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初心者の方でも楽しめる!新しい能の楽しみ方「若者能」が1/21開催!

年齢、性別など関係なく、能を初めて鑑賞される方でも参加し、楽しめるようにと、年に1回のお能の公演をされている若者能をご存知でしょうか?

若者能は、喜多流シテ方の塩津圭介さんが中心となり、2004年から過去11回に渡り、開催されています。
目指しているのは「お能を見るのが初めての方のためのやさしいお能。」

今回は能を初めて鑑賞される方でも楽しめるように開催されている若者能の特徴を中心に能がどんなものなのかご紹介させていただきます。

 

能ってそもそも何?

「能」は室町時代に完成した伝統芸能の一つです。

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キレイな装束(衣装のこと)を着て、面(おもて)と呼ばれるお面 をつけて華やかに舞を舞う。日本の伝統的な舞台演劇のひとつです。現在上演されている曲目の多くは室町時代の天才親子観阿弥、世阿弥によってつくられました。

 

能と歌舞伎や狂言の違いとは?

能と歌舞伎の違い

日本の伝統芸能という面では共通する能と歌舞伎ですが、それぞれ完成された時代は違います。歌舞伎は江戸時代に完成し、能は室町時代に完成しました。現在ではどちらも万人が楽しめる芸能となっていますが、本来能は特権階級が楽しむことのできるものとして大成されました。それに対し、歌舞伎は民衆のために作られた庶民的な芸能として発達しました。

また見た目の最大の違いは顔にあります。歌舞伎に登場する人物の多くは顔にお化粧のようなものをしているのに対し、能は化粧をすることは絶対にありません。能の登場人物の多くは面 (おもて)とよばれるお面をつけています。特別に企画された催し以外能と歌舞伎が一緒に上演されることはありません。

能と狂言の違い

本来、能と狂言は必ずセットで上演されるものです。狂言には能を観たあとの気分転換といった要素もあります。また能の前シテ(前半)と後シテ(後半)の間(中入りと呼ぶ)に状況説明のようなアイ(間と書く)狂言も狂言の役割。つまり能の中にも狂言が登場します。

 

そんな能の世界を初めて鑑賞される方のために若者能では5つの取り組みをされています。

 

能初心者の方でも楽しめる若者能の特徴

若者能の特徴①:公演前に、演目の内容、能の見方、注目のポイントなどを楽しくレクチャーしてくれる

予備知識ゼロでも能を楽しむことができます!

 

若者能の特徴②:演能中、スマホの電源オンOK

若者能ではTwitterで同時解説を日英2言語で行ってくれるので解説を見ながら鑑賞することができます。

 

若者能の特徴③:未就学児のお子さま大歓迎

能楽ファン育成のため、多少の歓喜のリアクションは、OK!お子さんがいるため、足を運べなかった方には嬉しいですね!

 

若者能の特徴④:お着物でのご来場大歓迎!

男性も女性も、お着物でご来場のお客様にはその場で500円キャッシュバックをされています!

 

若者能の特徴⑤:アフタートークまで楽しめる!

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終演後すぐに舞台に出ていた能楽師が客席に登場してくれ、舞台の振り返りを客席一体で行ってくれます。

 

2017年1月21日に開催されます第12回目は、東京文京区本郷の宝生能楽堂にて、狂言「寝音曲」・仕舞「鶴」・能「殺生石」が公演されます。

能「殺生石」の見どころを少しご紹介

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