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猫の腫瘍について-いざという時のための基礎知識-①

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健康なときから、年に1回の健康診断を。
7歳過ぎたら、半年に1回の健康診断を。

猫ちゃんの健康への意識が高まり、最近は定期的な健康診断にご来院くださる飼い主さんが増えてきました。そこで多いのが「腫瘍」にまつわるご相談です。とあるペット保険会社の調査でも、腫瘍での動物病院受診は年々増加しています。
ところで、そもそも「腫瘍」ってなんでしょうか?悪性のできもの?ガンと同じ?
「腫瘍」「ガン」「悪性新生物」いろいろな言葉があってややこしい上に、「なんとなく怖いもの」というボンヤリしたイメージが更に不安をかきたてますよね。

そこで今回から、猫の腫瘍にまつわるお話をシリーズで綴っていこうと思います。猫ちゃんを健康診断に連れていって、
「皮膚に腫瘤がありますね~」
「腫瘤?なにそれ、腫瘍?つまり癌だよね?ガーン!」と取り乱さないために、まずは「腫瘍」の基本を学びましょう!
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「冬のさなかに、寒いギャグ言ってごめんなさい。」

【そもそも腫瘍とは】

ではまず、「腫瘍」の定義とはなんでしょうか?
とても簡単に述べると、「組織や細胞が体内で過剰に増殖したもの」です。生き物の身体を作っている細胞は絶えず細胞分裂を繰り返して新しい組織を作っています。いわゆる新陳代謝やターンオーバーと呼ばれるものがそれだと思って頂ければいいです。
そう、「腫瘍」というには「悪いもの」という意味は含まれていないのです。

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「腫瘍」とは、「腫瘤」のうちのひとつの種類です。「腫瘤」とは、単に「かたまり」という意味。それ以上でもそれ以下でもありません。先生が「ここに腫瘤がありますね」と言っていたら、「ここになんかある!」をかっこ良く言っているだけです。「しこり」も同義ですね。

そして、腫瘤を「細胞の過剰増殖を伴うもの」「伴わないもの」で分けましょう。もうおわかりだと思いますが、前者が「腫瘍」、後者はそれ以外です。腫瘍以外のものには、イボ・ポリープ・タコ・おでき・炎症性肉芽などが含まれます。

そして、腫瘍には良性と悪性があります。悪性腫瘍のことを一般的に「がん」と呼んでいます。良性か悪性かは、細胞の「顔つき」で見分けられます。この「細胞の顔つき」を見るのが、いわゆる「細胞診」や「病理検査」といわれる検査です。
悪性腫瘍を構成している細胞は、悪い顔をしています。・・・って、なんだそりゃ!ですよねー。ざっくりまとめると、「今からめっちゃ増えて増えて増えまくってやるからな!」「もともとの細胞の形なんて無視してやるんだからな!」というサインが見られます。これら「悪そうな顔つき」のことを、「異型」と呼びます。悪人にも小悪魔から極悪人まで色々いるように、悪性腫瘍にも「悪性度」があり、めっちゃ悪い顔つきをした細胞は「異形性が強い」といわれ、ほぼ間違いなく極悪人です。

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「腫瘍」といっても良性と悪性があるから、そんなに悲観しないでほしいです・・・と言いつつ、猫の腫瘍は「悪性腫瘍」である確率が高いのも事実です。早期発見が何より大事になってきます。と、今日はこのへんまで。次回以降に続きます。

【おまけ】

なんかしこりがあるな~、いや、気のせいかな?ひょっとして猫の体にはみんなある出っ張りかな?病院に行って笑われたら恥ずかしいな・・・とかとか、迷う前にとりあえず病院に行くのをおすすめします。特にペット保険に入られている方。飼い主さんが「腫瘍かな?」と思って受診された場合、診察の結果それが「ただの肉球」でも、「ただの毛玉」でも、「腫瘍」として保険適用できます。※保険会社の規約によっては適用されない場合もありますので、契約をご確認ください。また、当然ですが悪用はしないでくださいね!

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