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1月は約5倍!他人事ではない餅の窒息事故、知っておくべきQA集

1月は約5倍!他人事ではない餅の窒息事故、知っておくべきQA集
もういくつ寝るとお正月…という時期ですが、毎年高齢者の方などがお餅を喉に詰まらせる事故が起きているのをご存じですか?

東京消防庁において、餅などを喉に詰まらせて救急搬送された人を月別にみると、1月は約5倍も搬送された方がいらっしゃるようです(過去5年間データ)。
参考:東京消防庁

死亡する危険性もあるお餅の窒息事故ですが、いざというとき、どのようなことを行えばよいのでしょうか。

今回はお餅の窒息事故に注意をしたい方、応急処置方法、予防などについて医師の建部先生に解説していただきました。

お餅の窒息事故

1月は約5倍!他人事ではない餅の窒息事故、知っておくべきQA集
年末年始~2月にかけて、少なくとも毎年数件、ニュースでお餅を喉に詰まらせて死亡するケースが報道されます。

東京都における、お餅などに起因した窒息事故による救急搬送人員(人)(2011-2015年累計、月別)は、12月は69人、1月は223人、2月は54人と案外、多い印象です。
参考:東京消防庁

地方になると高齢者を中心に冬場にお餅を召し上がる機会が多いと考えられますので、かなり身近で決して他人ごとではない事故です。

今回はそんなお餅の窒息事故についてお話をしてみます。

お餅の窒息事故の主な原因

1月は約5倍!他人事ではない餅の窒息事故、知っておくべきQA集

加齢による嚥下機能低下・咀嚼力低下・口腔内の感覚の低下

加齢によりこれらの機能は当然ながら低下します。歯が抜けて少ない、義歯を使用中の高齢者は咀嚼力がどうしても低下してしまいがちで、その結果、唾液の分泌が減ってしまいお餅が飲み込みにくくなります。

また認知症やパーキンソン症候群等がある場合、またその治療薬を服用中の場合は、これらの機能が一層低下している可能性が考えられますので、より注意が必要です。

ドライマウス

特に市販のチューインガムを噛んでも少ない唾液しか出ず、口腔内の乾燥傾向を自覚してしまうような方は、お餅を食べる際は工夫や注意をしましょう。

幼小児における咀嚼力未発達

小さなお子さんの場合は、顎を中心とした筋肉群の発達ならびにその咀嚼力が未熟です。

ひと口サイズ以下にしても咀嚼中に顎が疲れて丸呑みする場合もあり、食べてもらうにあたっては十二分な注意観察が必要です。

お餅という食材の特性

お餅は一般的に煮る、蒸す、焼くかの加温調理をされます。その加温調理されたお餅は口に入れて咀嚼されているうちに、最初は熱々であっても体温程度まで下がりその後、飲み込まれます。

飲み込んだ際、温度が下がると同時に餅自体が固くなり、粘着性は逆に強くなる傾向があるので、

・喉に引っかかりやすくなる

・口腔内や喉の粘膜などにくっつきやすくなる

・気道の入り口にお餅がくっつきやすくなる

といった状態となります。

お餅は調理直後、食べるとき(咀嚼中)、飲み込むとき(嚥下時)でその性状が各々変化し、特にその粘着性の高さが窒息の原因になるのです。

お餅の窒息事故に注意をしたい方

1月は約5倍!他人事ではない餅の窒息事故、知っておくべきQA集

高齢者

・自分の歯が極端に少ないまま飲食をしている

・義歯を使用している、または使用中の義歯と歯茎のフィットが上手くいっていない

・寝たきりで栄養状態が悪い

・脳梗塞などの脳疾患による後遺症で、嚥下機能低下・咀嚼力低下・口腔内の感覚の低下のいずれか、または2つ以上に該当する

・認知症やパーキンソン症候群などに該当する、またその治療薬を服用中

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