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なんとなくはダメ?知らないと恥ずかしい正月行事が行われる理由とは?

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ハロウィン、クリスマス、お正月……

時期が過ぎると早変わりする日本の街並みに、外国人のみならず、日本人ですら、驚くことがあります。さまざまな文化のいいところを取り込んで、日本流にカスタマイズするのはもはや日本ならではの文化といえますが、せっかく楽しむのならば、その国の文化、伝統、風習もきちんと知っておきたいところ。教養ある大人になるためにも、物事の本質をきちんと知っておきましょう。

 

初詣

初詣の起源は平安時代までさかのぼります。もともとは『年籠り(としごもり)』と呼ばれ、家や村の主が大晦日の夜から元旦まで寝ないで神社にこもり、氏神様に五穀豊穣や家内安全を祈願する行事でした。平安時代の「後拾遺往生伝」には「年籠り」の記述があり、これが時代の経過とともに、大晦日の夜に参拝する「除夜詣」と元日に参拝する「元旦詣」に分かれ、現代の初詣になったといわれています。

 

二礼二拍手一礼

参拝するときの二礼二拍手一礼、これは『神社祭式行事作法』に定められた宮司の拝礼作法に基づいているといいます。さらにこの「二礼」は「両段再拝(りょうだんさいはい)」と呼ばれる儀礼で、神様に二回おじぎすることを二回繰り返すことを意味します。つまり、最初の二礼で神様に礼をつくし、二拍手でお祈りをし、最後の一礼でお礼を伝える、というのが一連の動作の意味なのです。

 

年賀状

最近はメールやLINEで新年の挨拶をすませる人が多くなりましたが、まだまだ年賀状の良さは健在です。もともと年賀状の歴史は古く、初詣と同じで、平安時代までさかのぼります。当時は元日から15日まで、その年お世話になった人のところに年始の挨拶をする風習があり、江戸時代になると、武士たちの間で年始の挨拶を「書状」で済ませるようになり、これが年賀状の原型になったといわれています。そして郵便制度の開始にともない、明治6年(1873年)に郵便はがきの発行が始まり、お世話になった人に年賀状を出す現代のスタイルへと落ち着きました。

 

お年玉

諸説ありますが、一般的には歳神様にお供えしたお餅を年少者に配ったものがお年玉のルーツといわれています。歳神様とは五穀豊穣や幸福をもたらしてくれる神様のことで、お正月行事の多くは歳神様をお迎えするためのものなのです。たとえば、門松は歳神様が家にやってくるまでの目印として、鏡餅は歳神様へのお供え物として準備をしているのです。そして、お供え物の鏡餅には歳神様の魂が宿るとされ、ご多幸を宿したお餅が「お歳魂(おとしだま)」、「お年玉」へと変化していったといいます。

 

いまでは当たり前となったお正月行事にも、これだけの意味や理由、由来があります。ただなんとなく受け入れるのではなく、それぞれの奥深さをきちんと知ることで、これまでとは違った見方ができるのではないでしょうか。


家庭画報
Fujisan.co.jpより

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