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ユニコーン、観ごたえ聴きごたえたっぷりのツアー本公演最終日が大団円

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ユニコーンの全国ツアー『第三パラダイス』本公演最終日が、11月23日に中野サンプラザホールにて行なわれた。

2年5ヶ月ぶりのニューアルバム『ゅ 13-14』を携え、ツアー“第三パラダイス”全国縦断中のユニコーン。ツアーの本公演最終日を迎えたここ中野サンプラザは、バンドとしてはかなり久しぶりの場所なんだとか。車のナンバーがモチーフになったアルバムタイトルということで、ステージは外国(勝手にメキシコっぽいなぁなどと推測して楽しんでる)の道路をイメージしたセットになっている。そこへ白のツナギで出てきたメンバー。一曲目から面白い仕掛けをしてくるのだが、そのあたりは見てのお楽しみということで。

「こんばんは! ユニコーンです。今日は(中野サンプラザが)久しぶりなんで、わりとユニコーンの曲を中心にやっていこうと思います」

こんな奥田の脱力系MCに笑いが起こる。メニューはもちろんすべてユニコーンの曲(笑)、ニューアルバムが中心だ。そういえば、今作にもメンバー全員のヴォーカル曲が収められているのだが、それが例のごとく異なる個性を放っていて、セットリストの中のスパイスとなっている。たとえば手島の「オーレオーレパラダイス」は往年のグループサウンズを彷彿とさせるし、手島作詞曲、川西歌唱の「僕等の旅路」は、フォークからニューミュージック(懐かしい…!)世代の心を大いにくすぐるし、EBIの「道」は、ヴォーカルが入っていながらイージーリスニング的な心地よさがある。それらの曲が、抒情的かつ革新的なABEDON曲、泰然とした佇まいで心の琴線を揺らす奥田曲と絶妙なコントラストを作り出すのだ。

シングル曲「エコー」からの後半は「TEPPAN KING」を始めとした、ステージと客席が一緒になって盛り上がれる曲をメインに構成されていて、エンディングへ向けて場内の熱量がぐんぐん上がっていくのを体感した。そして最後の「風と太陽」で、優しくクールダウン。毎回ライブを見るたびに思うけれど、ユニコーンのライブは、本当にいろんな味わいのある、素材にこだわった幕の内弁当のような盛り沢山さがあるよな、と感じた。

アンコールに関しては、こちらもまたお楽しみに、ということしか書けないのだけれど、ほんとにこの大人たちは……!と思いつつ、爆笑すること必至(もちろん楽曲もしっかり聴かせてくれるのでご安心を)。

さて、そんなツアー中の彼らから、12/7に新作の映像作品が届く。今年7/30、31に行なわれた“ABEDON50祭 サクランボー/祝いのアベドン”のライブだ。彼の地元・山形で行なわれたABEDONの50歳を祝うこのイベント、ユニコーンの演奏のみならずABEX GOGOのライブや氣志團による企画コーナー“アベストテン”(当日の映像に後日収録した座談会の音声を乗せたものになっているらしい)など、とにかく豪華で楽しくて観ごたえ聴きごたえたっぷりのライブだった。今作は、それらをじっくりと堪能できる仕上がりになっているので、観て聴いてツアーの余韻に浸るもよし、参加できなかった悲しみを解消するもよし。リリースまであと少し、期待をめいっぱい膨らませて待機したい作品だ。

Photo by 三浦憲治(Lightsome)

Text by 向出早那







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