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入籍前から切望した妊娠。でもベビーは、全てのタイミングが揃うのを待っていたみたい

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付き合い始めたころから子供が欲しかった私達。

ある日、いつも優しい彼に「私はあなたに何をしてあげられるだろう」と言うと「何もしてくれなくていいよ。でも、もしできたらいつか子供を産んでほしい」と答えが返って来ました。

年齢的にも、1年経って子供ができなかったらお医者さんに相談しようと決めました。

いつも子供が欲しかったのですが、なかなか妊娠できず、ヨガを始めたり、高いお灸をしたり、サプリを飲んだりずいぶんお金を使ってしまいました。

1年以上、状況は変わらなかったので、数件の病院に行きましたが「ご主人の協力は必要」「結婚してからに」と言われ数回ずつしか診察してもらえず、肝心なところまで行くと行き詰まる生活が続きました。

子供はできず、結婚もできず、結婚してほしいとも言えず、苦しい日々が続きました。 関連記事:家族にならなきゃ! 必死だった結婚前からの妊活。でも、優しい気持ちが成功の秘訣

子宮内膜症があると妊娠しづらいと聞き、わずかな生理痛があったときに大学病院へ行くと、小さな内膜症が見つかりました。

手術まで必要かどうかは微妙なところでしたが、子宮内を綺麗にすると妊娠しやすいと聞き、思い切って手術を受けることにしました。そして、その時に卵管通水検査で、卵管に詰まりがないかを診てもらうことにしました。

手術まで半年間…生理を止め、手術をしやすくする注射を打ち続けましたが、その薬はイライラして、とにかくなかなか結婚できない辛い状況に苦しみました。

そしてむかえた手術は無事に終了し、卵管も通っていることがわかりました。

その半年後、排卵を促す注射を使ったタイミング法を2回行ったところで初めて妊娠しました。

しかし妊娠初期は精神的に辛く、結婚していなかったので様々な不安に襲われました。

妊娠したのに結婚してくれようとしない彼に不満が爆発し、怒りが沸いてきてしまいました。その時は海外にいたのですが、狂ったように色々なことを言ってしまいました。

自分の神経が尖ってしまったかのようで、何を言われてもカーっとなり爆発させるしかなくなっていました。

彼にひどいことを沢山言ってしまった自分では、子供を愛せる自信がないと思いました。

その時は彼のご両親にもまだ会ったことがなかったので、突然報告しても受け入れてもらえる気がしませんでした。

彼が結婚できない理由は、付き合い始めた時が離婚して日が浅かったことで、周りがよく思わないだろうということでした。

そして私も家庭や転職を繰り返した職歴など不穏因子を持っていたことも理由でした。

私は彼と家庭を持ちたくて自分なりに努力したつもりでしたが、なかなか結婚してもらえず、妊娠しても前進せず、でも前妻とは結婚していたことで、以前の奥さんへの決意にはかなわないのだろうと思うと悲しみがとまりませんでした。

かと言って努力しても、お互いの過去は変わらない…。

夜のうちに携帯の中に大切な人へのメッセージを入れ、翌日自分だけ帰国してしまいたいと本気で思いました。

朝になると彼の説得もあり一緒に部屋を出ました。

彼も体調を崩していて、この体調の悪い自分を置いて帰国するのかと私に落胆していましたが、こんな時に自分のことを考えている彼のことも嫌になりました。

結局私は彼と一緒に帰国し、その数週間後、突然胎内で赤ちゃんの脈が止まり、繋留流産となりました。

悲しくて、赤ちゃんに申し訳なくて自宅で一人泣き続けました。

流産の手術が終わると、再び前向きな気持ちになれました。

空へ還ってしまった赤ちゃんには申し訳なかったのですが、排卵を促す治療で妊娠できることを教えてもらえました。

次は少しでも不安感を減らすように、結婚するまで不妊治療はやめてしまおうとその時決めました。

前向きになってイライラの取れた私を彼は家族に紹介してくれました。

それからは、結婚したらなかなか行けないだろうと考え、初めての母との海外旅行を楽しんだり、妊娠したらできないこととして彼と10日間位の地中海クルーズに出掛けたり、2週間かけて四国をお遍路したりしました。

お互いの家族が幸せであるように。そして、いつか赤ちゃんが戻って来たいと思ってくれるような幸せな家庭を築けるように願いました。

今年に入り、当初の予定では出産している時期を過ぎていましたが、未だ独身で子供もいないままでした。

でも、思えば付き合い始めてすぐに婚約指輪もくれていて、私を紹介するベストなタイミングまで待たされてたのは彼も同じなのだとわかりはじめました。

そしてずっと変わらず大切にしてくれていた彼にも大きな愛情を感じるようになっていました。

私は初めて、このまま二人でもいいかなと思い始め、どうしても子供を産んであげたいという気持ちも薄れ、数年ぶりに基礎体温をつけるのをやめました。

ただ漠然と夏くらいには結婚するのかな、と思っていたそんな矢先、生理が来ないことに気が付いたのです。

まさかと思いながら妊娠検査薬を購入しました。

「私はまだ子供が欲しいって期待してるのかね~」と半ば呆れてつぶやきながら、結果を見ると、検査薬は半年ぶりに見た“陽性”を示していました。 関連記事:「2人で生きていこう」と夫婦で決めた…ところが翌日に陽性反応! 戸惑いだらけの妊娠初期

その一週間後には病院で2ミリのわが子が脈を打っているのを確認できました。病院からは「順調なので早めにご家族に報告を」と言われました。

そのことを待っていてくれた彼に伝えると「じゃあまずは入籍かな」と言いました。そのまま彼の実家に報告に行きました。

彼のご両親も、私の両親もとても喜んでくれました。

そこからはとんとん拍子に話が進み、6月に入籍。安定期に入ってすぐに式も挙げました。

赤ちゃんの脈が取れ、ご両親に報告に行った日、私は人生で一番幸せな日だと思いました。しかし結婚式の日も幸せでしたし、胎動を感じる日も幸せです。

帰って来た主人がお腹に話しかけてくれるのも本当に幸せです。

7か月に入り赤ちゃんの肌着を買いました。小さな靴下を見ていたら可愛くて、そして今までの色々なことを想って涙が出てきました。

私は主人にプロポーズをされていない!と言いましたが、主人は昔言った!と言い張ります。でも私は本当は覚えています。まだ付き合っていないころ、ハワイのバーで「結婚を前提に付き合ってくれないか」と言ってくれたことを。

あの時私は“前提”という言葉を軽く受け流しましたが、結婚する覚悟を持って言ってくれたのだと、主人の性格を知った今は理解ができるのです。

赤ちゃんができないと幸せになれないと思っていたのは私だけで、主人はずっと私と幸せになろうとしてくれていました。私を幸せにしようとも、し続けてくれていました。

それなのに、過去の結婚を持ち出してひどいことを言っていた私を見て、赤ちゃんは私が大人になるのを少し待ってくれたのだと思います。

愛情は人を幸せにします。やっと気付いたこの幸せを生まれてくる私たちの子供にも、たくさん注いでいきたいと思います。

著者:さああや

31歳初めての妊娠です。

2016年6月に18歳年上の主人と結婚しました。

現在は専業主婦で、着物の着付け士を目指して勉強中です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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