GReeeeN、さいたまSAで1万6000人とヴァーチャルライブ開催

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2017年1月24日にデビュー10周年を迎えるGReeeeNがその記念すべき年の幕開けに、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブ「あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!? ル~デル~デ♪』」を1月7日に開催した。
1月7日@さいたまスーパーアリーナ(GReeeeN ) (okmusic UP's)
今も現役の歯科医師として勤務しているため、顔を出さずに音楽活動をしているGReeeeNのライブは、メンバーの動きをデータ化するモーションキャプチャー技術により、会場に設置されたスクリーンにメンバーが映し出されるヴァーチャルライブ。仮想現実が生み出すエンターテインメントは2012年にNHKホールにて開催された「緑一色歌合戦」と題されたイベント以降、毎年ツアーが開催され、2016年までに総計10万人以上を動員しており、この日のさいたまスーパーアリーナにも1万6000人のGReeeeNファンが集まった。

ライブ本編は人気声優、水島裕のMCが開催を告げると、まずはオープニングアクトとして、GReeeeNとそのプロデューサーJINが名曲「キセキ」を生み出すまでのストーリーを描いた、松坂桃李、菅田将暉 W主演、1月28日公開される映画『キセキ ーあの日のソビトー』にて劇中でGReeeeNが誕生するきっかけとなった前身グループ、グリーンボーイズを演じる菅田将暉(ヒデ役)・横浜流星(ナビ役)・成田凌(クニ役)・杉野遥亮(ソウ役)が「GReeeeNさん、お先に失礼します」のメッセージとともに登場し、大歓声に迎えられる中、GReeeeNの代表曲「キセキ」、インディーズ時代の名曲「声」のカヴァーを披露した。

  

グリーンボーイズのパフォーマンスが終わると、満を持してGReeeeNが登場。いきなり国民的大ヒット曲「キセキ」のイントロが流れると、大観衆から鳴り止まない拍手、声援が送られ、そのままweeeek、オレンジなどアッパーな楽曲で会場の温度は早くも最高潮。この日は“ルーデルーデ学園”という架空の学校をコンセプトにライブが行われ、“生徒”という設定の会場を埋め尽くしたファンに向かって、HIDEが「ルーデルーデ学園にようこそ!」と叫ぶ。ライブ中盤では映画『キセキ ーあの日のソビトー』の主題歌で、彼ら自身10年間あたためてきた思い入れのある楽曲「ソビト」が初めて披露された。GReeeeNとして新境地ともいえる、プログレッシブロックのような壮大な展開と深く突き刺さる歌詞に、会場では涙を流すファンも見受けられた。

学園といえば、無くてはならないのは体育祭と文化祭。体育祭コーナーでは1万6000人のファンによる大玉ころがしの結果によって、歌う楽曲を決められ、文化祭コーナーではGReeeeNのライブでお馴染みとなった“ダンサブル企画”として、「遠くの空 指さすんだ」をメンバー振り付け指導のもと、会場全員でダンスが行われた。ただのバーチャルライブではなく、ファンが体を動かして参加する、アナログな楽しみもGReeeeNのライブの楽しみの1つだ。

最新シングル「暁の君に」、東日本大震災の後に生まれ、多くの人々の背中を押し続けてきた「Green boys」、そして「愛唄」、「遥か」など、終盤もヒット曲のオンパレード。アンコールではメンバーより大観衆に10年間の感謝が伝えられ、最後は10年前にリリースされた彼らのデビュー曲「道」でこの日のライブは締めくくられた。ここから始まるGReeeeNの20年までの道のりも楽しみな1日となった。

1月7日@さいたまスーパーアリーナ(グリーンボーイズ) (okmusic UP's)
1月7日@さいたまスーパーアリーナ(グリーンボーイズ) (okmusic UP's)

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