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「ばぁばの腎臓全部持ってってもいいのに」ママになって最初の試練、母の胸で泣いた日

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かわいい男の子を出産し、幸せいっぱいだった産後2日目のこと、担当の先生から予期せぬことを伝えられました。

「産前最後の診察時の所見から、腎臓がよくない可能性があるので、小児科の先生にエコーで見てもらいます」

あまりの動揺ではっきりとは覚えていませんが、このような内容を言われた気がします。

その日は、信じたくない気持ちが強くて、お見舞いに来た誰にも言わず、その言葉を深く考えないようにしていました。

翌日の朝、早速小児科の先生が来て、

「両方の腎臓に嚢胞があるように見受けられる。

今のところは尿が出ているので安心だが、MRIで確認した後、他の大きな小児専門の大きな病院に見てもらうことになると思う。遺伝性が強いものなので身内にそのような人がいるか確認をしてほしい」

エコーの写真を見せられながら、そんな内容を聞かされました。 関連記事:新生児マス・スクリーニング検査で娘の病気が発覚。母として、最初の試練

ママになりたてで不安の方が大きい中、1人きりでその話を聞いて、ただひたすら涙が溢れるばかりでした。

数時間たち、涙も枯れ、考える力も無くなっていた時に、着替えを持って実母がやってきました。

新米とはいえ、ママになった自分。出産という時点で何が起きても受け入れる覚悟はしてたんだから!と自分に言い聞かせ、泣かないように、先生から受けた説明を母に話しました。

我慢できずに、涙はあふれてきてしまいましたが、母はしっかりと私の顔を見て話を聞いてくれました。

一通りの説明が終わった時、母は

「この子が健康になるなら、ばぁばの腎臓全部持ってってもいいのに」

と母子同室で寝ている息子に向かって言い、私の肩を抱いてくれました。

その言葉で涙が止まらなくなってしまい、しばらくの間、幼少期ぶりに母の胸で泣きました。

小さな頃から自分のことは二の次で、いつも子どもを優先にしてくれた母。

孫にも同じように思ってくれる母。

母の優しさに、ただひたすら涙が出ました。

その後、息子の尿の出もよかったため、1ヶ月検診まで経過観察ということとなり、母子ともに通常通り退院できました。

そして1ヶ月検診の後、大きな小児専門の病院に受診したところ、胎児性分葉といって、表面状だけ嚢胞のように見えているだけで、機能的には問題ないとの診断を受けました。

その時も誰よりも喜んでくれたのは母でした。

この母の子に生まれてよかった。

こんな母に私もなりたい、と改めて感じた出来事です。 関連記事:女の子なのに…産まれたばかりの娘の顔にあざ。自分を責める私を支えてくれたのは

著者:むーみん

2歳の男の子と10月出産予定の女の子のママです。

走り回って元気過ぎる息子とお腹の中でポコポコ元気すぎる娘とバタバタの日々を送っています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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