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1代限りで終わってしまった名車を発掘せよ!

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▲実はあの車もそう! 1代限りの車でも実は名車が多いのです

▲実はあの車もそう! 1代限りの車でも実は名車が多いのです

1代で消えた車にも名車はある!

トヨタ クラウンや日産 スカイラインなど、50年以上の歴史を持つ車は間違いなく名車であることは異論はないでしょう。その一方で、1代限りで消えてしまった車というのもまた多く存在しています。

しかし、1代で消えてしまった車が評価に値しない車かというとそんなことはありません。どれも自動車メーカーが自信をもって送り出した車たちであり、ちょっとだけ時代の波に乗り切れなかっただけなのです。ということで、今回は「今でも十分通用する魅力を兼ね備えた1代限りの車」をご紹介します!

※価格帯、流通台数は2016年11月18日時点のカーセンサー.net参照

日産 180SX(1989~1998年)

現在途絶えてしまった5ナンバーサイズのFR。カスタムパーツの豊富さはピカイチ

流通量 :142台

本体価格:48.0万~321.8万円

▲ドリフト競技シーンではまだまだ一線級のマシンが180SX

▲ドリフト競技シーンではまだまだ一線級のマシンが180SX

1代限りの車が不人気とは限らない、というのをこれ以上なく体現しているのがこの180SXではないでしょうか? 1988年に登場したS13型シルビアの兄弟車として登場した180SXは、その名のとおり1800ccのエンジンを搭載。

シルビアにあったNAエンジンはなく、ターボだけのラインナップとなっていました。1991年のマイナーチェンジではシルビアとともにエンジンを2リッターにチェンジしますが、車名は180SXのままでした。1993年に兄弟車のシルビアはフルモデルチェンジを実施。

しかし、3ナンバーサイズになったことがネックとなり販売面で苦戦。5ナンバーサイズの180SXはそのまま継続販売されることとなりました。1997年にはようやくNAエンジンモデルが追加されますが、1998年末にS14シルビアの終焉とともに姿を消すことに。

それでも、そのコンパクトなボディとハードなチューニングにも耐えうるエンジンの組み合わせは人気が高く、今でもドリフト系競技での定番車種となっています。

三菱 レグナム(1996~2002年)

ランエボ譲りのAYCとV6ツインターボエンジンの組み合わせは「海外の速いワゴン」にも負けない

流通量 :6台

本体価格:9.8万~69.9万円

▲V6ツインターボ×4WDの戦闘力は今でも十分通用するもの

▲V6ツインターボ×4WDの戦闘力は今でも十分通用するもの

スバル レガシィが先陣を切った「速いステーションワゴン業界」に颯爽と現れたのが三菱 レグナム。同社のスポーツセダンであるギャランのステーションワゴン版として登場したレグナムは、トップグレードにギャランと同じくVR-4を設定。

ランサーエボリューション譲りのアクティブ・ヨー・コントロールを持つリアデフを採用し、組み合わされるエンジンは2.5リッターV6ツインターボと超豪華。しかし、走りを重視し4輪マルチリンクサスペンションを採用したため、トランクスペースが小さくなるなどの弊害が出てしまうという一面も……。

1998年にはVR-4のAT車をベースに専用エアロパーツやラリーアート製マフラー、レカロシートを組み込んだ、その名も「スーパーVR-4」という特別仕様車を発売していますが、レガシィツーリングワゴンの牙城を崩すまでには至らなかったという悲運の車です。

ただ、走行性能は今でも一級品。レガシィはみんなが乗っているから……という人にぜひともオススメしたい1台です。

トヨタ プログレ(1998~2007年)

センチュリーを手掛けたチーフエンジニアが自らの理想を凝縮した小さな高級車

流通量 :107台

本体価格:5.0万~69.0万円

▲5ナンバーサイズのセンチュリーともいえるが販売面では苦戦

▲5ナンバーサイズのセンチュリーともいえるが販売面では苦戦

肥大化の一途をたどる高級車業界に一石を投じる形で生まれたのがこのプログレ。5ナンバーサイズのボディに2.5リッターもしくは3リッターのエンジンを搭載し、上級車種と同等の静粛性を持ち合わせた室内は快適そのもの。

「ラージクラスの性能・品質を5ナンバーサイズに凝縮した」とメーカーがいうように、この車のチーフエンジニアである野口満之氏は、トヨタの最高級車種となるセンチュリーのチーフエンジニアも務めた人物であり、その手法を惜しむことなく投入したのがこのプログレというわけなのです。

内装には本木目パネルが惜しみなく使用され、シートは本革または高級感あふれるジャガード織物のゆったりとしたサイズのものが採用されており、長距離移動も難なくこなしてくれます。2001年のマイナーチェンジではエンジンを直噴化とATの5段化がなされ、カタログ燃費が10.4km/Lから11.6km/Lへと向上(2.5リッターモデル)したのも見逃せないポイントでした。

しかし、いまだに“高級車=大柄なボディ”という先入観の強い日本では受け入れられなかったのか、同じコンセプトを持つ車はまだ登場していません。

ホンダ HR-V(1998~2006年)

今、大流行のクラスオーバーSUVの中に混じっても引けを取らない独特の存在感

流通量 :38台

本体価格:9.0万~70.3万円

▲実は海外での評価が高かったHR-V

▲実は海外での評価が高かったHR-V

今でこそマツダ CX-3やこれから発売されるトヨタ C-HRなどクロスオーバーSUVが人気となっていますが、それらの登場のはるか前にデビューしていたのがホンダ HR-Vです。当時のホンダのコンパクトカー、ロゴのプラットフォームをベースに大径タイヤで最低地上高を稼ぎ、SUV風のスタイリングを作り上げていました。

搭載されるエンジンはロゴよりも大きな1.6リッターのものを採用し、前輪駆動の他にデュアルポンプ式のリアルタイム4WDも用意。当初は3ドアだけのラインナップでしたが、1999年には5ドアも追加。

2003年には4ドアのラインナップのみとなりましたが、ホンダのラインナップの中にクロスオーバーSUVがなかったこともあり、2005年12月まで生産される長寿モデルとなりました。なお、HR-Vは特に海外での評価が高く、現在発売中のヴェゼルも海外の一部地域ではHR-Vの名前が使われているのです。

いかがでしょうか。どの車種もコンセプトや性能は今でも十分通用するものばかり。中にはようやく時代が追いついたという車種もありますね。こういった車をリーズナブルな価格で手にすることができるのも中古車の魅力と言えるでしょう。

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photo/日産自動車、三菱自動車、トヨタ自動車、本田技研工業

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