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突然の嘔吐下痢に要注意! ウイルスに感染している可能性も

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自分が、子どもが突然の
嘔吐下痢! 誰もが一度は経験する困った症状はなぜ起こり、どうしたら悪化を防ぐことができるのか? 今回はそんな嘔吐下痢の注意点について解説していきます。

要チェック項目

□嘔吐下痢の原因の多くはウイルス感染によるものである □抵抗力の弱い子どもやお年寄りは積極的な予防が重要 □最も注意すべき合併症は脱水症状

そもそも嘔吐下痢とは何?

毎年、冬になると耳にする機会が多くなる嘔吐下痢。この症状は原因となるウイルスや細菌に感染することで発症します。 そのため、医師などは感染性胃腸炎という名前で呼ぶこともある、胃や腸の不調を引き起こす病気となっています。

嘔吐下痢の症状は?

まず、文字通り嘔吐や下痢といった胃腸障害が直接の症状として現れます。さらに、嘔吐下痢はウイルス感染によるものなので、そのウイルスや細菌を撃退しようと高熱が出ることも少なくありません。 また、下痢はもちろん嘔吐によってもかなりの水分が体内から失われますので、特に子どもやお年寄りなど比較的体力の無い人にとっては脱水にも十分な注意が必要です。

嘔吐下痢を引き起こすウイルス

嘔吐下痢を発症させるウイルスにはノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。それぞれのウイルスについて具体的に解説していきます。

ノロウイルスについて

嘔吐下痢と言えばここ数年、秋から冬にかけて毎年のようにニュースになるなど、まさに猛威を振るっているノロウイルスをイメージする人も多いのではないでしょうか。 このノロウイルスは症状の激しさもさることながら、感染力の強さが問題視されることが多いウイルスです。 食中毒菌などでは発症するのに10万個以上のウイルスが必要と言われる中、ノロウイルスはわずか100個でも発症することがあると言えば、その恐ろしさが分かっていただけるでしょう。 学校や老人福祉施設などでの集団感染が危惧されるウイルスです。潜伏期間は1日から3日。保菌者の吐瀉物や便、または加熱が十分でない二枚貝などを経由してウイルスを取り込むと感染してしまいます。

ロタウイルスについて

ロタウイルスは毎年ノロウイルスより少し遅れて流行のピークを迎える、やはり冬に感染が広がるタイプのウイルスです。 ロタウイルスはノロウイルスに劣らないほど強力な感染力を有しますが、何より症状の激しさが特徴となるウイルスと言えるでしょう。 激しい下痢および嘔吐で発症し、またウイルスの影響で便が白っぽくなるなど明らかな異常を感じさせるため心理的にも負担の大きい症状となっています。 生後6カ月から2歳までに多くの乳幼児が罹患するため、お母さんたちも要注意のウイルスです。潜伏期間は1日から3日。便は元より唾液からも感染することがあるので、食器などの取り扱いにも気を付ける必要があります。

アデノウイルスについて

季節性は大きくないものの冬から夏の初めにかけて多くなるのがアデノウイルスです。 嘔吐下痢の他にも高熱が出る点が重要で、場合によっては40℃に近い発熱が見られることもありますので、心身の消耗が激しい感染症となります。 ただ昼夜の症状の差が激しいため、熱が低い傾向にある昼間の体調を見て状態を軽視してしまうことなど無いよう注意する必要があります。 学校や娯楽施設などでの感染に気を付けたいウイルスです。潜伏期間は5日から7日。咳やくしゃみの飛沫、便によって感染する性質があり、プールなどでしばしば目に感染し結膜炎を誘発することもあるので、別名プール熱とも呼ばれています。

その他

有名なインフルエンザウイルスや腸管出血性大腸菌O-157などでも嘔吐下痢を発症しますので、症状そのものだけでなく家庭内や集団生活の場での感染拡大にも気を付けましょう。

