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高齢者に多い誤嚥性肺炎…発症前に覚えておくべき予防対策リスト

高齢者に多い誤嚥性肺炎…発症前に覚えておくべき予防対策リスト
誤嚥性肺炎は、加齢や病気のために飲み込む機能が低下した高齢者に多くみられます。 誤嚥してもムセが起こらないため、気づかないうちに肺炎となっていることが多いのです。 誤嚥性肺炎の症状と予防法を解説します。

要チェック項目

□誤嚥性肺炎は高齢者に起こりやすい肺炎で、死亡リスクも高い □誤嚥性肺炎は飲食物だけではなく、唾液や逆流した胃液などでも起こる □誤嚥性肺炎は予防が大切。嚥下体操を行い、食事姿勢に気を付けましょう。

誤嚥とは、誤嚥性肺炎とは

誤嚥とは

食べたもの、飲んだものや唾液は「ごっくん」と飲み込めば食道へと流れ込んでいきます。しかし、何らかの障害が生じて、口の中のものが気管や気管支内に流れ込むことを誤嚥といいます。

誤嚥性肺炎とは

誤嚥性肺炎とは、食べたものや飲んだもの、唾液など一緒に、細菌が肺の中に入り込むことによって起こる肺の炎症です。 厚生労働省の平成27年死因順位をみると、肺炎は死因の第3位であり、そのほとんどが高齢者の誤嚥と関係していると言われています。 誤嚥性肺炎は再発が多く、繰り返し行う抗生剤治療において耐性菌が生まれ、抗生剤を投与しても治癒しにくくなることが、死亡リスクが高くなる原因と言われています。

誤嚥性肺炎の症状

高齢者に多い誤嚥性肺炎…発症前に覚えておくべき予防対策リスト 肺炎を起こすと、咳や痰、発熱などの症状が見られますが、体力が低下している高齢者では肺炎を起こしていても発熱や咳などの明らかな症状が見られないことも多く、「なんとなくいつもと比べて活気がない」、「食欲が低下している」、「倦怠感の訴え」などで発見されることもあります。 本人も周りも気づかないまま重症化し、酸素の低下や呼吸不全を起こすこともあります。高齢者の場合は、自覚症状がない場合や訴えられない場合も多く、以下のような症状も誤嚥性肺炎が起こりやすい状態と考えられます。

誤嚥性肺炎セルフチェック

・食事に時間がかかるようになってきた ・口の中に食べ物が残ったまま、なかなか「ごっくん」できない ・喉の当たりでゴロゴロという音がしている ・色のついた痰がでる ・水分でムセることが多くなった ・口の中の左右どちらか片方に食べ物のカスが溜まっている ・食べているものや唾液が唇の端からこぼれてくる ・胃液が口の中へ逆流している ・口の中がいつも乾いている

誤嚥性肺炎の原因

食べ物や飲み物を脳が認識してから、口の中へ摂り込み、咀嚼して唾液と混ぜて飲み込むまでの一連の過程を嚥下といいます。 また、咀嚼して細かく砕いた食べ物を喉の方へと送り込み、「ごっくん」と飲み込みが行われる反射を嚥下反射といいますが、高齢者では加齢や脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、神経疾患(パーキンソン病など)などで、口腔機能の低下や嚥下反射が遅れがちとなり、「ごっくん」のタイミングがずれやすくなります。 気管に食べ物が誤って入れば、通常は気管の中に入ったものを外へ出そうと咳き込む「ムセ」が起こるのですが、高齢者や脳や神経の疾患がある場合は、この「ムセ」が起こる反射も低下しており、ムセないまま細菌と一緒に気管へと食べ物や飲み物が入り込んでしまうことがあります。 寝ている間に唾液が少しずつ肺の中に流れ込むこともあります。胃から逆流した胃液なども気づかないうちに気管へと入っていることがあります。 老化によって胃の入り口が緩むことや、腰が曲がって円背姿勢となっていることで胃液が逆流しやすい状態になっており、気管に流れ込むことがあるのです。肺の中へと入り込んだ細菌は、肺の中で増えて炎症を起こします。

誤嚥性肺炎の治療

高齢者に多い誤嚥性肺炎…発症前に覚えておくべき予防対策リスト 嚥性肺炎の治療は、細菌を殺す抗生物質での治療が行われます。しかし、抗生物質で死滅しない最近も増えてきており、薬が効かずに重症化してしまうことも多くみられます。 ステロイド剤を使用することもあります。重症化して酸素が低下すると、酸素吸入や呼吸不全を起こすと人工呼吸器を付けることもあります。

誤嚥性肺炎の予防対策とは

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