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フリーホラーゲーム『徒花の館』 殺人鬼の少女となり、駆け引きが熱い「デス・ゲーム」で皆殺せ!

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いまでは多くの作品がリリースされているフリーホラーゲーム。このジャンルの特徴としては、怪奇現象に出会ってしまったり、殺人鬼や恐怖の存在に追い掛け回されるようなゲームが主だろう。

しかし、今回は、そういった普通のホラーアドベンチャーとは180度違った内容となるゲーム『徒花の館』を紹介しよう。

本作の特徴は、自分が殺人鬼となって対象を皆殺していくという、「逆」ホラーなゲームデザイン。隔離された空間に集まった男女6人に対してさまざまなゲームを仕掛け、敗者を殺していくというルール。仕掛けるゲームはそれぞれ全く別のルールとなっており、初見プレイでの対戦時の読み合いがとにかく熱い作品となっている。さっそく紹介しよう。

駆け引き・読み合いが非常にアツい「デス・ゲーム」を勝ち抜け!

ホラーゲームでありながら「主人公が殺人鬼」という設定が特徴的な本作であるが、もうひとつ見逃せないシステムが、本作の主人公であるサイコパスの殺人少女「音霧紅刃」が、謎の隔離空間に集めた「砂野 陸」や「浜平 海」といった6人の少年少女それぞれに対して行う「デス・ゲーム」だ。

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囚われの身となり、デスゲームの対象となった「砂野 陸」ら6人の少年少女
 
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紅刃は少年たちに対し、勝利した場合に相手の命を奪う「デス・ゲーム」を仕掛けていく。これは物理的に相手と殺しあうのではなく、相手ごとに違ったゲームルールを用意して対戦するという内容だ。

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そこに、奇抜なゴシックファッションで現れる「音霧紅刃」(主人公)
 
たとえば初回のゲームは、相手の金庫に入ったお金を奪い合う「強奪ゲーム」。基本ルールは、お互いに1000万円入った相手の金庫から3回だけお金を奪うことができるというもの。奪う金額も選択することができるが、3回の機会のうち1度だけ自分の金庫に「警報」を仕掛けることができ、警報を仕掛けたターンにお金を奪おうとした場合、取ろうとした金額だけ相手にお金を渡さなければならないというルールが存在する。

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毎回ルールの異なる「デス・ゲーム」を仕掛け、対象を殺害していく

そして、お互いに一度だけ、相手の金庫に警報がついていないかのチェックを行うことができる。そのためこのゲームの場合、闇雲に大きな金額を取ろうとするのではなく、相手は警報を仕掛ているのか?万全を期して行動をパスすべきか?それともチェックを使うか?という判断が重要になってくるのだ。

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初回のゲーム以降も、それぞれ別のルールを持つゲームで対戦していくことになる。ゲーム中にはキャラクターたちの心理描写や、相手が駆け引きを仕掛けてくるシーンなどもあり、プレイすることを飽きさせない。

特に初見プレイ時は、プレイヤーもルールを初めて知った状態でプレイするため、「どんな一手を打てば勝てるのか?」ということを考えるのが非常に楽しいものになる。RPGのようにレベルなどが存在するわけではないため、純粋に自分の知恵を絞って相手と戦う面白さがあるのだ。

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こちらが駆け引きを仕掛けるだけでなく、相手から仕掛けてくる場合もあるので要注意だ
 
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コンパクトな短編ながらも巧みなゲームバランス

ゲーム自体はすべて数分で終わるミニゲームであるが、コンパクトにまとまったルールや演出の上手さ、そしてゲームごとにイレギュラーな状況が差し込まれることも相まって、1ゲームごとに熱中することうけあいだ。

また、ルールとしてさらに特筆すべき要素として、紅刃は全員とのゲーム対戦を通して一度だけ「嘘」を付くことができるという特殊ルールがある。たとえば強奪ゲームの場合、相手にチェックを使われた際に、警報を仕掛けている場合でも「仕掛けていない」と嘘をついて、相手を陥れることができる。この一度きりの嘘をどこで使うのか頭を使うことも楽しいものとなっている。

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デスゲーム中の手に汗握る「意思決定」が、悩ましくも面白いポイントだ

本作はこういったルールが上手く絡み合っており、短編としてまとまりながらも、常にプレイヤーに意思決定を迫るというゲームバランスが見事なものとなっているのだ。

デスゲームの先に待つものとは

本作は、コンパクトながらも練り上げられたゲームシステムの一方で、紅刃や少年少女たちを巡るストーリーも用意されている。紅刃はなぜ6人にデス・ゲームを仕掛けるのか?集められた6人の取る行動とは、そして結末に待つものとは…

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なお、ゲームを進めるごとに、ゲーム相手である6人のプロファイル情報も更新されていく。彼らの人物像を知ることができるので、こちらを読み進めるのもまた物語の補完に役立つだろう。

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キャラクターの背景などを知ることが出来るプロファイル情報も

本作のような、思考と意思決定がメインとなるゲームが苦手な人も、二週目以降は相手の思考パターンやルールがある程度掴めていくと思うので、繰り返しプレイすることでクリアできるようになるだろう。しかし、まずは初回プレイ時の手に汗握る読み合いをぜひとも体験してほしい。

1プレイ30~40分ほどでクリアすることができる短編となっているので、手軽に頭脳戦を体感できるゲームをプレイしてみたい人は遊んでみてはいかがだろうか。

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