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“溜め込み症候群”と“断捨離依存症”から考える 正しい“モノ”との付き合い方

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“溜め込み症候群”と“断捨離依存症”から考える 正しい“モノ”との付き合い方
世の中には物を捨てることのできない「溜め込み症候群」と、逆に物を捨てすぎてしまう「断捨離依存症」といった症状が存在します。
どちらも”モノ”にまつわる症状ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は「溜め込み症候群」と「断捨離依存症」について、症状や克服方法などを精神科医に解説していただきました。

溜め込み症候群とは

溜め込み症候群とはものを過剰、かつ大量に集めたり、集めたものを捨てることができないという強迫性障害の1つであると考えられます。

テレビなどで話題になることのある、「ゴミ屋敷」などはこの症状と関連がある可能性があります。

溜め込み症候群の原因と特徴

“溜め込み症候群”と“断捨離依存症”から考える 正しい“モノ”との付き合い方

溜め込み症候群の原因

原因は、「ものを捨てて取り返しのつかないことになって後悔した」といった経験やトラウマ的なものだと思われがちですが、実はこういったことではなく、脳の機能的な障害が主なのではないかと考えられています。

溜め込み症候群の方の特徴

・最低限のものの整理ができない

・不要なものを捨てることができない

・捨てることに罪悪感がある

・ものを異常に集めてしまう

・ものに感情移入してしまいやすい

・古い雑誌や新聞などをいつまでも保管している

・ものが増えすぎて不衛生になったり、生活に不便が生じている

溜め込み症候群が招く疾患と治療内容

溜め込み症候群の方が招きやすい疾患

・うつ病

・不衛生による感染症

・周囲とのトラブルなどによるストレス性の疾患など

治療内容

現在のところあまり薬物療法は効果がない場合も多く、精神療法、特に曝露反応妨害法(ばくろはんのうぼうがいほう)などを中心に精神科で治療を行っていくことが多いです。

断捨離依存症とは

“溜め込み症候群”と“断捨離依存症”から考える 正しい“モノ”との付き合い方
断捨離依存症とは、不要なものを減らしてバランスのとれた生活をしようという考え方の断捨離を行うことによって、身軽ですっきりした生活の快感を覚え、ものが増えることへの恐怖や抵抗感が過剰になってしまうことを言います。

断捨離依存症の原因と特徴

断捨離依存症の原因

今までのものにあふれた暮らしから、断捨離を行うことで身軽になって、効率的に日常生活が送れるようになった、という本人なりの成功体験から、ものが増えること=悪、ものを減らすこと=善というような思考回路が作られてしまったことが原因と考えられます。

断捨離依存症の特徴

・人のものを捨てる

・「持たないこと」のために、周囲の人に関しての優先順位が下がる(贈り物の拒否、仲間と行っていた趣味の道具を捨ててしまうなど)

・通勤のための自転車を捨て、長距離を歩くことにするといった、行動の制限を自分に課す

断捨離依存症の克服方法

“溜め込み症候群”と“断捨離依存症”から考える 正しい“モノ”との付き合い方
ものにあふれた暮らしが良いとは言い切れませんが、家族や周囲も含め、円滑に生活していくための断捨離であること、また、ものを持たないことに強くこだわりすぎることも一つの自分を苦しめる執着であることを理解することが克服につながると考えられます。

贈り物など、ものとしては必ずしも必要でなくとも気持ちを豊かにしてくれるものの存在も忘れたくないです。

最後に医師から一言

溜め込みも問題、断捨離依存も問題、ものは人間にとって非常な魅力を持つだけに、付き合い方が非常に難しいといえます。

自分なりに豊かで、かつ、マネージメント可能な生活を見つけていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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