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貯蓄900万円以上でも7割が老後資金に不安。どう備えればいい?

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貯蓄900万円以上でも7割が老後資金に不安。どう備えればいい?

NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の「老後とお金に関する調査」によると、貯蓄が 900 万円以上あっても「老後の生活資金に不安」を感じる人は7 割を超えるのだという。年代別の違いに着目して、老後とお金について考えてみよう。【今週の住活トピック】

「老後とお金に関する調査」の結果を発表/日本FP協会

貯蓄額が900万円以上でも7割超が、老後の生活資金に不安

「老後の生活資金について不安に思うか」を聞いたところ、全体では不安に思う人の割合は81.3%(「不安に思う」43.0%・「どちらかと言えば不安に思う」38.3%)となり、多くの人が不安を感じていることが分かった。

この調査は、20代から70代以上の各年代の男女100名ずつ、計1200名に実施しており、年代別に見ると、20代~50代では8割以上が老後の生活に不安を感じているが、年金世代の60代・70代では8割を切っている。なかでも20代~40代の若年世代では、「不安に思う」の回答が多いのが特徴だ。(画像1参照)【画像1】あなたは、ご自身の老後の生活資金についてどのように思いますか【年代別】(単数回答)(出典/日本FP協会「老後とお金に関する調査」)

【画像1】あなたは、ご自身の老後の生活資金についてどのように思いますか【年代別】(単数回答)(出典/日本FP協会「老後とお金に関する調査」)

次に貯蓄別で見てみると、貯蓄している額が多いほど老後の生活への不安は減っていく傾向にあるが、貯蓄が900万円以上の人でも71.3%は不安を感じている。貯蓄があっても、老後の生活資金が不安であるということは変わらないといえそうだ。【画像2】あなたは、ご自身の老後の生活資金についてどのように思いますか【貯蓄額別】(単数回答)(出典/日本FP協会「老後とお金に関する調査」)

【画像2】あなたは、ご自身の老後の生活資金についてどのように思いますか【貯蓄額別】(単数回答)(出典/日本FP協会「老後とお金に関する調査」)

「老後資金」の準備は預貯金か、働き続けるか

老後の生活資金を支えるのは年金だ。しかし多くの場合は、年金だけで老後の生活資金をまかなうことが難しく、別に老後資金を用意する必要がある。

調査では、年金以外に老後資金をどのように準備するかを聞いている。一番多い回答は、30代~50代では「老後も働く」であるのに対し、60代・70代以上では「預貯金で準備する」と、年代で違いが見られた。男女別でも違いが見られ、一番多い回答が男性では70代以上を除いて「老後も働く」であるのに対し、女性では30代を除いて「預貯金で準備する」となっている。

さらに「お金にまつわることで悩んでいること」を聞いてみると、一番多い回答は、20代~50代では「年金がもらえるのか心配」、60代・70代以上では「老後の医療費や介護費がいくらかかるかわからない」となった。

60代以上では受給できる年金の額が把握できるようになり、貯蓄額と合わせてトータルの資金が分かるものの、医療費や介護費といった大きな支出の見通しが立たないのが悩みになるようだ。一方、50代以下ではそもそも年金がどの程度もらえるのかが分からないので、老後資金への不安が強いということなのだろう。

不安のままにせず、マネープランの見える化を

若い世代にとっては、老後はまだ先の問題でよく分からないと思いがちで、年金世代になると、どの程度長生きするか、医療費や介護費がどの程度かかるかが見通せないので不安に感じるという構図がうかがえる結果だ。ここで、やってはいけないことは、よく分からないからとりあえず放っておくということだ。

最近では「ねんきん定期便」が送られるようになっているので、50歳以上になると老齢年金の年金見込額が分かり、ある程度の見通しが立つようになる。もちろん、自営業か会社員か、単身か2人暮らしか、共働きかなどで事情は変わってくるので、現実的に老後資金をどう用意するかは、FPなどの専門家に具体的に家計のシミュレーションをしてもらうなどで、検討するとよいだろう。

一方、若い世代では不確定要素が多いので、老後の家計の収支は不透明だ。だからといって放っておくと、「定年前になって老後資金の不足が分かったけど、打てる手があまりない」ということになりかねない。

例えば、一般的に言われる老後資金3000万円(60歳定年、夫婦二人、医療・介護費用や住宅リフォーム費用含む)など、具体的な目安額を設定して計画的に貯蓄をしていくとよいだろう。長い時間をかけて複利(利息を次の元金に組み入れて利息をかけていく)で貯蓄できるので、少額ずつでも続けていけば老後までには大きな額になる。退職金をまるまる老後資金に充てれば、老後資金の準備ができるはずだ。

もちろん、住宅費用や教育費用など多額な支出も考えておかなければならないので、いつごろどんな支出が想定できるのかといったライフプランを考えながら、適宜マネープランを見直して貯蓄の使い方を検討するとよいだろう。

見えないから不安、分からないから悩むのは当然のこと。おおおまかでも形が見えて正体が分かってくると、不安も軽減されるものなので、「備えあれば、憂いなし」となるだろう。●関連記事

・【連載】40代から考える老後のお金
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