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メガ盛りすぎるクレープ「チョモランマ」と炭水化物の要塞「男クレープ」を知っているか

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大人の男なら、女友達を連れていけるバカ盛りクレープの店のひとつやふたつは知っておきたいものだ。

ごめん、うそうそ、いまのなし。

クレープのイメージって、原宿あたりでかわいい女の子が脇を締めて構えて、最高の笑顔で「おいしっ★」って食べる感じじゃないですかー。

ところがここ、豪徳寺のクレープBAR「エスグラ」の看板メニューは、

男クレープ」。そして「チョモランマ」。

内容は名前からなんとなく想像できるけど、ちょっとこわいぞ。

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「男クレープ」とはこういうものなんですが。

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クレープをピザ風にアレンジしたものをお皿として考え、その上にナポリタンチキンライスをトッピング(1,000円)。追加のハンバーグ(200円)でダメ押し。

正気を疑う構成のバカフードである。

そして、頭わるい系ネーミングの男クレープはこうやって作られる。

をのこもすなる男クレープといふものを

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かなりしっかりした手つきで焼かれる。おっと、ちゃんとクレープなのはここまでだ。

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電気ではなくちゃんとガス火なところも信頼できるのに。

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焼けたクレープになぜかピザソースを塗りまして。

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とろけるチーズをどっさりと乗せるとクレープがピザ生地に生まれ変わるという魔法。

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ナポリタンと。

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ハンバーグと。

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チキンライスが乗っかりますな。「どうして?」とか思う暇もない。

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「男クレープ」を皿に移すのにはピザ屋さんのアレを使う。

もう普通にバカピザじゃんか。

炭水化物をがっつり盛り上げたピザ仕立てのクレープ。

それが「男クレープ」。クレープフォーメンである。

前人未到のチョモランマ(完食者なし)

さてもうひとつの看板メニュー「チョモランマ」とはなんであるか。

材料は以下のとおり。

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クレープ1枚とホイップクリーム1キログラム。

あとチョコソースにキャラメルソースを少量。

しぼり袋1本ぶんのホイップクリームは約330グラムなので3本使って約1キロ。ちなみにホイップクリーム1本で通常の4~5人分くらいとのこと。

この1キロのホイップクリームをうず高く盛り上げた白い峰、それが「チョモランマ」(3,000円)。

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高さを出すためには土台が大事。ここはすごく慎重に作業するオーナーさん。普通のクレープ屋さんではまったく無用なノウハウがここにはある。

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スパイラルで盛り上げていく。

その時の精神状態がクリームの盛りに現れる」とはオーナーさんの言。深い。そういうこともあるだろうと思う。

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頂上が見えてきたかもしれないところでチョコソースとキャラメルソースをニャーとかけまして。さらにダメ押しにぐぐっと頂上を伸ばす。作業中に自重でつぶれていくので足してくるわけですな。

またもや応用のきかぬノウハウ。

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たまたま居合わせた会社員の山本さんと大きさを比べましょう。「チョモランマ」の高さも「男クレープ」の雄々しさもわかっていただけましょう。

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そしてこの「エスグラ」はバカ盛りクレープ屋さんではなく、クレープをつまみに飲む「クレープBAR」が本当の姿。

ちょっと情報量が多すぎるのでいったん整理しましょう。

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オーナーの佐野さんに詰め寄ってみました。

「クレープBAR」のきっかけ

佐野さん:もともと学生街で独立したんです。駒場東大前でBARをやったらぜんぜんダメで。これはヤバイと思って周りを見たら、昼間はどこのお店も成り立っていた。じゃあウチも昼間やろうと思ったっていう不純な動機なんですけど(笑)。

周りのたこ焼き屋さんやお肉屋さんが高校生や大学生のたまり場になってたんですね。そのときにまだ生クリームを売ってるところが無かったので、クレープを始めたというわけです。独学で食べまくって作りまくって、それでクレープやったら、ありがたいことに受け入れられて。

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佐野さん:夜もバーの時間にクレープを出したら、まあ、相乗効果で。じゃあ「クレープBAR」にしちゃおうと。だから、最初からどうしてもクレープをやりたかったわけじゃないんです。でもこの間、小学一年生のころの文集を見ていたら「ぼくはしょうらいケーキやさんになりたい。どうしてかというと、なまクリームをたべられるからです」って。もう大笑い。本当にそうなってるんだと。当時は私、生クリームが好きだったみたいですね。

「男クレープ」の誕生

佐野さん:学生街でやると、量が多くないと土俵に上がれない。量が多くて安いというのはどの店舗もやっていて。だったらウチも量が多くて安いものをやろうというのがきっかけです。

学生街でやってたころはなんでもありだったので、思いついたものはその日のうちにやる。それを当時のSNSでつぶやくと、その日のうちに高校生や東大生たちが「佐野マスターまたくだらないこと考えてー」って来てくれるという。

そういうようなキャッチボールを毎日やっていました。「めちゃくちゃ辛いデスソース入荷」って書くと、高校生たちがそれをバーっとかけて食べると。そんなことから生まれたのが男クレープだったり、生クリーム1本使う「1本クレープ(1,400円)」だったり。そういうような遊び心から生まれたメニューがいろいろあるんです。

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男女の高校生にとっても、自分たちのわけわかんない発想をそのまま実現してくれるオッサンが下校途中でお店をやってるというのはおもしろいはず。なんというか奇跡というか出会いというか。思いついてもやらないだろうというアイディアを実行してしまう勢い。男クレープが象徴的である。

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そしてこの「男クレープ」。ピザクレープでチキンライスをはさんで食べると、くやしいけどおいしいのである。未知のうまさである。

「エスグラ」は昼はランチ弁当デリバリーをやっているので、味は確かなのである。

BARなのでちゃんとつまみ系クレープもある

佐野さん:取材とかではビジュアルも派手なので爆盛りに目が行きがちなんですけど、実際に一番売れてるのは「塩クレープ(500円)」です。こんな小さいシンプルな、チーズとバジルのクレープなんですけど。それが断然一番人気で。それをかじりながらお酒を飲んでいる。バカ盛りだけじゃなく、そういうのもいっぱいあるんだというのを書いていただきたい(笑)。爆盛り専門店という面もありますが、ツマミ的なクレープも両方やっています。あ、ただ「ばかいちご」というのがあって。春にはそのシーズンがやってきます。季節のフルーツを大量に使った「ばかシリーズ(800円)」があるんです。秋は「ばかぶどう」をやりました。

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ちなみに甘いクレープの定番は「でかもっちり生クリームチョコバナナ(550円)」。メシ系クレープの定番は「熱々とろとろチーズグラタンクレープ(600円)」とのこと。きっと想像通りのクレープだぞ。

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そして1キロクレープ「チョモランマ」はいまだ登頂者がひとりもいない前人未到の険しい霊峰なのだけれども、食べ残しはこうして折りたたんで折詰めにしてお持ち帰りできるのでご安心いただきたい。このへん、ランチ弁当もやってるお店の融通のきかせ方である。

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取材時に聞いた「男クレープに続く裏メニュー」も食べたかったけど、もうお腹もいっぱい。

バカ盛りや「ばかいちご」を知ったお客さんが全国各地からやってくることもあるし、地元の常連さんが塩クレープをかじりながらお酒を楽しんでいたりもする。

ストレンジでイカれたメニューは男子高校生のノリだけど、同時にしっかり地元に足をつけたバーでもある。

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そんな「エスグラ」は、小田急線豪徳寺駅、世田谷線山下駅から徒歩1分以内っす。近いの。

お店情報

S.GRAVITY (エスグラヴィティ)

住所:東京都世田谷区豪徳寺1-45-2

電話:03-3420-7973

営業時間: 21:00~0:00(金曜日・土曜日・祝日前は翌2:00まで営業、※L.O1:00)※ランチ配達時間10:00~20:00

定休日:水曜日・日曜日

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:鷲谷憲樹

鷲谷憲樹

フリー編集者。ライフハック系の書籍編集、専門学校講師、映像作品のレビュアー、社団法人系の広報誌デザイン、カードゲーム「中二病ポーカー」エバンジェリストなど落ち着かない経歴を持つ器用貧乏。好きな漫画は『クレープを二度食えば』(とり・みき)。好きなクレープは生クリームチョコバナナ。 Twitter:@nwashy

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