ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

海外に比べて何が×? 日本人の「5つのムダな働き方」

DATE:
  • ガジェット通信を≫


「日本人は残業が多く、効率が悪い」――。よく耳にする言葉だが、公益財団法人日本生産性本部が2015年に発表した調査によると、日本の労働生産性は、OECD(経済協力加盟国)に加盟する34カ国の中で、なんと21位だった。一方、1位ルクセンブルク、2位ノルウェー、3位アイルランドと、上位はヨーロッパ諸国が占めている。

【もっと大きな画像や図表を見る】

なぜ日本の生産性は他国と比べて低いのか。そこには日本のビジネスマン独特の「働き方のムダを生む考え方」があるという。そこで、働き方に詳しいリクルートワークス研究所・機関誌『Works』編集長の石原直子さんに、指摘してもらった。

「働き方のムダ」を生む考え方

1)会議に出なくてはいけない
2)上司の指示はやりきらなくてはいけない
3)会社にいなくては仕事ができない
4)他の人と同じように働かなくてはいけない
5)長いバケーションが取れない

1)会議に出なくてはいけない

ヨーロッパ諸国と比べ、日本は会議の時間が圧倒的に長く、社員1人あたりが参加しなければならない頻度も多いという。

「たとえ会議に参加したとしても、発言しない人が参加していたり、長すぎたりする会議はムダですよね。どうしても長くなるなら、必要な部分だけ出席するなど柔軟な形にしてもいいのではないでしょうか」(石原さん、以下同)

これまで何も考えず会議に出席していたなら、「本当に自分が出るべき会議なのか?」と疑ってみたい。「出なくてもいい」「一部だけ出ればいい」という選択肢があるなら、ムダを減らせる。

2)上司の指示はやりきらなくてはいけない

「上司が使う資料を部下が作るという習慣も、ムダを生む日本的な働き方の典型です。部下をもつ立場なら、部下に無駄な仕事のオーダーをしていないか、一度見直してみるといいでしょう。『一応調べておいて』という気まぐれなひとことで、何日も調べることになったら時間のムダです。逆の立場なら、上司のオーダーが本当に必要なことなのか、どれくらい本気なのか、考えてみる必要があります。ある程度調べて目的の情報に行き着かなかったら『見つかりません』と回答してもよいと思います」

むやみに指示を出す上司をもつ人は、頼まれた仕事の優先度を見極める判断力が必要になりそう。

3)会社にいなくては仕事ができない

社団法人日本テレワーク協会によると、北欧はヨーロッパの中でもいち早くテレワーク的な働き方を導入しており、在宅勤務や場所を選ばない働き方が広く普及しているという。

「在宅勤務など場所を選ばない働き方が普及している北欧諸国に比べ、日本では出社することが前提であり、『会社にいなくては仕事ができない』と考える人が多いです。しかし、『会社にいなくてはできない仕事』とは何かを見極めるべきでしょう。ノートPCとスマホがあればできる仕事はたくさんあります。『集中できない』と言う前に、オフィス以外で自分が集中できる環境を見つける必要があります」

雑音の多いカフェで集中できる人もいれば、できない人もいる。自宅のリビングも然りだ。30分や1時間でも、自分が集中できる環境を知っておけば、『会社』という場所にこだわる必要はなさそうだ。

4)他の人と同じように働かなくてはいけない

ドイツやフランスなどのヨーロッパ諸国では、ワークライフバランスの向上や多様な働き方の推進に向けて、フレックスタイム制度を導入している企業も多いという。

「それに伴い、ヨーロッパでは自分のペースで仕事を進める人が多いですが、日本のビジネスマンは、たとえ制度があったとしても『周りと同じように働かなくてはいけない』と思い込んでいる傾向があります。制度上問題がないなら、ランチに1時間取るのではなく、10分で済ませてその分早く帰宅してもいい。仕事で求められていることをしっかりやり遂げていれば、意味もなく周りに合わせるのはムダではないでしょうか」

「皆がそうしているから」「制度を利用している人がいないから」と、ムリをして周りに合わせるのは効率の悪化に繋がる。和を乱さない程度に、自分なりの働き方を見つけた方がいいだろう。

5)長いバケーションが取れない

「ノルウェーやフィンランドなど北欧の国では、法律で1年のうち24~30日程度の有給休暇を取ることが定められています。そのため、長いバケーションをきちんと取ります。仕事をおろそかにするわけではなく、休むときはしっかり休み、仕事をするときは集中して仕事をすることで、メリハリのある働き方ができ、ひいては生産性の向上にもつながります」

「責任があるから休めない」「休むと迷惑がかかる」という考えも、ムダを生む要因になり得る。メリハリを付けることで生産性が高まれば、長い目で見て会社や周囲のためになるのだ。

自宅での仕事など、会社によっては制度上できないものもあるだろう。でも、もしここで挙げたリストの中にあなたの「思い込み」にすぎない項目があるとしたら…? 考えを改めるだけで効率を悪くしていた要因が減り、生産性が劇的に上がるかもしれない。

(栃尾江美/アバンギャルド)

(R25編集部)

海外に比べて何が×? 日本人の「5つのムダな働き方」はコチラ

※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

関連記事リンク(外部サイト)

嘆きの声殺到!『逃げ恥』新垣結衣キスシーンに阿鼻叫喚
「富士そば」創業者の“超ホワイト”な経営哲学に絶賛の嵐
「魔女の鍋」と驚き声! 白菜代わりの“紫白菜”に要注意
「神エクセル」「エクセル方眼紙」撤廃!歓喜の声
仕事で役立っている「大学生時代の経験」1位は?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP