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子育て備忘録5──感情のコントロール、できていますか?

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 我が子が一歳を過ぎて数ヶ月。だんだんできることが増えてきて、本人もそれが楽しいようだ。
 よく歩くようになったし、「バイバイ」や「いただきます」などの簡単な仕草なら、覚えて毎日使っている。まだしゃべることはできないが、いつ何を話すのかとわくわくしながら待っているところだ。

 言葉はまだ出ないとは言え、言われたことは多少なりとも理解しているらしい。たとえば、わたしが床に散らばっているおもちゃを指さして「これをないない(片付け)して来て」と我が子に言えばそのおもちゃをつかんでおもちゃ箱に入れに行くし、「靴下を履こう」と言ってわたしが靴下を取りに行くと後ろからついてきて、ふと振り返るとタンスの脇に座って足を出して待っていたりする。(我が家では基本的に子どもには外出時のみ靴下をはかせている。そのせいか、我が子は靴下をはけば外へ出かけられると思っているらしい。嬉々としてついてくる。)
 少し前までは歩くどころか座るのにも一苦労だったのに、いつの間にかこんなこともできるのかと喜びつつ驚いている。

 動くこともままならないような赤ちゃん時代は、何もできないのが当たり前だった。赤ちゃんによっては「できるけど、したくないからしない」ということもままあるようだが、それでも何かができるようになったら大喜びしたし、今もしている。
 しかし、近頃は知恵がついてきたのか、できることなのにしようとしないことが増えてきた。それに伴い、何度も言って聞かないとわたしが怒ることも増えてきている。わたしはおもちゃを片付けて欲しいけど、我が子はまだ遊びたいから片付けようとしないといった具合だ。はじめは片付けていたのに、途中から遊び始めるようなこともある。どうやら途中で片付けていたことを忘れてしまうらしい。こういう時、無性に腹が立ってしまうのだ。

 子育ては思い通りに行かないのが普通で、それは分かっているつもりだ。もちろん、我が子がかわいいのは変わらない。これくらいならできると期待してしまうから、腹が立つのだろう。できないのがわかっている時は、こんなことで腹が立つことはなかった。
 加えて、あれが終わったらこれもして、あれとこれと……などとこちらの算段や考えを一瞬で崩されてしまうことも、イライラする理由の一つなのかもしれない。

 この苛立ちや腹立たしさと、果たしてどう向き合うべきだろうか。たとえ大声で怒っても、怯えさせてしまうことはあっても理解しないように思う。それでは意味がない。結局、叱ったつもりがただ怒っただけに過ぎず、怒り損だ。
 こちらの要望が伝わらないなら、親がもっと冷静になるべきだろう。どうして欲しいか、何がダメなのかを伝える方が効率がいい。お互いのためにもその方が良いような気がする。

 よく、「怒る前にひと呼吸おくと冷静になれる」とか「言う前に一回飲み込むといい」などと言う。だが、短気なわたしにはどれも不向きだったらしい。どちらも全くできないでいる。
 しかし、このままではいけない。そう思い、考え、辿り着いたのが、紙に書くことだった。
 なぜ腹が立つのか、どう思っているか、どうして欲しいのかなど、何でもいいから思ったことを全て紙に吐き出す。紙が面倒ならば、スマートフォンやタブレットでもいい。冷静な時に書き出すことで自分を見つめるのだ。自分でも意外なほど客観視できるので、問題解決の糸口が見つかるかもしれない。

 育児をしていると多少の疲れやストレスが出るものだが、育児をしている限りそれはどうにもならない。自分でコントロールするしかないのだが、難しいことだとつくづく思う。あまり我慢しすぎてもよくないが、子どもの心をかき乱すことも本意ではない。冷静に、冷静にと自分に言い聞かせている。自分の気の短さは自覚していたが、こんな機会でもなければ見つめ直すこともしなかっただろうと思うと貴重だ。

 喋るようになったら、さらに自己主張するようになるのだろう。楽しみな反面、恐ろしくもある。うわさに聞く「魔の二歳児(最近は一歳半とも言うらしい)」と向き合うべく、今から心づもりをしておこうと思う。

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 高梨 廉) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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