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パリは本当に花の都なの?地方都市に住むフランス人から見たパリの姿とは

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地方都市に住むフランス人は「パリはフランスじゃない」とよく言います。それってどういうこと? と、初めて聞いた時はとてもびっくりしました。「パリはパリであって、フランスではない。パリ以外の都市こそが本当のフランスだ」といったちょっと極端な意見まで飛び出します。TABIZINEでも一生に一度は行ってみたい!「本当のフランス」を感じる最も美しい村6選などで、フランスの地方の魅力をお伝えしましたね。

議論好きなフランス人にとって「パリVS地方都市」は永遠のテーマ。地方に住むフランス人から見たパリの姿をレポートしたいと思います。

地方ごとに発展をしてきたフランス

花の都パリって実は嘘? 地方都市に住むフランス人から見たパリの姿とは
フランスの歴史を紐解いていくと、フランスという国は地方ごとに発展をしてきました。例えば有名なところで言うと、ブルゴーニュ、ブルターニュ王国。フランスはこの地方色というのが、生活習慣や共通の価値観などの文化に色濃く表れています。

例えば、フランスには日本のように国民食というのがあまり見られません。日本だと味噌汁、天ぷら、うどん、そばなど日本全国で共通して食べられる料理がありますね。しかし、フランスだと国民食といえば、パンやポトフが思いつくぐらい。フランス人の食生活は郷土料理が基本となっているのです。フランス人のアイデンティティは地方との結びつきが強いように感じられます。

パリには文化って実は・・・

花の都パリって実は嘘? 地方都市に住むフランス人から見たパリの姿とは
パリには劇場や美術館が多く、世界に誇る「芸術の都パリ」は全てのフランス人が認めるところです。その反面このように地方の文化が強い国なので、パリの文化には歴史の重みが感じられないとフランス人は言います。パリの文化が世界的に華やいだのは100年ちょっとの話。1900年代初頭に芸術家たちが集まり、パリの文化は大きく発展しました。私たち外国人はフランスの文化と言えばその時代のものをイメージします。

しかし、フランス人によると、パリはそもそも地方都市の一つ。その他の地方都市も世界的にはあまり知られていませんが、独自の芸術や文化が発展してきました。極端ですが、地方の文化の方が実は豊かなのだとフランス人は主張します。確かに、地方にはパリではあまり見られない種類の世界遺産も多く存在しますね。

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パリには上流階級の街?

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パリは物件が高いことで有名です。実際、パリの中心部や16区の高級住宅街に住めるのはお金持ちの上流階級のみ。特にここ十年でアパートの値段が高騰したことによって、よほどの資産家でない限り、高級住宅街以外のパリであってもアパートを購入することは難しくなりました。そういった背景もあって、パリは万人を受け入れない、特権階級の人たちが住む街という風に思われているのです。

自然がないパリ

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フランス人にとって自国の文化遺産の一つは、豊かな自然。フランスの地方各地にはそんな豊かな自然があります。しかし、パリにはブーローニュとヴァンセンヌの森があるだけで、自然がある街とは言えません。ましてパリでは近年大気汚染が深刻となっており、時々車の通行規制がかかるほど。地方に住むフランス人にとって、自国の象徴である自然がないパリはフランスであっても異質な街と捉えられているのかもしれません。

地方に住むフランス人がみるパリのイメージ

花の都パリって実は嘘? 地方都市に住むフランス人から見たパリの姿とは
地方に住むフランス人はパリは通勤に疲れるとよく言います。「毎日、満員電車に乗って仕事しなければならないなんて、ストレスでしかない。パリジャンの顔を見てごらん。くまができているよ。そんな生活なんて考えられない」といった風に、パリで生活をするということに、最悪なイメージを持っています。

またよくパリジャンは地方のフランス人に比べて冷たいと言います。地方にも住んだこともある筆者は、そんな風に思ったことはありませんが、フランス人が「パリVS地方都市」のテーマで議論をする時に必ず出てくる主張です。

花の都パリと言われていますが、フランス人がパリを語ると違った顔が見えてきます。「パリはフランスではない」と主張するのは、パリはフランスの本来の姿からは遠い、大都会特有の異質要素を多く抱えているからかもしれませんね。フランスはパリだけではなく、地方を見ることによって、フランスという国を知ることができるように思います。

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[All Photos by shutterstock.com]

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