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コミュ力に自信がない人ほど、イベントの幹事を引き受けるべき理由

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どんな仕事も、ひとりではできない。

分かりきったことではあるが、多忙な毎日を送るなかでつい忘れてしまいがちな、ビジネスの基本だ。

また、そうである以上、取引先なり同僚なりの信頼を得て、人間関係を良好に保つことが求められるが、そのために何をどう努力すればいいのだろう?

そんな疑問へのヒントをもらうために、今回登場してもらうのは、『誰とでも何をやってもうまくいく人の考え方 仕事のやり方』(クロスメディア・パブリッシング刊)の著者にして、映画のプロモーション企画や行政と連携しての文化事業など様々なプロジェクトに携わってきた松浦拓平さん。

人間関係を滑らかにするための準備作業としての情報インプット術や、そもそも活きた情報を仕入れるためにどんなことを心がけているのかをうかがった。

■一流アートディレクターに触発されて変化した、情報インプットの量と質

――今回の書籍タイトルに「誰とでも何をやってもうまくいく人」とありますが、松浦さんがこれまでに出会ったなかで、この言葉がしっくり来る方といったら、どなたのことを思い浮かべますか。

松浦:まず思い浮かぶのは、最近よく仕事でご一緒させていただいているアートディレクターの川上シュンさんです。多方面で活躍するアートディレクターの方なのですが、話の受け止め方がとにかく柔和で仕事をしやすい。クライアントとの話の進め方ひとつとっても、傍で見ていて勉強になります。

相手の話を否定せずに聞きつつ、最終的には川上さんならではのこだわりが活かせる方向へ話を持っていくところがすごいなと思いますね。

――なぜ、そのようなことが可能なのだと思いますか。

松浦:「見てきたもの」の蓄積量が圧倒的に多いんです。海外での仕事も含めて、過去にどんな事例があったのかを本当によく知っている。だから、クライアントとの打ち合わせでも、「こんな事例がありますよ」とポンポン具体例を示せるんだと思います。

引き出しの量が多ければ、相手に応じて最適なケースを紹介しやすくなり、納得感のある着地点を見つけるのも早くなる。もちろん、相手からの信頼度も上がっていきます。

川上さんの仕事を支えているのは、日ごろの圧倒的なインプット量だと思います。

――川上さんに触発されて、松浦さんのインプットに変化は起きましたか。

松浦:打ち合わせのときに川上さんが「これ、当然知っているよね」という感じで紹介するケースがことごとく分からず、話についていけないことが何度かあって……。「川上さんとの“共通言語”を持てていないな」と気づかされたことは大きかったです。

特に、「もっと“体験”をしなくては」ということは、強く意識するようになりました。美術館や何かの展示会など、リアルな空間に出かける機会が以前よりも増えましたね。

――「情報強者になるためには、活きた情報を取りに行くことが大切」と書かれていました。どのようにして、活きた情報を取りに行けばいいか、一つ例をご紹介いただけますか。

松浦:イベントを主催することは、そうした情報を得る上で有効です。

主催者になることで、どんな相手にも「今日は来てくださって、ありがとうございます」という挨拶から入ることができます。これだと、わりとすんなり、相手との距離を縮めやすい。

一方、招かれた側だと、「誰々の紹介で……」というところから始めなくてはなりませんから、距離を縮めるのに、それなりの労力が要ります。それに、私は元々、イベントが得意ではないので、招待されての参加だと、「借りてきた猫」状態で終わることが多いんですよ。

主催者としてファーストコンタクトをとることで、相手が少しリスペクトの目で見てくれるようになるといいますか、「この人は、こういう(場をつくる)ことができる人なんだ」と、良い意味での色眼鏡で見てくれるようになります。

結果、相手が目上の方であっても対等に接してくれるようになるのも大きなメリットです。

――そのことが活きた情報を得ることにどうつながるのでしょうか。

松浦:世間で「重鎮」と言われているような人たちとも、自然とfacebookでつながることができます。すると、タイムライン上に「友だちからの情報」という形で、世の中の最先端の情報がバンバン入ってくるようになる。

これこそが、活きた情報だと思うんです。つまり、テレビニュースでも流れるような情報が、メディアを介さずに、しかもメディアが報じるよりも先に、本人の言葉で流れてくるわけですから。

(後編へ続く)

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