20代と40代、独身ひとり暮らしで困ることは?

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20代と40代、独身ひとり暮らしで困ることは?

独身って自由なイメージがあるけれど、実際はどうなの? 20代と40代の独身男女500人に、今の幸福度や独身ならではの「よかったこと、うれしいこと」、そして「困ること」について聞いてみました。

今の幸福度は20代40代ともに「普通」がトップだが、女性のほうがやや満足度が高い結果に

今の幸福度を聞いたところ、20代も40代も「普通」と答えた人が一番多い結果となりました。

男女別にみると、男性は20代40代ともに「普通」がトップでしたが、女性では20代が「やや満足」、40代は「普通」がトップ。しかし、女性は「満足」派(「満足」と「やや満足」の合計)は各年代4割超えで、3割に満たない男性に比べると、女性のほうが現在の状況に対する満足度が高いことが分かります。

「普通」と答えた人のコメントは、「仕事内容もプライベートな時間も楽しんでいるが、収入面で不安・不満がある(25歳・女性)」「仕事の成果にまだまだ満足できていないから(29歳・男性)」「もう少し経済的にも時間的にも、余裕のある生活がしたい(43歳・女性)」「仕事は順調だが、プライベートを充実させ切れていない(46歳・男性)」などがありました。

「満足」と答えた人は、「仕事もプライベートも充実している。あとはすてきな彼氏がいたら最高です(28歳・女性)」「自分はパートナーには恵まれなかったが、人生は大変幸せだと思う(48歳・男性)」「大好きなネコたちと誰にも何も言われず、自分の好きなように思うままに生きている(49歳・女性)」など。

「不満」と答えた人は、「恋人ができたらなぁ(27歳・男性)」「忙しすぎて疲れ切っている(29歳・女性)」「忙しいわりに収入が少ない(47歳・男性)」などでした。【画像1】20代女性の満足度が一番高く、40代男性が一番不満派(「不満」と「やや不満」の合計)が多い(SUUMOジャーナル編集部)

【画像1】20代女性の満足度が一番高く、40代男性が一番不満派(「不満」と「やや不満」の合計)が多い(SUUMOジャーナル編集部)

「時間の自由」と「干渉されない自由」が2トップ。3位は20代が「友達との時間」、40代は「食」

次に、独身・ひとり暮らしならではのよかったこと、うれしいことを聞いてみました。

20代40代ともに、「自由に自分の時間を使える」が7割を超え、1位でした。2位は「誰にも干渉されない」で、20代は66.8%、40代は71.6%。3位は年代で異なり、20代は「時間を気にせず友達と遊べる」52.0%、40代は「いつでも自分の好きなものを食べられる」42.0%でした。

20代はひとり暮らしを始めて間もない時期。それは、「好きな時間に帰って、好きなものを食べられる。とにかく自由で気楽(24歳・女性)」「朝帰りしても怒られない。事前に電話すら必要がない。好きな時間にご飯を食べてお風呂に入れる。家飲みしても怒られない(28歳・女性)」といったコメントからも、誰にも干渉されることなく自由な時間を謳歌している様子が伝わってきますね。

40代はひとり暮らし・独身期間も長く、「自炊をするようになり、料理のレパートリーが増えただけでなく、干物や漬物までつくるようになった。実家では絶対に行わなかったことができるようになった(42歳・男性)」など、時間よりも食に興味関心が移っている模様。

ほかには、「ずっと実家暮らしだったため、両親のありがたみが理解できた(24歳・男性)」「親兄弟や友人のありがたみを実感することが多くなった(44歳・女性)」など、自由を謳歌するだけでなく、家族のありがたさを感じている人も。ひとり暮らしをして、前より家族との仲がよくなったという人もいるようです。【画像2】自由を謳歌する以外にも、家事ができるようになったり、親や友人のありがたみを感じる人も(SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】自由を謳歌する以外にも、家事ができるようになったり、親や友人のありがたみを感じる人も(SUUMOジャーナル編集部)

困ることは「病気になったとき」がダントツ。2位は「荷物の受取り」

次に、独身・ひとり暮らしをしていて困ることを聞いてみると、20代・40代ともに半数以上が「病気になったとき」と答えました。「体調を崩したときに、誰かいてくれればといつも思う(42歳・男性)」など。病気になったときに誰もいない不安は本当につらいですよね。

2位は各年代「荷物の受取り」がランクイン。「休日以外に受け取ることができないため、再配達依頼をいつもしていて宅配員の方に申し訳ない(24歳・女性)」など。マンションに宅配ボックスが付いていない場合、再配達を頼まなければならず、面倒に思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

3位は年代により異なり、20代は「ゴキブリといった害虫の退治」で38.0%。40代は「孤独死」29.2%でした。女性のほうが「家のドアの外に大きな虫がいて、しばらく家から出られなかったことがあった(28歳・女性)」など害虫への嫌悪があり、年をとると「実際に孤独死したらどうなるのか考えることがある(43歳・女性)」「孤独死だけは悲しいので、できれば避けたい(45歳・男性)」など、「孤独死」への不安が大きくなるようです。

ほかには、「今まで遊んでいた友人が結婚、子育てなどで時間が合わなくなってきたとき、一人でも楽しめるすべを探さなければならないと思った(27歳・男性)」や、「ふと寂しさを感じる。話し相手がいない(29歳・女性)」「結婚などの次のステージに進むめどもなく、アクションを起こすのも面倒。今は良いが、将来ひとりだとなにかと大変だと思う(29歳・女性)」など、20代ならではの将来への不安も多く挙げられました。【画像3】意外に多かった「ゴキブリといった害虫の退治」(SUUMOジャーナル編集部)

【画像3】意外に多かった「ゴキブリといった害虫の退治」(SUUMOジャーナル編集部)

独身、ひとり暮らしならではのよかったこと、うれしいこと、困ることは、年代、男女それぞれ特徴が出ていて面白い結果でした。独身、ひとり暮らしはとにかく自由です。楽しもうと思えばいくらだって楽しめるし、逆に誰とも会わずに孤独でさびしいということもあり得ます。同じ境遇でも、「楽しい」と思えるか、「寂しい」と思うかは自分次第。病気のときは不安だけれど、将来や老後の不安だって、「じゃ、友達と一緒にシェアハウスに住んじゃおう!」なんて、思考をプラスに変えれば楽しくなってきませんか? 人生は一度きり。自分らしいシングルライフを楽しみましょう![SUUMOジャーナル 20代・40代シングル調査]より

・調査期間:2016年9月16日~2016年9月21日

・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)

・対象:首都圏居住、年収200万円以上、20代・40代の独身のひとり暮らし

・有効回答数:男女500名(20代:250名(男性:96名、女性:154名)、40代:250名(男性:169名、女性:81名))
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/11/121305_main.jpg
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