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RIP SLYME、15年目となる恒例のクリスマスライブ「CHRISTMAS TRIP」開催

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RIP SLYME、15年目となる恒例のクリスマスライブ「CHRISTMAS TRIP」開催

現在、来年2月26日の沖縄公演まで続くキャリア史上最長期間&最多公演となる全国ツアー「Dance Floor Massive V」を開催中のRIP SLYMEが、12月24日、東京・Zepp Tokyoでクリスマスライブ「Christmas Trip」を開催した。

2010年以来、毎回コンセプトが設けられてきた彼らのクリスマスライブだが、今回は札幌・名古屋・福岡・大阪・東京と5都市を回るグループ初のツアー形式に。しかも、全国ツアー中とあって「ツアー inツアー」というこれまた初めてのカタチとなった。

今回のツアータイトルは「クリスマスライブの旅(Trip)」と「クリスマスとリップ」を掛けたダブルミーニング。ちなみに過去開催されなかった2003年と2015年を除くと、今回は記念すべき15回目のクリスマスライブとなる。

開演時間ぴったりに場内が暗転。薄暗いステージに4つのシルエットが現れると、ドラムのソロプレイが始まり、ベース、ギター、キーボードが重なっていく。そう、今回のライブはバンド編成であることが大きな特徴。やがて白いジャケットに蝶ネクタイでフォーマルにキメたRIP SLYMEの5人が登場し、大きな歓声が沸くなか、RYO-Zが「メリークリスマス!」と挨拶。

続けて「今日はこの日だけの特別なChristmas Trip Bandと超ジャジーに超グルーヴィーにスウィングしていきたいんですけど、準備はいいですか?」と開会宣言し、ライブはバンド演奏によって大人味にアレンジされた「BLUE BE-BOP」から、お洒落なムードたっぷりに始まった。

続く「熱帯夜」はバンド演奏により原曲に比べて丸みを帯びたサウンドに。「LOVE& HATE」は原曲以上に和やかで温かい雰囲気をまとっていたのが印象的。この日最初のMCでRYO-Zが「今日は生音で気持ちいいでしょ」と投げかけ、観客に「ナマがキモチイイ!ナマがイイ!」と、聖なる夜に相応しくないコール&レスポンスをさせていたが(笑)、続く「SLY」「STAIRS」「Dandelion」「楽園ベイベー」も人力だからこそのゆらぎグルーヴが最高。

今回のライブではPESがギターを持ち「Dandelion」の演奏に参加。FUMIYAもDJに加え、パーカッションとギターを要所要所でプレイしていた。そのFUMIYAが陣取るDJブースは洗練された木目調のデザインで、この日メンバーが着ていたスーツはバーニーズニューヨークであつらえたもの。そんな趣向からも伺えるように、ここまでのステージは生演奏だからこそ生まれるオーガニック感とラグジュアリー感が感じられるものだった。

しかし、中盤の「Watch out!」では一転、強靱かつプリミティブな演奏で観客を鼓舞。「POPCORN NANCY」はFUMIYAがステージ前方のお立ち台に登り、イントロのギターフレーズをプレイしてスタート。ディストーションギターが炸裂する荒々しい演奏でフロアの熱気をますます高めていった。

ここでバンドメンバーが退場し、RYO-Z のMCへ。まずは「Dance Floor Massive V」ツアーを開催中であることに触れ、「今日は生バンドセットも見れたし、ここからはターンテーブルセットで今やってるDance Floor Massive風のステージも見れる。だからお得でしょ?」と、この日のセットが1度で2度オイシイ二部構成であることをアピール。一夜で2つのリップの顔が見られるとあって、会場に歓喜の声が上がった。

ライブ後半戦は、その「Dance Floor Massive V」ツアーで会場限定発売されている同名CDに収録の「Check This Out」からスタート。続けて「Hot Chocolate」「星に願いを」「FUNKASTIC」と低音が腹に来るファンキーなナンバーを畳みかけ、ターンテーブルとマイクだけのタイトなヒップホップスタイルで観客を踊らせていく。

その後は「クリスマスだからこういうムーディーなのも」(RYO-Z)という紹介から久々のライブパフォーマンスとなる「トゥナイト」へ。そしてスピーディーな「Super Shooter」を1ヴァースだけ挟んだところで、スペシャルゲストのCHOZEN LEEを呼び込み、「Dance Floor Massive V」収録の「The Man feat. CHOZEN LEE」へとなだれ込んだ。

先日公開されたミュージックビデオの格好を彷彿させる、ロングコートに山高帽というダンディな出で立ちで登場したCHOZEN LEEは、「Pull Up〜!」と叫んでイントロからリプレイさせるレゲエマナーを2度繰り返し、フロアのテンションをアップ。真っ赤なライトがステージを煽情的に照らすなか、4MC+CHOZEN LEEは男臭さ全開のエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、会場に熱狂の渦を巻き起こした。

次曲「JUMP」では楽曲にブルースハープで参加しているヨースケ@HOMEがジャンプイン。観客はビートに合わせて次々に飛び跳ね、フロアの興奮は沸騰状態に。その火照った体をクールダウンさせるように、RYO-Zの「これも僕たちの中ではクリスマスにしっくりくるナンバー」という前振りから「センス・オブ・ワンダー」へ。ラストのサビにさしかかったところで天井から雪が舞い散るロマンティックな演出で、本編が終了した。

大きな拍手で迎えられたアンコールは、まずPESとSUとFUMIYAがステージに登場。PESがギター、SUがベース、FUMIYAがドラムをジャカジャカジャカジャカ〜と鳴らす「とんだ茶番」(PES)を見せ、和気藹々と始まった。その後、DJセットでとびきりメロウでセンチメンタルな「黄昏サラウンド」を披露し、年末ソング&ライブお別れソングとして定番の「マタ逢ウ日マデ」へ。

「これで今日のライブは終わりか」という空気が漂うなか、演奏後にバンドメンバーを呼び込び、最後の最後に最高にアッパーな「JOINT」をバンド仕様で投下。RIP SLYMEからの思いがけないクリスマスプレゼントに会場のボルテージは再び急上昇し、クリスマスライブは高揚感と多幸感に包まれたダンスパーティーと化してフィナーレを迎えた。

Text by 猪又 孝
Photo by Yusuke Oishi (Marco Monk fiLM)

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RIP SLYME オフィシャルサイトhttp://www.ripslyme.com/

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