嘔吐下痢の効果的な予防法

嘔吐下痢はウイルスや細菌による感染症なので、まず第一に予防をすることが大切です。 具体的な予防法ですが、基本中の基本である手洗いやうがいの徹底、マスクを付けて過ごすことなどは非常に効果的です。 感染力の強いノロウイルスなどは石鹸で洗っても十分に死滅させきれませんが、水で流すことにより物理的にウイルスを排除することはあらゆる感染症に対して有効な手段となります。 また、石鹸では除菌しきれないウイルスも家庭用の塩素系漂白剤を使えば比較的簡単に処理することができます。 熱湯による煮沸消毒も時間をかけて丁寧に行えばウイルスの感染力を奪うことができるので、子どもの身の回りの物や食器類など漂白剤を使うのがためらわれる物に対しては積極的に活用していきましょう。 また、感染の拡大を防ぐために、便や吐瀉物を処理する人は必ずゴム手袋とマスクを着用してください。 衣類は処理が終わり次第すぐに着替えるか、エプロンなどで汚染されないように防御することも大切です。 さらに、ウイルスによっては目からの感染もあり得るため、もし可能であればゴーグルなどで目を保護した方が安全です。

もし嘔吐下痢を発症してしまったら

どれだけ念入りに予防していても、100%感染を回避することはできません。 特に子どもは保育園や学校で否応なくウイルスをもらって来てしまうことがありますので、もし嘔吐下痢になってしまった場合の対処法も知っておきたいところです。 以下に、嘔吐下痢から早く回復するためのポイントを解説していきたいと思います。ただし、少しでも手に負えない症状が出た場合には無理せず医師にかかることをお勧めします。

嘔吐下痢の対処

嘔吐下痢については基本的に市販薬などを使って無理に止めない方が良いと言われています。 吐瀉物や便が感染源となるということは翻って見ればそれだけの数のウイルスが体内に出ているということです。 体内の駆除すべきウイルスの数が減ることは治癒の面からすれば望ましいことですので、医師の判断で処方された薬以外は安易に使わない方が良いでしょう。 ただし、嘔吐や下痢の回数が増えてくると、特に子どもやお年寄りで脱水を起こしてしまうことがあります。 嘔吐や下痢を誘発しないよう、症状が収まった頃合いを見て水分やミネラル、軽い食事を摂りましょう。 経口補水液などが用意できれば便利です。また、くれぐれも寝ている間に嘔吐し、吐瀉物が気道に詰まってしまわないように注意する必要があります。

発熱の対処法

ウイルスのよっては嘔吐下痢に伴って高熱が出ることがあります。ある程度までの発熱はウイルスの撃退に必要ですが、あまり高い熱は生命の危険があるので解熱剤を服用しなければなりません。 しかし、嘔吐下痢を発症している状態は胃腸が弱っている状態ですので、解熱剤の服用で体に過度の負担をかけてしまわないよう、医師の判断を仰ぎましょう。

嘔吐下痢の軽快から完治まで

嘔吐下痢の多くは初めの症状の激しい時期を乗り越えれば急に楽になることも多いです。 しかし、ここで無理は禁物。胃腸に負担をかけないよう食事や疲労に注意して、体を労わってあげることが必要です。食事は便と同じ程度の性状の物にすると良いと言われています。 あまり結び付けて考えたくないかも知れませんが、まだ水っぽい便の時はスープのような水分主体の物を、軟らかい便になったらおかゆやバナナなど軟らかい物を、ということです。 食事が摂れるようになると、数日の内に本人としては全快と言っても良い体調になってきます。 しかし、そんな状態でもまだ体内にはウイルスが残っていることが多いので、ぶり返さないように、また家族や第三者に移してしまわないように2日から5日程度は余裕を見て外出などをするようにしましょう。

発症したら脱水と感染拡大に要注意

嘔吐下痢は感染症ですので、まずは原因となるウイルスや細菌に接触しないようにすることが重要です。 吐瀉物や便を処理する人は完全防備を心掛けてもやり過ぎということはありません。 もし発症した場合には、脱水を起こさないこと、周りにウイルスを広げないようにすることが大切になってきますので、きちんと頭に入れておきましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

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