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18歳で世界一周! 吉野くんが思う国際協力に必要なこと【後編】

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海外で国際協力の仕事に就く夢を実現させたいと思い、現地の状況を知るために「世界一周バックパッカーの旅」に出た、高校生の吉野裕斗くん。

 

「国際協力に興味をもったきっかけ」や「世界一周に出るまでの準備」について聞いた前編に続き、後編では吉野くんが「現地で見て学んだこと」や、「海外で国際協力をするために必要なこと」について教えてもらった!

 

 

テントでの寝泊まりや、スラムへの訪問…「世界一周中の過ごし方」

 

さまざまな準備を経て、高3の5月に日本を出発した吉野くん。

 

東南アジアからアフリカ大陸、南米、北米と、8カ月で全29カ国を回ったそう。

 

 

「現地での食事は、地元の人が集まる市場で毎朝バナナを買ったり、屋台に寄ったりして節約していました。

 

でも、どこの国も安くておいしい食べ物が多かったですね。

 

夜には、バックパッカー同士で相部屋に泊まるドミトリーで過ごしたり、ボランティア活動で知り合った人の家にホームステイしたりしていました。

 

アフリカ大陸では安い宿が見つからず、テント生活をしなければならなかったので、雨対策が大変でしたね」

 

現地では、その国で国際支援をしている日本人にインタビューしたり、実情を知るためにスラムや孤児院をたずねたりしていたそう。

 

Facebookのメッセージを使って、インタビューの依頼や見学のアポを取っていたので、毎日大忙しだったとか。

 

そんな現地での生活の中で、一番苦労したことって?

 

 

「意外に思われるかもしれませんが、実は洗濯が一番大変でしたね。

 

自分がシャワーを浴びるときに、その日着ていたものを一緒に洗うんですけど、翌日には移動をするので、朝までに乾かさなきゃいけないんです。

 

ちゃんと乾くように洗濯ヒモを窓際に結んで、服を干して…という作業が、思ったより時間がかかりました」

 

日本にいれば洗濯機があったり、家族が助けてくれたりすることも、全部自分でやらなければいけないんだ…。

 

途中で、日本が恋しくなったりしなかった…?

 

「同級生たちがSNSにアップした体育祭の写真を見て、ふと『ひとりで外国で何やってるんだろう…』と悲しくなることもありましたね。

 

でも、自分のやりたいことをみつけなければという思いで突き進みました

 

現地でわかった「日本では知り得ない現地の実情」

 

吉野くんが、現地の様子を自分の目で見てわかったこととは?

 

「フィリピンで、書道パフォーマンスでお金を稼ぎながら、現地の人たちとコミュニケーションを取る日があったんです。

 

その日に稼いだお金で、ぼくはストリートチルドレンたちに、サンダルをプレゼントしました。

 

最初は『いいことをした』と思っていたんですけど、1週間後に再会したとき、今度は子どもたちのほうからお金や物をねだられてしまって…。

 

その時、ぼくはこの子たちに『外国人は物をくれる』という間違った知識を覚えさせてしまったことに気づいたんです」

 

 

大勢の子どもたちに腕や服を引っ張られながら後悔したという吉野くん。

 

想像するだけでショックなできごと…。

 

「また、大地震があったネパールでは、たくさんの外国人が復興ボランティアに励んでいました。

 

でも、ネパール人の大工さんと話してみると、『彼らのせいで、我々の仕事がなくなって困る』と言っていて、そこでやっと、『ただ与えるだけのボランティアでは、誰かを不幸にしてしまう』と気づいたんです。

 

物資や労働力をただ提供するだけでなく、仕事に就けない現地の人を減らして、お金を稼げるようにする環境作りが必要なんだと思いました」

 

「国際協力の仕事に必要なこと」とは?

 

今年の2月に、世界一周を終えて帰国した吉野くん。

 

自分のやりたいことをはっきりさせるために行った海外で、どういう答えを出したんだろう?

 

 

「いろんな国の実情を知った今、将来は『途上国の雇用を生むボランティアをしたい』と思うようになりました。

 

世界一周に行く前は、『絶対大学に進学する』と決めていたのですが、進みたい道が決まった今は、必ずしも大学に行かなきゃいけないわけじゃなくて、夢に近づくためにはいろんな選択肢があるのかもしれない、と思っています。

 

これからは、今まで以上にさまざまな国際協力に関する講演会に参加して、もっと具体的なビジネスのやり方を勉強していきたいですね」

 

最後に、吉野くんが思う「海外で国際協力の仕事をするために必要なこと」を聞いてみた。

 

やっぱり『誰かを幸せにしたい』という気持ちが必要だと思います。

 

ボランティアは与えて終わるものではなくて、途上国の生活環境や教育環境を整えて、現地の人がその先の幸せを掴めるようにする仕事だと思うんです。

 

日本には、海外に無償で留学できる『トビタテ留学!JAPAN』や『高校生外交官』などの制度もあるので、思い切って現地に行って、そこに住む人たちの幸せを探してみるのもいいし、まずは国内でできることから初めてみるのもいいと思います。

 

とにかく、どんな小さなことでもいいから、一歩踏み出して行動する気持ちが大切です!」

 

 

思い切って行動し、かけがえのない経験と夢をみつけた吉野くん。

 

彼のように大きな一歩は踏み出せなくても、とにかく行動してみることが進路選択の悩みを解決するヒントになるかも…?

 

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