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若手起業家が語る 人生を切り拓くための上手い「諦め方」

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若手起業家が語る 人生を切り拓くための上手い「諦め方」

様々な価値観の人たちと仕事をしていれば、「落としどころ」という名のもと、何かを諦めたり、判断を相手に委ねたりといった場面が出てくることは避けられない。

ところで、「諦める」と聞くと、ネガティブな印象を受ける人は多いかもしれないが、語源をさかのぼれば、「物事をあきらかにして見る」というポジティブな意味の言葉だったとの説もある。

「諦め」のポジティブな側面を体現しているのが、『誰とでも何をやってもうまくいく人の考え方・仕事のやり方』(クロスメディア・パブリッシング刊)の著者である松浦拓平さん。

松浦さんは学生時代、幾度かの挫折を体験したが、その挫折を引きずることなく、うまく「諦めた」ことで、逆に新たな道を見つけることができたそうだ。

松浦さんのように諦めることは、何も「人生の岐路」といった重大な場面にかぎらず、日常の様々な場面をうまく切り抜ける上でも重要。そこで今回は、「諦める」をテーマにお話をうかがった。

■大学時代に味わった二度の挫折

――本書を読み、松浦さんはもしかしたら挫折知らずなのではと勝手に思っていましたが、これまでに何かで挫折した経験がありましたら、その時のことを教えていただけますか?

松浦:僕は大学2年からの1年半、ダブルスクールという形で公認会計士の勉強をしていたのですが、「あと数問解けていたら……」というところで不合格になったことがあります。

それは自分の人生のなかでも、かなり大きな挫折でした。

――もう1年がんばって再チャレンジはしたのですか。

松浦:結論からいえば、しませんでした。公認会計士の道はスッパリと諦め、就職活動をすることにしたんです。

なぜそのような選択ができたのかといえば、資格試験の勉強に全力で取り組んだからだと思います。それまでは複数のサークルを掛け持ちして夜通し遊ぶ生活を送っていたのが一転、平日は7~8時間、土日は10~12時間ほど勉強するようになっていました。

結果は不合格でしたが、1年半、文字どおり生活のすべてをこの試験に賭けて、とことん努力できたのだから、そのパワーを他のものに向けてみようという気になれたんです。

――全力を尽くしたからこそ、挫折を引きずることなく、次の道へ進むことができたというわけですね。ちなみに、就職活動は順調だったのですか。

松浦:いいえ、これも失敗の連続でした。先ほど、「会計士の道はスッパリ諦めた」という言い方をしましたが、実をいえば、就職活動を始めた当初はまだ「せっかくあれだけ勉強したのだから、会計の知識を生かせる道を……」と金融系の会社への就職を目指していたんです。

でも、まったくうまくいかなかくて。銀行はもちろん、証券、損保、保険もまわったのですが、ことごとくダメでした。

決定的だったのは、ある保険会社の最終面接で「キミ、真面目じゃないでしょ」と言われ、落されたこと。そのときはショックというよりは「バレたか」という感じで(苦笑)。「このまま就職活動していても、うまくいかないな」と思わざるをえませんでした。

――最終面接でそう言われたことがターニングポイントになった、と。

松浦:はい。金融系の会社を落ち続けて、「なぜこんなにもうまくいかないのだろう?」とモヤモヤし始めていたころに、そういったクリティカルな一言が来たので、かなり刺さりました。

それがきっかけで、金融系以外も見たほうがいいのではと考え始め、あるときふと、「そういえば、自分は映画が好きだったな」と思い出したんです。

そこからは一気に方針をかえ、映画会社を受け始め、無事、松竹から内定をいただきました。

――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。

松浦:私の就職活動を振り返ると、あのクリティカルな一言を「あのタイミングで」言われたことに意味があると思っているんですよ。

たとえば1社目の面接で「キミ、真面目じゃないでしょ」といわれても、そこまで刺さらなかったはず。さんざん金融系の会社をまわって落され続けていた、あのタイミングだったからこそ、といいますか。

その意味では、「うまく諦める」こととセットで、まずは後先を考えずに何かにチャレンジしてみるということも重要な気がします。

チャレンジしてみて、「あ、これは違ったな」と気づいたら、それを選択肢から外す。そのプロセスを繰り返すことで、より自分に合った道を見つけていくということが大事なのではないでしょうか。

(了)

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