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薄暗い部屋の中で絶対安静に…。油断が招いた高血圧、陣痛の恐怖と戦った入院2日間

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調子に乗っていました。

妊娠中、体重は増えるもの。食事はお腹の赤ちゃんの栄養にもなるし、友達も母親も15キロ太ったって言ってたし…と、好きなものを好きなだけ食べてました。

臨月を迎え、いつも通りの定期検診で、

「ちょっと血圧高いね。薬出しておくね」

ニフェジピンを服用するよう言われました。

薬嫌いな私は、ちょっと血圧が上がっただけで大袈裟だわと食事も変えず、薬の服用も何回か忘れて、次の定期検診を迎えました。

「血圧さらに上がってますね、入院です」

マジか…今まで体重以外は何も指摘されなかったのに…二回引っかかるだけで入院……唖然とする私。 関連記事:血管が切れてもおかしくないほど重度の妊娠高血圧症に。里帰り2日目にして緊急入院!

個室に案内されパジャマに着替えます。

看護師さんがカーテンを閉め、

「血圧の上昇を抑えるため、なるべく暗くします。テレビラジオ禁止、携帯も連絡以外使用しないで下さい」

薄暗い部屋の中、重いお腹を抱えながら何もせず過ごすと、気分はどんどん落ち込んでいきます。

思えば、私のマタニティライフはキラキラしたものではありませんでした。趣味のお酒を我慢し、その分食べたせいかお腹は早くからパンパン、動くのが億劫でずっと寝ていました。

出産がとても痛いということを多くの友人から聞き、このお腹から解放されたい、でも、その時を迎えるのが怖い、どうしようもない思いを、時間に身を任せながら抱えていました。

今考えると、体重の増加以外にもお産への恐怖心が高血圧症を招いたのかもしれません。

「妊娠しているから血圧が上がっている、この状態が続くと母子共に危険。妊娠を終わらせることで血圧が正常に戻るようにします」

先生に言われ、早く産む方向で治療は計画されました。 関連記事:「危険です。今すぐ出します」ためらう間もなく帝王切開に!本当に怖い妊娠中毒症

陣痛促進剤の投与が開始されます。

私の体は、左腕に促進剤と降圧剤の点滴、右腕に血圧モニター、指にパルス、お腹には赤ちゃんの心拍モニターと、こんなに体中繋げることってあるの?というくらい何かに繋げられました。

それにトイレでは降圧剤の分量の関係で自分の尿量を量らないといけません。

暗い部屋の中、鎖に繋がれ、シャワーも浴びられず、自分の尿を量る…入院の2日目までこの状態は続きました。

3日目でだんだんお腹が痛くなり、破水。

陣痛は気づいたら5分感覚になっていました。

「この世の地獄が始まる」そう旦那さんに愚痴を言った後、どんどん痛みが増す陣痛にひたすら耐える私。痛みのせいか、寒気で体中がカタカタしてきます。

分娩室へ移動し、いきみます。

一度便が出そうになったので「うんこ出るー!」と言葉にオブラートを包む余裕がなく叫んでしまい、恥ずかしかったです。看護師さんに「大丈夫ですよ、赤ちゃんですよ」と言われさらに恥ずかしかったです。

排便と同じ感覚だとわかってからは早かったです。高速で産みました。

というのも、このまま陣痛と寒気が続いていたら死ぬと本能で感じたからです。

周りの看護師さんが用意出来ていなくて慌てていましたが、生きるか死ぬかの瀬戸際パワー舐めんなよと思いました。

出産した日は39度まで熱が上がって治まらず、赤ちゃんの血液検査も1項目だけ数値が異常だったのですが、翌日から私は平熱になり、赤ちゃんの検査も問題なくなりました。

退院し1週間後には血圧は正常になり、私の治療は終了しました。

著者:ごむじろう

赤ちゃんの予定日が4月中旬だったので同い年の中で成長が早い、ラッキーと思っていたら、正産期で妊娠高血圧症と診断され早めの出産により3月生まれになってしまった早生まれの子のママです。同い年の子は歩いてるけど、うちの子は必死で寝がえりしていて可愛い。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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