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エンジニア採用うまくいってる?──トレタ・ウルシステムズ・Speeeが語る現場の本音と採用手法

エンジニアの採用規模はどのくらい?

増井:まずは自己紹介と会社説明、従業員数とエンジニア数からお聞かせください。

漆原:私はウルシステムズの代表を務めていますが、今日はエンジニアの代表でやってきました。バリバリの理系。一生ソフトウェアエンジニアをやるつもり。オイラーの定理を見て感動するほどの数学好き。円周率も50桁まで言えます(笑)。

ウルシステムズはエンタープライズITの会社です。企業の基幹業務システムのコンサルティングを主業としています。創業は2000年。グループ全体の社員数は約270人で、そのほとんどがエンジニア(=コンサルタント)です。

年間20~30人ぐらいを採用しており、その多くが中途採用で、新卒は片手で収まるぐらいです。平均年齢は35歳。20代後半から50代までさまざまな方から応募いただきます。2年前には、おそらく日本IT業界初だと思いますが、60歳の方を再雇用しました。バリバリのエンジニアで今もプログラマとして活躍しています。

ウルシステムズ株式会社 代表取締役社長 漆原 茂氏

是澤:Speeeではエンジニアマネジメントの責任者とエンジニア採用の責任者を務めています。転職回数6回で10社経験しており、2000年からIT業界で働きはじめました。最近の趣味は走ることで、月に200キロ走っています。土日は気が向いたらプログラミングしています。

Speeeは元々、Webマーケティングの会社としてスタートしています。現在は不動産向けのメディアや女性向けのメディア、東南アジアでHR領域のメディアを立ち上げたり、直近ではヘルスケア領域の事業など様々な事業を展開しています。正社員のエンジニアが26人。そのほかに業務委託や協力会社を含めると50人ぐらいのエンジニアが働いています。

平均年齢は20代後半ぐらい。また技術顧問に藤吾郎さん、開発部顧問として井原正博さん(元クックパッド技術部長)に就任してもらったりして、開発体制の改革を行っています。またRubyの会社に振り切っているので、ソニックガーデンさんなどRubyで有名な会社に手伝ってもらいながら、自力を上げているところです。

株式会社Speee エンジニアマネジメント責任者 兼 エンジニア採用責任者 是澤 太志氏

山田:今回の登壇者で唯一の文系です。現在、CodeIQを担当していますが、以前はITおよびインターネット系企業の採用支援、エンジニアの転職支援を行うキャリアアドバイザーをやっていました。これまでに延べ2000人ぐらいのエンジニアの転職相談にのっていると思います。

株式会社リクルートキャリア 山田 大貴氏

増井:トレタではCTOを務めています。最近は「IT芸人」という名前で検索してもらうと情報が出るので、ぜひ、そちらで検索をしてください(笑)。採用も担当しています。

トレタの設立は2013年。社員数は約70人。iPadを使った予約管理システムを作っています。エンジニアは13人。デザイナー含めても開発部は22人という体制。スタートアップ時には採用に苦戦しましたが、最近、ようやく若い人も採用できるようになってきました。平均年齢は35歳と高めです。

株式会社トレタ CTO 増井 雄一郎氏

採用はうまくいっているのか?

増井:漆原さん、是澤さん、採用はうまくいっていますか。

漆原:組織としては大きくなりましたが、今もつらいです(笑)。応募は一定数以上来ますが、うちの会社にマッチする人にはなかなか巡り会わない。書類審査から考えると、その確率は100分の1ぐらいかな。

是澤:だいぶ応募数が増えてきましたが、まだまだ認知度が低いです。数としては転職エージェントさんからの紹介が多いですね。

増井:起業して4年間、募集はずっとしています。トレタの認知度が上がるにつれ、応募は増えてきました。

うちもウルシステムズさん同様、1%割っていると思います。書類の段階で9割を落としているんじゃないかな。うちはマネジャーがいないので、自分で仕事を全部コントロールできる人じゃないと難しい。なのでどうしても年齢層が高くなりがちです。

増井:現場は今の人数で足りていますか?

漆原:圧倒的に増やしたいですね。うちは倍の人数に増えてもいける組織体制にしているんです。20人のチームを横にスケールさせていくという感じです。

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