体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

社内で「PDCA」がうまく回らない理由TOP5

f:id:k_kushida:20161226180949j:plain

ビジネスでは「PDCAが基本だ」と言われます。しかし、“しっかり回せている”と胸を張れる人や、“ぐるぐる回せている”と言い切れる企業はどのくらいいるのでしょうか。

私は数多くの企業でマーケティングに携わってきましたが、なかなかPDCAが回らない企業がほとんどでした。ただ、「回っていない理由」というのはよく考えると企業によって異なっていたのです。

何ごともそうですが、「まずは現状を理解する」というところから始めるのが大事ではないかと思います。そこで今回は、PDCAが回らない理由で多いものをランキング形式で発表しながら解説をしていきたいと思います。

※なお、このランキングは、これまで携わった400社以上の担当者様にお話しを聞きながら集計したものです。

【第5位】社内変革における抵抗勢力がいる

いきなり重々しい展開から始まりましたが、「抵抗勢力」が存在するというのが第5位です。特に大企業などで見かけるのですが、ある部で推進している業務改善を、対立する部署が邪魔してくる、というような動きですね。

詳しく調べてみると、部長同士が犬猿の仲だったり、派閥のようなもの存在したりする、いわゆる「社内政治」的なものがPDCAの回転を止めていたりするのです。

ドラマであれば面白く見れますが、実際に働いている人からすると、たまったものじゃありません。こういうのは本当にくだらないですし本質的ではありませんので一刻も早くやめるべきと思います。

また、抵抗勢力というのは一人一人の心の中にもあったりします。「改善なんてしなくてもいい」「別に今のままでもいいじゃないか」という気持ちを誰しも少なからず持っています。これを心理学で「現状維持バイアス」と呼ぶそうです。

この「現状維持バイアス」が強い人ほど、腰が重くて新しいことに対応しにくくなってしまっているわけです。

【第4位】計画(PLAN)を立てていない

目的地に行くために地図が必要なように、ビジネスをするうえでは「計画」が必要です。この「計画」において欠くことのできないのが目標であり、もう少し細分化しますと、最終的なゴールを指す「KGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)」や、そのKGIを達成するために細分化された指標の「KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)」を設定すべきと言えます。

しかし、これらの指標が全く設定されないまま仕事を進めているケースが散見されるのです。例えば毎日必死に仕事をしている人に「この仕事の目標数値はなんですか?」と聞いても「いえ、ちょっとそういうのはよく分からないです…」と答えられないのです。

ゴールも分からずに走っていては、到底ゴールにたどり着くことはできません。これでは、成果を挙げることは難しいと言えるでしょう。

また、同じ目標でも「“できる目標”を立ててしまっている」というケースもあります。これはどういうことかと言いますと、企業内の「人事評価制度」が影響しているのです。

人事評価制度では期初に目標を設定し、期が終わるころに上司と面談をして振り返ります。私も若手の頃に経験がありますが、期初に目標を設定する際、「あまり高い目標を設定して達成できないと、ボーナスが下がってしまうなぁ」などと考えて、なんとなく「できる目標」を立ててしまうというわけです。

これは長期的に考えると非常にもったいないことです。目先のボーナスにフォーカスしてしまい、将来的な自分の成長を阻害してしまっているわけですから。

【第3位】個々の実行(DO)のクオリティが低い

PDCAにおける「DO」においては、「ただ実行するだけだろう」と思われるかも知れません。しかし、同じ「DO」でも、人によって違いがあるのが現実です。同じ仕事をさせても早い人もいれば遅い人もいて、丁寧な人もいれば雑な人もいます。

ビジネスパーソンとしては、やはり速くて質の高い仕事を目指さなければいけません。そのためにも、自分自身に何が足りないのか、どこがボトルネックになっているかを自覚しなければいけないのです。

DOのクオリティが低い人というのは、得てして“自分自身のことを分かっていない”という人が多いように思います。

【第2位】改善(ACTION)をしようとしていない

1 2次のページ
リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。