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変わる裁判所・変わらない警察署

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今年5月に起こった、タンクローリーが歩道にはみ出て2人が死亡した事件で、大阪地裁は事故の原因を作った自転車の男に実刑判決を言い渡した。自動車と歩行者・自転車が絡む事故では基本的に自動車側に全責任があるとされるが、きちんと事故の因果関係を反映したこの判決は素晴らしいものだ。

昨今、自転車運転手のマナーが問題になっているが、自転車にも責任があるということを周知徹底させることが解決につながる。見せしめのための判決はあってはならないが、真に公平な判決をこれからもしてほしいと思う。
一方で、検挙する警察は悪しき体質を未だに変えられないでいる。

11月25日、道路標識を勘違いしていた警視庁が誤って116人を検挙していたことが判明した。道路標識のプロである警察がこのような初歩的なミスを犯してしまうとなると、心的圧力の存在を感じざるを得ない。

警察側が頑なに否定していたノルマの存在は、2004年の兵庫県警捜査書類捏造事件によって発覚している。翌年神奈川県警が取り締まりの実体に不満を持つ県民の質問に答える形で公開した資料(交通取締目安)によれば、ノルマと実際の検挙数は近似している。また、ノルマは部署毎に細かく規定されているが、その内訳は黒塗りをされていた。黒塗りの理由は、次のように記されている。

公開することにより、交通取締り事務に関し、違法又は不当な行為を容易にし、公平な取り締まり事務に支障を及ぼすおそれがある情報及び犯罪の予防等その他の公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれのある情報に該当するため。

これによると、警察は「ノルマを用いた取り締まりは公平で、その取締りによって公共の安全と秩序の維持が可能になっている」と考えていたようだ。今回の勘違い事件を鑑みると、この考え方は今でも変わっていないように感じる。

しかし、ドライバーやライダーはそのようには考えていない。一時停止箇所でタイヤがわずかに回転しているのを取り締まるより、悪質な路上駐車を取り締まってほしいと思っている。車の流れが比較的速い道路の先頭車両より、流れを乱す遅い車のほうが危険だと感じている。幼い目にかっこよく映っていた白バイは、今ではかくれんぼの達人に見える。ノルマを用いた取り締まりは不公平なだけでなく、安全運転につながらないことを自身の運転そのもので理解している。

裁判所は、従来の大前提を覆してみせた。警察も、真の公共の安全と秩序の維持をもたらすべく、もう一度どのような取り締まり方が適切か考え直すべきだ。

以下のページを参考及び引用させていただきました。謝意を表します。
「警察のノルマ」
http://www.web-pbi.com/norm/index3.htm
「神奈川県警への質問状」
http://www.web-pbi.com/photodrive/39/norma.htm

※この記事はガジェ通ウェブライターの「きっしー」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
1991年11月19日生まれ。主に政治分野の出来事とそれについて自分が思ったことを記事にしていこうと思います。より興味がある分野は経済と国防です。何卒よろしくお願いします。

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