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プロ野球史に残る契約更改という『銭闘』

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プロ野球でシーズンも終わり、オフで熱いのは移籍情報と『契約更改』。今年話題となったのは、日ハムの大谷翔平選手が日本一、MVP、二刀流の活躍で推定2億7000万円をゲットした報。彼の活躍を鑑み安いか妥当かで物議をかもしています。

 

多くの選手はその契約交渉後に会見を行い、大幅アップで歓喜するもの、評価が低くむすっとしているもの様々ですが、そこで球史に残る契約更改伝説を紹介したいと思います。

(以下金額は推定)

 

近代野球史 ごねレジェンドの金言

阪神:福留孝介選手


月刊タイガース 2015年8月号
Fujisan.co.jpより

 

かつて中日時代、主軸を担っていたころは毎年、契約交渉が難航する選手で、一部ではゴネ留と揶揄されることも。

 

05年ごろからゴネだし「年俸が上がらないから車が買えない」(この時点で2億円プレーヤー)「井端が1回ゴネて3000万円上がるのはおかしい」(井端選手は同僚)、06年、「言葉がでません。あぜんとしたかな」、そして07年には不朽の名言が飛び出します。

 

「誠意は言葉ではなく金額」

 

巨人:杉内俊哉投手


月刊 ジャイアンツ 2012年06月23日発売号
Fujisan.co.jpより

 

ホークス時代は沢村賞など、主要な投手賞を獲得してきた左腕。10年オフには球団側が交渉の席に録音機を設置したことに対し不信感をもち保留。「礼儀の部分が改まらないと絶対サインしない」などと発言。

 

また11年オフにはFA宣言。巨人は4年20億円の最高の条件を提示。ところが杉内投手側の代理人は「この4年間で終わるよ、というのは忍びない。野球人生を巨人で全うできる環境、そういう覚悟がわかるように示してほしい」 と4年では足りないと要求しました。

 

そんな杉内投手、ソフトバンク時代の2010年オフも交渉が難航。会見で「携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて、既存の人にはそのまま」と、親会社にかけうまいコメント。これに対し畜ペンことヤクルトのマスコットつば九郎は自身の契約更改の席で「すぎうちくん も はんおそう」とエールを送っていました。

 

中村紀洋選手(元近鉄)


noriの決断―中村紀洋のフルスイング野球人生 単行本 – 2005/1
amazon.co.jpより

 

かつて近鉄に所属したホームランアーチスト。この選手はFAに絡み「?」な発言をしています。

 

02年権利取得すると「中村紀洋というブランドを考えて、近鉄で終わっていいのか」「星野監督(当時阪神)が早く(態度を)決めてくれと言っていますが、どれだけ待てるかも僕に対する誠意でしょう。巨人も(加わって)きたんで、天秤にかけてもっとFAを楽しみたい」などと発言。しかし近鉄残留が決まると要求したといわれるのが「8年43億円、家族にボディーガード、家族にお手伝いさん、子供の進学の面倒、ゴルフ会員権、両親に家」などと言われています。

 

結局、4年20億円で契約。ところが2年後ポスティングでメジャーへ。その後、帰国しオリックスに入団しますがケガで成績は奮わず。球団が8000万円を提示しますが合意せず、自由契約選手に。どの球団も獲得に手を上げませんでしたが、開幕前に中日が育成枠として獲りました。年俸は400万円でした。

 

ちなみに近鉄時代、本社社長の山口昌紀氏はこんなことを…。 「なんで中村みたいなアホに5億も払わなあかんの?」

 

その他の銭闘史

・井端弘和選手(元中日)

05年オフ、全試合出場、.323を記録し大幅アップを狙ったものの提示額との開きが大きく落胆。「ショックで震えることってあるんですね。金額を見た瞬間、足がガタガタして10分間くらいは無言でした」

 

・佐伯貴弘選手(元横浜)

05年オフ、フル出場で増額アップを期待していたが現状維持だったことに対し「もらった祝儀袋の中身が図書券だった感じ」。

 

・関本賢太郎選手(元阪神)

04年のオフ、「子供が生まれるのでミルク代を…」と情に訴えましたが、球団提示額は変わらず。

 

・G.G.佐藤選手(元西武)

07年オフ。「交渉している感じがしない。ブチ切れていいですか?」

 

・細山田武史捕手(元横浜)

12年オフ、減俸600万円になり翌年の税金が450万円ということで「これから食事は松屋か吉野家にする」と発言。

 

・川上憲伸投手(元中日)

05年オフの交渉が越年するほど難航。「1年間トータルで見てほしい。これなら優勝争いしなければよかったと思ってしまう。最下位のチームで最多勝争いをした方がいいのかと」。

ちなみにこの年の最多勝は、広島・黒田、阪神・下柳両投手。

 

…そりゃあ、死ぬまで就ける職業ではないので必死にもなります。そんな選手に冷や水をぶっかけたのがかつて西武球団代表を務めた黒岩彰氏。

「この季節になると急に頑張る人がいるが、それならシーズン中にグラウンドで頑張れといいたい」。

 

さて、最後に、上記で触れたゴネ留こと福留選手の話の続き。野球ファンから「がめつい」とのイメージがついている彼ですが、実は東日本大震災のときに寄付をしています。その額、球界No.1のなんと1億円とも。ただゴネるだけではなく、出すときには気風よく出す福留選手、男前で聖人ではないでしょうか?

 


週刊プレイボーイ 2015-12-14 発売号
歓喜のアップ、涙のダウン、大ゲンカに名言珍言 球史に残る銭闘をプレイバック プロ野球 あの契約更改がスゴかった!?
Fujisan.co.jpより

 

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