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《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

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《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説
受験生のみなさんにとって12月は追い込みの時期ですね。年末は何かとイベントも多いので、いかに勉強に集中できるかが重要になってきます。

そこで、勉強の合間の間食にオススメするのが「チョコレート」です。

今回は、これから受験シーズンを迎える受験性のみなさんに、本番を乗り切る為のチョコレート活用法や脳との関連性などを医師の建部先生に解説していただきました。

チョコレートに含まれる有効成分

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説
■ カカオポリフェノール(エピカテキンとフラバノールで主に構成)
■ カルシウム
■ マグネシウム
■ 鉄
■ 亜鉛
■ 食物繊維(リグニン)
■ テオブロミン
■ カフェイン
■ ブドウ糖

一般的に売られているチョコレートではなく、健康面でおススメなのは現時点で医学的に効果があると証明されている、いわゆるカカオ含有量が高いダークチョコレートとなります。

チョコレートが与える脳への効果

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

カカオポリフェノールの効果

カカオポリフェノールを多く含むチョコレート(いわゆる高カカオチョコレート)を一定期間継続的に摂取すると、脳血流量ならびに血液中の脳由来神経栄養因子が上昇すると言われています。

脳由来神経栄養因子(BDNF)の効果

脳由来神経栄養因子(BDNF)は脳-中枢神経系や一部の末梢神経系において、神経細胞同士のネットワークの維持・再生と新しいネットワーク構築を促す働きがあるたんぱく質の一種です。

大脳においては学習、記憶、高度な思考に必須の領域である海馬、大脳皮質、大脳基底核で含有・活性化されていて、脳由来神経栄養因子(BDNF)は長期記憶に極めて重要な物質であることも確かめられています。

また加齢により低下してゆくことや、アルツハイマー病の方では脳由来神経栄養因子(BDNF)は低下していることも明らかにされています。

チョコレートが与える精神面への効果

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

ストレス反応の緩和

動物実験においてカカオポリフェノールに、ストレスがかかると分泌されるストレスホルモン(糖質コルチコイドの一つであるコルチコステロン)の分泌を抑制する作用が認められています。

つまり、ストレスを感じる場面に遭遇しても、ストレス反応が抑制されることに加え、すでにストレスを感じている場合でも、カカオポリフェノールを与えることによって、ストレス反応が緩和されることも判明しています。

このことから、ストレスにさらされている受験生においては、過剰なストレスによる全身状態の変化を緩和してくれる可能性があります。

ドーパミン分泌による精神安定やリラックス効果

一般的なチョコレートを摂取する場合、そこに含まれる適度なブドウ糖をはじめとする糖質を摂取すると脳のA10神経系というところが刺激されます。

するとドーパミンという脳内物質が分泌され、強い快感をもたらし、一定の精神安定効果・リラックス効果が認められます。

ストレスにより精神的に不安定になりがちな受験生にとっては有益な効果が期待できます。

チョコレートが与える肉体面への効果

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

眠くなりにくい効果

コーヒーや紅茶に含まれていることで有名なカフェイン、またそれに類似した穏やかな効果を示す物質「テオブロミン」の働きにより、緩やかな覚醒効果が続く効果が期待できます。

便通が改善などの整腸効果

カカオが含む食物繊維である「リグニン」の働きにより、整腸作用により、ストレスで下痢傾向になる方や便秘傾向の方の症状緩和・整腸効果が期待できます。

ちなみに「リグニン」は、ゴボウに多く含まれる不溶性食物繊維として有名です。

傷の治りが比較的早くなる傾向

埼玉医科大学総合医療センター-高度救命救急センターによると、チョコレートの摂取により治療難渋し全身状態の悪化まで伴った傷が回復したケースがあるとされます。

理由として、チョコレートに皮膚の再生に必要な微量元素の亜鉛が多く含有されていたことと、同じく含有されるカカオポリフェノールの抗酸化作用により過剰な炎症を抑制する作用があったためと考察しています。

多くの同じような患者さんに当てはまるかどうかはさらなる研究結果を待つ必要がありますが、説得力のある発表といえるでしょう。

アレルギー性疾患の緩和効果ならびにアンチエイジング効果

ヒトが体内に侵入していたウイルス、細菌、アレルゲンといった病原体を攻撃する兵器の一つに活性酸素が挙げられます。

この活性酸素はいろいろな病原体を攻撃・排除できる重要なものですが、それが過剰となるとヒト自身の体を攻撃するため、老化の促進や体に害がないハウスダストや花粉にも反応し、アレルギー症状をきたします。

また、カカオポリフェノールは、強力なポリフェノールの一種であるエピカテキンとフラバノールで主に構成されています。このポリフェノールによる高い抗酸化作用により、これら過剰な活性酸素の働きを抑制するため、花粉症などのアレルギー性疾患の緩和効果ならびにアンチエジング効果が期待できます。

受験生にオススメのチョコレートの間食方法

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

食べる時間帯

試験開始または勉強する時間の2~3時間程度前に、摂取されるのがよいでしょう。

1日の摂取量目安

農林水産省などが策定した食生活の指針によると、チョコレートのような嗜好品の摂取量は1日200キロカロリー以内が望ましいとされています。

カロリーが高い為、実際には板チョコなら1日あたり1/2~2/3枚程度を上限が望ましいでしょう。

なお、少量であっても長期間で摂ることがチョコレートの効果が期待できるとしています。

チョコレートを食べる際の注意点

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説

チョコレートアレルギー

チョコレートやココアなどのカカオ主原料食品には、チラミンと呼ばれる血管浮腫物質が含まれており、チョコレートアレルギー(またはカカオアレルギー)と呼ばれる食物アレルギー症状、具体的には下痢、嘔吐、鼻血、腹痛、痙攣、ひどい場合には生死に直結するアナフィラキシーショックを起こす場合があります。

これとは別に、カカオにはニッケルという金属の含有量も多くそれに対する金属アレルギーも湿疹などの形で出現する可能性もあり、注意が必要です。

間接的なドーパミン依存のリスク

チョコレートが有する多くの糖質が脳内物質のドーパミン分泌を促しますが、人が本来有する脳内麻薬でもあるため、その過剰摂取によりリラックス効果を通り越し間接的なドーパミン依存の状態になり得ます。

糖質・脂質の過剰摂取

ドーパミン依存に基づくチョコレートの過剰摂取は多量の糖分・脂質を体内に取り込む結果となり健康に良くありません。

高カロリーによる食生活の乱れ

チョコレートの材料や製法をみると、カカオより抽出されたカカオバター、砂糖が主原料である事実は変わりがありません。

高カロリーなので、食べすぎには注意ですし、チョコレートの効果を過信して食生活のアンバランス・生活習慣の乱れを正さないといったことは本末転倒です。

これらのことから、一定の睡眠時間確保や総合的な栄養バランスの観点から、通常の食事でたんぱく質やビタミン・ミネラルを豊富に含むものを別途摂っていただくことをおすすめします。

最後に医師から一言

《受験生必見》脳と体に嬉しい“チョコレート効果”を医師が徹底解説
今年も寒い冬がやってきました。冬といえば年明けから始まる受験を個人的には思い起こさずにはいられません。

勤務先からの帰路の折に、ハンバーガーショップなどのカウンター席等で一生懸命に勉強されている受験生の方々をお見かけするようになりました。

チョコレートの上手な活用で不安定になりがちな健康状態を維持・向上に繋げていただければ幸いに思います。

(監修:医師 建部雄氏)

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