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「霊柩車を見たら親指を隠さないと親族が死ぬ」の由来

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 昔からよくいわれているけど、そういえばなんで? と疑問に感じる事柄は多い。そんなジンクスの謎に迫った。

◆霊柩車を見たら親指を隠さないと親族が亡くなる

 霊柩車が一般的になる大正時代より前から似たような言い伝えがあり、「『葬列を見たら親指を隠せ』ともいわれていた。親指はその名の通り、『親』の象徴。また、目に見えない悪いものは親指の爪先から入ると考えられていた」(国立歴史民俗博物館名誉教授・常光徹氏)という。

◆蛇の夢を見ると金持ちになれる

 昔は家の守り神とされていた蛇。文学評論家・北嶋廣敏氏の著書『日本人の「縁起」と「ジンクス」』によれば、脱皮しながら再生し、長生きすることから繁栄のイメージが生まれたとされる。なお、“蛇の交尾を見ると金儲けができる”ともいわれる。

◆夜に爪を切ると親の死に目に会えない

 前出・常光氏の解説。「自分が身につけていたものは体から離れても影響力を持つとする考え方があり、爪もそう。夜は魑魅魍魎が徘徊する。切った爪に何か悪いものが憑くと自分に悪い影響があると考えられていた」

◆猫が顔を洗うと雨が降る

 猫のヒゲは非常に敏感で、「僅かな湿気さえ感じ取る。口の左右に加え、両目の上と左右の頬、あごの下にも同様の毛が生えているので湿度が上昇するとヒゲ先に違和感を覚え、顔を洗うのでは」(動物学者・今泉忠明氏)というから意外と合理的かも?

イラスト■河南好美

※週刊ポスト2016年12月2日号

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