ジョンレノンを想う光。アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー

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ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
(c) Imagine Peace Tower

“Imagine Peace(平和な世界を想像してごらん)”という、故ジョンレノンとオノヨーコが世界平和を唱えて掲げたフレーズをどこかで耳にしたことがあるという人は多いはず。

ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
(c) Imagine Peace Tower

1960年代から、ジョンレノンとオノヨーコは様々な活動を通して世界平和を訴えてきました。ジョンの死後も彼の遺志を受け継いだヨーコの活動は続き、2007年にはヨーコがジョンの67回目の誕生日を記念してアイスランドはレイキャビック沖合のヴィーズエイ島に「イマジンピースタワー」を建設しました。

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イマジンピースタワーって何?

イマジンピースタワーは、円筒形の台座と地下構造からなるモニュメントで、台座から発せられる15個のサーチライトが空に向かってまっすぐに照らされることで「光の塔」を生み出しています。

ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
(c) Imagine Peace Tower

台座中央には、世界中から訪れる人々が同じメッセージを受け取ることができるように、世界の24の言語で”Imagine Peace”と記されています。(もちろん日本語もあります)

ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
(c) Imagine Peace Tower

このタワー、なぜアイスランドに創られたのでしょうか?

なぜアイスランドに?

アイスランドジョンレノン、オノヨーコと聞くと、一見あまり繋がりのないようにも感じますが、なぜアイスランドにイマジンピースタワーが建てられることになったのでしょうか。

ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
一つ目の理由はアイスランドの恵まれた自然。周囲に高い建物もなく、空気のきれいなアイスランドの空は光の塔を美しく輝かせるのにはぴったりでした。

そして2つ目はアイスランドの発電システム。その恵まれた地形から地熱発電が主流のアイスランドでは、環境を脅かすことなく、自然に優しい光を生み出すことが可能だったのです。

この時期しか見られない光の塔

イマジンピースタワーはジョンの誕生日である10月9日から、彼の命日である12月8日まで点灯されています。また冬至から大晦日、春の第1週(3月20日〜27日 実はこの期間はジョンとヨーコのハネムーン期間にあたります)、ヨーコの誕生日である2月18日にも点灯されます。

世界中から届く平和へのメッセージを前にあなたは何を思う?
タワーのすぐ近くには小さな教会が建てられています。そこではWish Tree(願いの木)と呼ばれる、世界中から集まった平和へのメッセージを見ることができます。

ジョンレノンを想う光 アイスランドの夜空を照らすイマジンピースタワー
(c) Yoko Nixon

生まれた国が違くても、話す言葉が違くても、平和な世界を望む気持ちは皆同じ。その気持ちを持ち続けることで、より良い世界を作り上げていこうというヨーコのメッセージを感じ取ることができます。

これから寒さを増していくアイスランドの地で心を温かくさせてくれる、イマジンピースタワーのご紹介でした。

[Photos by Shutterstock.com]

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