【深ヨミ】RADWIMPS『人間開花』と『君の名は。』サントラ、売上げ動向比較

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【深ヨミ】RADWIMPS『人間開花』と『君の名は。』サントラ、売上げ動向比較

 12月5日付Billboard JAPAN週間セールスアルバムチャート“Top Albums Sales”では、RADWIMPSのニューアルバム『人間開花』が20.6万枚で2位以下を大きく引き離して初登場1位。これで『Xと○と罪と』『君の名は。』に続いて、RADWIMPSは同チャート3作目の首位を獲得した。

 『人間開花』には、映画『君の名は。』の主題歌「前前前世」「スパークル」のオリジナルヴァージョンやシングル曲としてリリースされた「記号として」「‘I’ Novel」など新曲を含む全15曲が収録されている。昔からのファンはもちろん、映画をきっかけに彼らのことを知った人たちもCDを買い求め、20万枚を超える初週セールスを記録したと考えられる。

 今回は、RADWIMPSが2016年にリリースした『君の名は。』と『人間開花』の売上げ動向を調査。両タイトルの売れ行きには何か違いがあるのか、SoundScan Japanのセールスデータから両作の初週売上げ地域別トップ10を抽出すると下記のようになる。
『人間開花』2016/11/23リリース
1位:東京
2位:愛知
3位:大阪
4位:神奈川
5位:福岡
6位:埼玉
7位:北海道
8位:千葉
9位:兵庫
10位:静岡
『君の名は。』2016/08/24リリース
1位:東京
2位:愛知
3位:大阪
4位:神奈川
5位:埼玉
6位:北海道
7位:千葉
8位:福岡
9位:静岡
10位:兵庫
 トップ4は両タイトルとも変わらず、東京・愛知・大阪・神奈川となっており、売上げの中心は大都市を抱えている地域と言えそうだ。地域ではそこまで大きな変化はないが、『人間開花』の各地の初週セールスは、『君の名は。』の倍以上の数字になっている地域が多く、大ヒット映画のサントラを手掛けたことにより、バンドの認知度が全国的に広がった結果がセールスにも反映されたとも考えられる。『第67回NHK紅白歌合戦』へ初出場も決定しており、彼らにとって今年はまさに飛躍の年と言えるだろう。

 『君の名は。』サウンドトラックは、リリース初週は5.6万枚のセールスだったが映画のヒットと共に数字を伸ばし続けて、累計で35.8万枚の大ヒットとなっている。『人間開花』もこの先、売上げを積み重ね続けることができるかに注目したい。

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