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介護は机上の空論でまかりとおらない!要支援者の立場に立つことで気づいたこと

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みなさん、こんにちは。要介護5の義母を在宅介護している満枝です。今回、主介護者である私の突然の怪我により感じた、支援される側の気持ちついて書きたいと思います。

主介護者の突然の怪我にも対応いただく…

「痛っ!」

干し柿を作ろうと思い、軒下に干し場を作るための棒をかけようとして、縁台の上の椅子でバランスを崩し…軽やかに飛び降りたつもりが…裸足で足の裏を強打!

なんとか車を運転してすぐ近くの病院へ…踵そばの腱を切ったようで、「2週間安静にしていれば大丈夫!」と、ギブスと松葉杖(~_~;)足をつくことができない上に、松葉杖を使っている状態では、物を運ぶことも出来ず…まず頭に浮かんだのは、義母の事!!要介護5の義母はデイサービス中!なんとか帰宅して、家族とケアマネジャーに電話しました。

ケアマネジャーは、すぐに義母がショートステイを利用できるよう、当面2週間の予定変更手続きをしてくださいました。サービス利用予定だった事業所に、キャンセル手配もしてくださって…。ケアマネジャーとして当たり前のことだと言われますが、「治療に専念するように…」と言う一言と、素早い対応で安心して過ごせる環境を整えてくださったので、その夜、足の痛みはありましたが、ぐっすり眠れました。

調整と安心の提供に感謝

その後、手首も痛めていたことがわかり、松葉杖がしっかり使えず、足をしっかり安静に保てなかったためか、ギブス生活が長引きました。完治…どんな状態を言うのか…痛みはおさまり、歩ける状態でも、外出時には固定装具を着けて…と指示がでました。年齢とともに療養期間が長くなりますね(笑)

義母のショートステイも1ヶ月を迎えようとしていますが、もうしばらく続きます。急遽利用させてもらいましたが、ケアマネジャーと事業所の理解と協力に心から感謝しています。

様々な調整があったと思いますが、私には全く問題ないように、《安心》を提供していただきました。あらためて日頃からの関係性、コミュニケーションの大切さを痛感しました。

支援のありがたさに気づく

今回、個人的に気づいたことがあります。

それは、私が支援される側になったことで、「何かあったら遠慮なく言ってね!」という声かけに、遠慮なく言うことができない自分がいること。怪我はしたものの、他はいたって健康!!全く外出できないわけではなく、頑張れば外出できそうだったため、相手の状況を考えたら遠慮してしまい、こちらの要望や悩みを気軽に言えないことに気づいたんです。

支援する…何よりも声かけの大切さを痛感しました。
声かけ…直接顔を見たり、状態を見たり、声を聞いたりすることだと感じました。

支援される側からすると、支援する側が《待ち》の状態では、見えない事がたくさんあることに気づきました。

それからもう一つ気づいたことは…ギブスが外せるようになり、ひとりで自由に、快適に、外出することの喜びを感じました。その際、痛みのため長時間歩けないので、車を運転してしまいます…公共の交通機関を利用するために時間と労力を使うより、手軽に車を使ってしまいます。家族や友人は、「まだ完治したわけではないのだから、運転は危ない!」と注意します。

高齢者が、なかなか車の運転をやめることができない理由を垣間見たような気がしています。ダメだと注意されても、自立して動くことができる喜び、快適さに勝るものはないと…ただ、現在のように、認知症が疑われるような高齢者の運転による事故が起こると…難しい問題ですね。

しかし、相手の立場に立って…机上ではわからなかったものに気づけた貴重な期間を過ごせた気がしています。

義母が帰ってきたら、+αの声かけ…心がけたいと思います。

前回記事:「認知症介護はひとりで抱えこまないで」分かっていても抱え込んでしまう家族の本音

この記事を書いた人

満枝

1961年生まれ。若年性アルツハイマー病を発症した義母の在宅介護を21年間山あり谷あり続行中。育児と介護を同時に行うダブルケアの経験者。現在、育児は卒業。在宅介護で潰れそうになった経験から、《育児も介護もたくさんの目と手と心が必要》と実感。現在は、認知症サポーターメイト、民生委員として、その思いを発信中。

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