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秦 基博デビュー10周年記念アリーナツアー完走、自身初のハマスタワンマンは5/4に開催決定

秦 基博デビュー10周年記念アリーナツアー完走、自身初のハマスタワンマンは5/4に開催決定

2016年11月8日にデビュー満10周年を迎えたシンガーソングライター秦 基博の、全国6都市7公演・自身最大・自身初となる全国アリーナツアー「HATA MOTOHIRO 10 th Anniversary ARENA TOUR “All The Pieces”」が、12月23日マリンメッセ福岡にて、ファイナルを迎えた。

定刻を少し過ぎた頃、佐藤帆乃佳率いる8人編成のストリングス“All The Pieces Strings”が奏でる美しく厳かな弦の音色のOvertureが鳴り響く中、あらきゆうこ、鈴木正人、皆川真人、弓木英梨乃のお馴染のバンドメンバーと共に、秦がステージへ登場。アコースティック・ギターの音色と美しい歌声が爽快感を生む「青い蝶」で10周年記念アリーナツアーファイナルはスタートした。

立て続けに披露された「キミ、メグル、ボク」「色彩」では、客席が総立ちになり、序盤ながら会場は最高の盛り上がりを見せる。今ツアーは、曲によって色が変化するLED電飾“V-TUBE”が数百本ステージに立ち並ぶという豪華な照明演出も見所の一つだ。「色彩」では、“V-TUBE”が次々と色を変え、文字通り楽曲を彩った。

「“All The Pieces”へようこそ!ツアーファイナル福岡!盛り上がって行きましょう!」とこの日最初のMCの後、一旦ストリングスが抜けると雰囲気が一転。ベース鈴木正人とドラムあらきゆうこの抜群のグルーヴが少し怪しげな雰囲気を生む「赤が沈む」、ファルセットボイスと深淵なサウンドが不思議な高揚感をもたらす「ディープブルー」を続けて披露し、会場を赤から青へ染め上げた。これらはアルバム収録曲だが、独特で深い世界観を持っており、紛れもなく“シンガーソングライター秦 基博”の一面を形成している曲達と言えるだろう。

「福岡に来るのは、今年の『青の光景』ツアー以来です。1年に2回も福岡でライブが出来て幸せです。」と嬉しさを表現した後は、新海誠監督劇場アニメーション『言の葉の庭』エンディングテーマの「Rain」(大江千里カバー)へ。最近改めて注目を集めているこの曲では、“V-TUBE”が無数の青い線へ変わり、会場に雨を降らせる演出を作った。

その後、客席中央に設けられたセンターステージへ移動し、アリーナツアー・スペシャル企画“ピースの窓口”へ。これは、秦にゆかりのある著名人から質問や悩みがVTRメッセージで届くという企画で、これまでの会場では、いきものがかり、KAN、レキシ、スキマスイッチ、森山直太朗、大沢たかお、優香といった錚々たる著名人からメッセージが届き、会場を盛り上げた。この日VTR出演したのは、公私ともに交流のあるシンガーソングライター、平井堅。「その豊かな毛量を保つ秘訣を教えて下さい。」という平井のユーモア溢れる質問に、苦笑しながら「いち髪を使っています。」と自身がCMソングを歌った事のある商品“いち髪”を引き合いに出し、会場の笑いを誘った。

“ピースの窓口”の後はそのままセンターステージへ残り、デビュー5周年の2010年に発表され代表曲となった「アイ」、昨年リリースのオリジナルアルバム「青の光景」のラストを飾る名曲「Sally」(各会場日替わり選曲)を、弾き語りで披露。観客から最も近いセンターステージで、アコースティック・ギターと歌声だけというごまかしの利かない最小限のサウンドで披露されたこのパートは、秦がこの10年間で培ってきた“弾き語り力”が凝縮されたものであり、アリーナ会場でのライブだという事を忘れてしまうかのような不思議な静寂の中、観客一人一人の心へ届けられた名演となった。

メインステージへ戻った後は、バンドと共に、2006年リリースのデビュー曲「シンクロ」、弓木英梨乃のソリッドなギターが冴えわたる「Q & A」、映画『聖の青春』主題歌の「終わりのない空」などアッパーチューンで、弾き語りパートとの緩急をみせた。

その後、アリーナライブならではといえるウェーブ作りやクラップで会場のボルテージを一気に上げ、「グッバイ・アイザック」「スミレ」へ。「スミレ」は、会場全体がミュージック・ビデオで注目を集めた“スミレダンス”を踊る楽しい雰囲気の中演奏された。

メンバー紹介を挟み、この10年で一番歌った曲と本人が語る「鱗(うろこ)」と「メトロ・フィルム」を演奏し、最新曲「70億のピース」へ。“平和”をテーマにした、10年経った今だから生まれたと言える感動のミディアム・バラードだ。皆川真人による美しいウーリッツァーの音色と共に情感たっぷりに歌いあげ、本編は終了した。

アンコールに応え再登場した後は、「朝が来る前に」を披露。秦とストリングスのみというアレンジで演奏され、シンプルながら幻想的な美しい響きに会場は息をのんだ。その後“All The Pieces Strings”のメンバーを一人一人紹介した後、「ここで発表があります!」と嬉しいMCが。アリーナツアー初日に発表されていた来年開催の横浜スタジアムでの初ワンマンライブの日程が、5月4日(祝・みどりの日)に決まったと発表され、会場は歓喜に沸いた。このライブは、12月29日15:00から1月15日23:59まで、秦の公式ファンクラブHome Groundにて先行予約抽選受付が行われる。

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