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“ビジネス界のアカデミー賞”で日本人女性が金賞受賞

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 事前の大方の予想を裏切り、トランプ氏の勝利となったアメリカ大統領選挙。初の女性大統領誕生は夢と終わったわけだが、クリントン氏は敗北コメントとして「最も高いところにあり、最も硬いガラスの天井を破ることはできなかった」と語った。そこには、アメリカが抱える相変わらずの白人男性優勢主義もあったと言われる。

 そんな中、“ビジネス界のアカデミー賞”と呼ばれる「Stevie(R) Awards」(スティービーアワード)の第13回「Stevie(R) Awards for Women In Business 2016」(女性ビジネス賞)の授賞式が11月18日にニューヨークで開催された。全世界の企業が対象の「Women-Run Workplace of the Year ? More than 10 employees」(女性が経営する企業)部門で金賞を受賞したのは日本人の女性経営者だった。

 この「Stevie(R) Awards」はプレミアビジネス賞として世界で知られ、ビジネス界のあらゆる業績を評価し表彰する、米国ビジネス界唯一の世界規模の賞。今年の「Stevie(R) Awards for Women In Business 2016」は、世界22の国と地域から、1400以上の企業・個人の応募があり、110名の審査員による厳正な審査の結果、受賞者が選ばれた。

 金賞を受賞したのはPRエージェンシー「株式会社サニーサイドアップ」代表取締役社長の次原悦子氏。次原氏は17歳の時に起業してから現在に至るまでの32年間の長きにわたり、同社を安定的かつ順調に発展させ、2008年には株式上場を果たし、今もなお、右肩上がりに企業成長させているという点が、日本のみならず世界でも非常に希有な功績と高く評価された。さらに国内でのPR事業に加え、スポーツビジネスへの参画や、米国や韓国など海外でのビジネス展開、またユニークな福利厚生制度などが高く評価され、今回の受賞となった。受賞スピーチで次原氏は以下のように語っている。

「このような名誉ある賞を受賞し、大変光栄に思います。皆様ご存知の通り、日本のビジネス界は女性にとってまだまだチャレンジングな世界です。日本の上場企業3000社において、女性が代表を務めている企業は1%以下であり、女性創業者にいたってはほとんどいないのが現実です。このトロフィーが、日本のビジネスウーマンの未来を変える力になることを願っています」

 アメリカと比較しても、また世界の中でも、日本の社会における女性の立場はまだまだ低いのが現状だ。安倍首相が掲げる「アベノミクス」の一環として、女性の活用を進める「ウーマノミクス」にも注目が集まっている。今回の次原氏の受賞は、その先鞭として大きな意義があるのではないだろうか。

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