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やっぱり私の性格をよく分かってる! 入院中ずっと仕事を休んでサポートしてくれた夫

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妊娠中、「オレ、血とか苦手やけ、立会い出産はせんよ!産まれてから行くけ」と冗談まじりに言っていた旦那…。

(出産で命の危険があるかもしれないのに…せめて最後くらいは一緒にいたいから来てよ!)

とマイナー思考ながらも命がけの覚悟でいた私は、若干不安に思いながら出産を控えていました。

しかし実際は出産予定日が金曜日だったので、仕事が終わってすぐ、私の実家に来て泊まってくれて、出産当日の朝におしるしが来て病院に行く前から、ずっと一緒にいてくれる形になりました。

本陣痛が始まってから、約9時間で出産したので、初産としては普通の時間なのですが、赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていたため子供の頭が見えてからが長く、産まれそうと思われてから4時間以上かかりました。

その間ご飯も食べず、トイレ以外1度も席をはずさずに、陣痛で衰弱して話すことも目を開けることもしんどくなった私に、私の母と一緒にお茶を飲ませてくれたり、汗を拭いてくれたり、さすってくれたりしました。

立ち会ってくれたおかげで、安心して出産することができたし、何より娘の誕生を一緒に体感してくれたことが何より嬉しかったです。 関連記事:予定日間近に主人とケンカ! でも側にいてくれるだけで心強かった立会い出産

本人は言ったことを忘れてしまったようですが、

「俺…この瞬間を一生忘れんと思うわ…」

と言いながら、いつもは見せない神妙な面持ちで、産まれたばかりの娘を抱っこしていた姿を私が忘れることはないと思います。

そして問題なのはここからで、私は出産の時、出血が人より少し多かったので、貧血になりました。

私が出産した産院は輸血が必要なほど出血があれば、大きな病院に転院になる…と事前の説明会で聞いていたので、

(止血剤を投与されてるだけなら大丈夫だろう)

と、産後ハイになり、娘しか見えなくなった頭でうっすら考えていました。

出産当日は動かないように言われ、全く気づかなかったのですが、次の日起き上がろうとすると上半身すら起こせない…。

腕をプルプルさせながら、必死に上半身を起こし、ほふく前進で部屋に設置されたトイレまで行き、助産師さんに補助をしてもらって、やっとトイレに倒れずに座れるというレベルで、今まで生きてきて、こんなに身体が重いと感じたことはなかったので、驚きました。

私が出産した産院は母子同室で、基本的な赤ちゃんのお世話は自分でしないといけません。

でも、困ったことに私は自分のことですら、まともにできない状態。

身体を起こして、ご飯を食べることもできないし、お茶のおかわりを談話室まで取りに行くこともできない。部屋の中にある物でさえ、まともに取れないもどかしさ…。

そんな時、私は何も言ってないのに、旦那が

「大丈夫!俺が一緒におるけ!」

と言い、仕事を休んでくれました。

今思えば嫌な顔ひとつせず、そばにいてくれたことは本当にありがたいし、入院期間中は不安な気持ちもあったけど、楽しかった!という感情すら芽生えてました。

その後、昼夜関係なく1時間置きに泣く赤ちゃんの、授乳以外のオムツ替えや抱っこ等を全て行い、私の身の回りの世話までしてくれました。

2日ほど経過し、身体が回復してきて、自分の部屋の中ならなんとか壁伝いに歩けたので

「もう1人でも大丈夫だよ」

と言ったのですが、

「お前は助産師さんに『オムツの補充して下さい』とか『自分が抱っこできないからして下さい』とか言えんやろ?

だから、まだ一緒におるよ。

心配するな!今仕事は忙しい方じゃないけ、休みやすいし…お前は自分の身体を回復することだけ考えり!」

と言って、また休みを取ってくれました。

確かに、助産師さんから

「お茶はまだありますか?」

「オムツの補充をしましょうか?」

と聞かれれば、お願いできますが、自分からはなかなか言えず、ギリギリまで我慢してしまうだろうと言われて初めて気付きました。

さすが、いつも一緒にいただけあって、私の性格をよく把握してるな…と痛感。

入院中サポートしてくれたおかげで、無事回復し、なんとか病室から駐車場までくらいなら歩けるようになり、予定通り退院することができました。 関連記事:助産師さんにもほめられた!一緒になって出産を乗り越えてくれた夫に感謝

病院なので、もしかしたら付き添いがいなくても大丈夫だったかもしれない。

私より出血が多くて、入院が伸びるくらい貧血がひどかった方もたくさんいるだろうし、もっと大変なことになった方もいると思います。

「たったこの程度で付き添いなんて…」

と思われるかもしれませんが、一緒にいてくれたことで、私はとても安心することができました。

そして、産後1番大変な時に一緒に育児を経験してくれたことは大きな心の支えとなり、辛かったはずの産後も今ではいい思い出です。

それまで、普通に暮らしてて、なかなか『この人と結婚してよかった!』なんて思うことってなかったけど、出産の時は改めて、

「この人と結婚してよかった」

と思うことができ、涙が出ました。

著者:こり

2歳の娘を育てるグータラな三十路の主婦です。

自分の妊娠、出産、育児等を人に話したいと思い、4コマ漫画ブログを2015年11月から始めました。

現在、娘のお昼寝中にブログ等を書いてリフレッシュしながら、専業主婦してます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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