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吉田山田、2016年を締めくくったクリスマス公演はラブソング中心

NHKみんなのうた「日々」のYouTube再生回数が1,000万回を超えたことも話題の吉田山田。デビュー7周年を迎えたことを記念したツアー『吉田山田7周年記念7ヶ月7会場マンスリー企画「Over The Rainbowツアー」』の東京公演が2016年12月25日(日)に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行なわれた。
12月25日(日)@東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE (okmusic UP's)
年に一度のクリスマスであるこの日の公演は、会場が元々映画館だったこともあり、「〜渋谷 ラブソングシネマ〜」というタイトルが名付けられ、ソールドアウトの客席へ向けてラブソング中心のセットリストが届けられた。

開演を迎えるとジャケットに身を包んだ吉田山田とBU-NI(Key)がステージに。タキシードに身を包み、ピアノの弾き語りに乗せて「メリーゴーランド」からしっとりとスタート。吉田結威(Gu/Vo)もギターを持たずに歌うことのみに専念し「ありがとう」での二人のハモりもより一層際立って聴こえる。山田義孝(Vo)が「皆さん『Over The Rainbowツアー』4ヶ所目〜渋谷ラブソングシネマ〜へようこそ!」と挨拶。吉田も「この特別な夜を最後まで楽しんでください」とクリスマスというこの日限りの空気感を感じながら「愛するキミがそばにいる」へ。会場からも自然と手拍子が湧き起こり、ライブでは定番と化した「OK」へとなだれ込む。サビのフレーズを<でももしもクリスマスひとりぼっちでもOK!カップルで来てる人羨ましいけどOK>と変えながら会場とコールアンドレスポンス。47都道府県ツアーでは各地の方言ver.で歌ってきた「好きだよ」もカップリング曲でありながら既にファンに浸透しており、手拍子と共に温かい空気に包まれた。「今日のライブで自分の昔の恋を思い出したり、歌詞の世界に浸って自分がヒロイン、ヒーローになってみたり自由に楽しんでください」と投げかけると、離れた人を想って涙する失恋ソング「かさぶた」へ。歌詞の心情に重ね合わせて会場からもすすり泣く声が聞こえて来る。

この日はクリスマスということで二人が迷いながらも選曲したという冬に聴きたくなるカバーソングコーナーへ。山田は高校時代を思い出す歌として、ゆずの「いつか」を選曲。高校時代に吉田がこの曲を練習しているところを山田がハモりながらその目の前を通ったという、二人が出会った頃のエピソードを話しながら懐かしむ一幕も。ここで、室屋光一郎(Vn)を呼び込み、ヴァイオリンも加えて吉田選曲の歌へ。吉田はいろんな音楽に救われ、励まされてきて、その内の一曲でもあるという中島美嘉の「雪の華」を選曲。この日限りの特別な選曲に会場も固唾を飲んで真剣な眼差しで二人を見つめる。

「ごめん、やっぱ好きなんだ。」から「ツボミ」へ移ると会場もそのリズムに乗せて総立ちに。リズムに合わせながら身体を揺らし、「ソウルフード」では手拍子を「男の人だけ叩いて!女の人だけ叩いて!」と客席とやりとりをしながらこの日一番の盛り上がりに。「サンキュー渋谷!素晴らしい!」と二人もご満悦の様子。せっかく盛り上がったからとクリスマスにちなんだ即興ソングを急遽披露することに。これまでも幾度と即興ソングを披露してきたが、キーボード、ヴァイオリンも加わった豪華な即興ソングに山田も思わず気合が入る。子供時代のクリスマスエピソードを絡めた即興ソングに会場からは盛大な拍手が送られた。

「寒い季節は子供の頃を思い出します。山田家には子守唄があって。」と子供時代を重ねながら「ララバイ」を披露。未発売曲にも関わらずファンからも人気のこの楽曲に会場は感涙のムードに包まれた。スクリーンに映し出された星空を背にしながら歌う「花鳥風月」では、愛する人への誓いの言葉と共に二人の歌に込められた強さが改めて伝わって来るようであった。「今年、初めて47都道府県ツアーを行うことができて、初心を思い出した一年でした。二人だけでギター一本抱えて、デビューした頃の気持ちを思い出すことができました。」と感謝の気持ちを述べ「光」を披露。<100万回言うよ「ありがとう」>その言葉の通り、これまで応援してくれてきた人、今年全国を廻って新しく出逢った人、すべての人への想いを込めるかのように客席を見渡しながらひとりひとりへと歌を届けた。「胸を張って、ダサくても、精一杯、もっと素敵な自分になれると思って大きな声で皆さんに歌を届けていこうと思います。皆んなもモヤモヤだったり、ありがとうと叫びたかったり、悔しいって叫びたかったり、いろんな感情があると思う。それを一緒に大きな声に出して、次が最後の曲だから…一緒に歌おう。」と山田は涙を浮かべ、声を震わせながら想いを届ける。その抑えきれない想いが溢れ出すように、ステージから客席へ降り、歌詞にはない自分の中から込み上げる言葉を紡ぎ、歌うその姿に客席もボロボロと涙を流しながら「魔法のような」の大合唱を繰り広げ、感動的なフィナーレで本編の幕を閉じた。

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