すぐにバイトを辞めたい!電話の連絡だけでも許される?
アルバイトを辞めたいと思ったとき、なかなか言い出しづらかったり、どんな方法で伝えればよいかに迷ったりしたことはありませんか?
お世話になっていた職場であればあるほど悩ましいところだと思いますが、自分の意志はしっかり伝えなければなりません。
直接会わなければならないのか、それとも電話やメールでも構わないのか、アンケートの結果と合わせて、伝え方の基本マナーをお伝えします。
【質問】
バイトを辞めたいと思った時、どうやって伝えますか?
【回答数】
直接会う:81
電話で伝える:14
メールで伝える:5
「直接会う」という人が8割以上
直接会って伝えるという人が81%と大多数でした。 【直接会う】
・私は毎回バイト先で上司に会うので、メールで伝えるのは気まずいと思いました。 直接相手に会って伝えた方が辞めたい理由なども伝わりやすいと思います(20代/女性/学生)
・雇ってもらったのだから、きちんと会って辞めることを伝えるほうが印象いいと思うから。(20代/男性/学生)
・自分がアルバイトを辞めることで迷惑をかけるなら謝罪、また一緒に働いた仲間へのお礼は直接の方がいいと思う。(10代/女性/学生)
・一番確実で誠実な方法だと思うから。どんな仕事先でもお世話になったことには変わりは無いと思う。(10代/女性/学生)
・普段お世話になっているバイト先なので、辞める時は直接伝えたい。(10代/女性/学生)
・お世話になった相手であり、これから迷惑をかける可能性もあるから直接話さないと失礼だと思うから。(20代/女性/学生)
・直接会って話すのが礼儀だと思うから。また辞めたい理由を問われた場合に、会って話す方が今までの感謝やどうしても辞めたい意思などがちゃんと伝わって、気持ち良く辞めやすいのではないかと思うから。(20代/女性/学生)
お世話になった方には直接伝えたい、直接伝えるのが礼儀など、円満退職を意識している様子がうかがえます。
「電話で伝える」という人は14%、「メールで伝える」という意見は5%
「電話で伝える」という人は14%、さらに少数ですが「メールで伝える」という意見も5%ありました。 【電話で伝える】
・実際に会う合うのは少し勇気がいるので、電話でゆっくり話します。もし直接会って話したいと言われたら頑張って向かい合います(20代/女性/学生)
・電話なら正確に伝わり、何より辞めたい気持ちも伝わると思うからです。メールでは『後日改めて』と逃げられる可能性があり、直接会う場合は勢いに押され、辞められなくなる可能性があるからです。(20代/男性/学生)
・直接いう勇気が出ないけれどメールやラインでいうのは失礼かと思うのでせめてもの電話が良いと思った(20代/男性/学生)
【メールで伝える】
・直接会ったり電話で話すのはなんとなく気まずい気がするし、相手も直接だと反応しにくいと思うから。(20代/男性/学生)
・直接言うことが一番良いと思いますが、緊張してしまうのでメールで伝えるようにしています。(20代/女性/学生)
・辞めたいという意志をまずメールで伝えておいた方が直接会ったとき事情を話しやすいから。(20代/男性/学生)
・直接は言いにくいです。まずはメールで辞めたい旨を伝えてから直接言います。(20代/女性/学生)
「電話」「メール」のどちらのコメントにも、直接は言いづらいからという理由が多く見られました。どちらの意見でも、本来は直接会って言うべきという思いはあるようでした。
退職の意思は直接会って伝えるのがマナー
アルバイトを辞めるのは、基本的には自分の意志で決めれば良いことですが、アルバイト先にとっても、人が辞めてしまうのはとても重要なことであり、一緒に働いていた多くの人たちにも影響を与えることです。
自分以外の人にもかかわる重要なことを、言いづらい、面倒などと言った理由で電話やメールで済まそうとするのは、マナーとしては問題です。
直接会う前段階で電話のやり取りするようなことはあっても良いと思いますが、原則として、退職の意思は直接会って伝えるようにしましょう。
電話はどうしても会えない場合の手段と考えて
中には病気や事故、家庭の事情などで、直接会うことが難しいことがあるかもしれませんが、そういう場合は電話で、どうしても直接会えない理由と合わせて、必ずアルバイト先の店長などの責任者に直接伝えるようにしましょう。
メールやラインなどは、送った人の一方的な都合の言いっぱなしになりかねず、もらった相手としては、コミュニケーションを拒絶された印象でとらえることもあります。
退職のような重要事項で、お互いの事情の確認など双方向のやり取りが必要な場合、使用は避けた方が良いでしょう。
できれば1か月前には退職の意思を伝えよう
上記のように、人が辞めてしまうのは、周りの人たちにも影響を与えることですから、なるべく迷惑がかからないようにする必要があります。
特に大事なのは、退職の意志は極力早めに伝えるということです。
法律的には2週間前までの通知で良いことになっていますが、職場によっては代わりの人がなかなか見つからなかったり、すでにシフトが決まっていたり、変更に対応できないこともあり得ます。できることならば「1カ月以上前に、できるだけ早めに伝える」ということが望ましいでしょう。
これまでお世話になったアルバイト先です。辞めるにあたっても、円満な退職になるよう心がけましょう。
【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:【職業】学生
■調査期間:2016年09月09日~2016年09月23日
■有効回答数:100サンプル
■協力会社:ウィルゲート
小笠原 隆夫(おがさわら たかお)
・人事コンサルタント
・ユニティ・サポート代表
SI企業にて開発SE・リーダー職を務めた後、同社内で新卒及び中途の採用活動、人事制度構築と運用、社内研修の企画と実施、その他人事関連業務全般、 人事マネージャー職に従事。2007年2月に「ユニティ・サポート」を設立し、同代表。以降、人事コンサルタントとして、中堅・中小企業を中心に、 豊富な実務経験と管理者経験を元に、組織特性を見据えた人事制度策定、採用活動支援、人事戦略作りの支援など、人事や組織の課題解決・改善に向けたコンサルティングを行う。パートナー、サポーターとして、クライアントと協働することを信条とする。
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