがあるということ。両方をきちんと知って、その違いを理解した上で選択することが大切であると思います。

Photo by fotolia

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