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禁煙外来でニコチン依存症を治療!気になる内容、費用を解説

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禁煙を自力で行うのはとても苦しいですよね。 タバコを吸えないというのは、精神的にも大きなストレスとなります。 そこで禁煙外来を検討してみてはどうでしょうか。 今回は禁煙外来の治療内容や費用について説明していきます。

要チェック項目

□ニコチン依存症は立派な病気! 重度なら病院での治療が必要 □禁煙外来ではニコチン依存症のチェックなどが行われる □保険の適用を受けるには条件が必要なので注意

禁煙外来とは

禁煙って口で言うのは簡単ですけど、実際に行うのは非常に難しいですよね。どうしてもタバコを吸わないと口が落ち着かない、イライラしてくる。 健康のために喫煙しているはずなのに、逆にストレスが溜まって不健康になってしまうなんてことも。 ですが、禁煙ができないというのは意思が弱いからではありません。ニコチンに強い依存性があるからなのです。 喫煙者のうち7割はニコチン依存症に陥っているといわれ、今や1つの病気として扱われています。病気である以上、完治させるには医療機関での治療が必要になってきます。 そこで登場するのが禁煙外来です。医師の診察を受けたうえで適切な治療薬を処方してもらいながら、徐々にニコチン中毒から抜け出していきます。

禁煙外来が必要なほどニコチンには強い依存症が

なぜニコチンには治療が必要なほどまでに依存症があるのでしょうか。それはニコチンが「ドーパミン」の分泌を促進するからです。 ドーパミンとは主に『快楽』をつかさどっている物質で、これが分泌されると快感や覚醒作用などが脳に表れてきます。 タバコを吸った際ニコチンは肺から入った後、血液に取り込まれて脳内へと送り込まれるのですが、タバコを吸ってから脳が快楽を感じるまではあまり時間がかかりません。 これだけ手軽に快楽を感じることができるなら、依存症になってしまうのも納得ですね。 ニコチンは体内に入ると48時間~72時間ほどで体外へと排出されるのですが、体からニコチンが枯渇された状態になると、脳は再びニコチンを欲するようになります。 禁煙が数日しか続かない人が多いのも、こういった理由があるからです。

禁煙外来の流れ

禁煙外来で行われる治療は、病院によっても細かい違いはありますが、だいたい12週間で5回の診療が1セットになっているようです。 まずはニコチンに対する依存度のチェックから始まり、呼気中の一酸化炭素濃度を測定した後に、カウンセリングを受けます。

ニコチン依存症チェック

「1日にタバコを何本吸うか」、「タバコを吸い始めて何年か」などの基本的な質問から、「過去に本数を減らそうと思ったことがあるか、減らすことができたのか」などの質問に答えていきます。 詳しくは後述しますが、ニコチンへの依存度が低いと、保険の適用が受けられないこともあるので要注意です。

一酸化炭素濃度測定

測定器を使って呼気の一酸化炭素濃度を測定していきます。 ヘビースモーカーにもなると大体30ppmほどの濃度にもなるそうです。参考までに記載しておくと、環境省による基準では、その土地の一酸化炭素濃度が10ppm以上になっていると、大気汚染として認められるそうです。

カウンセリング

カウンセリングでは今までの禁煙経験の有無や現在の喫煙状況、健康状態などを確認し、その後患者さんに合った薬を相談しながら選んでいきます。 ニコチン依存度のチェックなどは初回のみですが、カウンセリングは診療ごとに毎回行われ、禁煙の進捗度や薬があっているかどうか、健康状態に変わりがないかなどを確認していきます。

禁煙外来の費用は?

禁煙外来にはいったいいくらの費用が掛かるのでしょうか。大体12週間の治療で20,000円ほどが相場みたいです。しかしヘビースモーカーの方のたばこ代に比べれば、ずいぶんと安く済みます。 もし1日に1箱も吸う人であれば、1箱430円として月に430円×30日=12,900円、これが3か月になると38,700円にもなるのですから。今後のたばこ代などもありますので、長い目で考えればかなりの節約になります。 とはいえこの料金は保険が適用されたときです。禁煙外来はあくまで『治療』ですので、患者さん自身がニコチン依存症と認められなければ、いくら病院側に施設が整っていても、保険が適用されないことだってあるのです。 保険が適用されるには、患者自身がいくつかの条件を満たしている必要があります。 その条件は以下の通り

スクリーニングテストが5点以上

スクリーニングテストとは、禁煙外来の初回診療時に行うニコチン依存度チェックのことです。 「自分が思っていたよりも、ずっと多くの本数のタバコを吸ってしまった」、「本数を減らそうとしたのにできなった」など10項目の質問に答え(1問1点)、5点以上となれば保険治療の適用内です。

35歳以上ならブリンクマン指数200以上

ブリンクマン指数は「1日の喫煙本数×喫煙年数」で算出される数字です。例えば1日10本を10年間続けていたとすれば、ブリンクマン指数は10(本)×10(年)=100となります。 これが200以上となると、相当なヘビースモーカーの方ですね。 そしてこの2つ以外に ・1か月以内に禁煙したいと希望している ・『禁煙治療のための標準手順書』の説明を受け、文書により禁煙治療を受けることに同意していること」 ・以前に禁煙外来を利用したことがある場合、初回診察より1年以上経過していること などの条件があり、これら全てを満たしている方であれば、保険の適用が受けられます。

禁煙外来はどこで受けられる?

禁煙外来は総合病院をはじめとして、様々な病院に窓口があります。ですがすべての病院で健康保険が適用になるわけではないので注意してください。 保険を適用させるためには、その病院が施設基準をクリアしている必要があります。 ・過去に禁煙治療を担当したことのある医師が1名以上勤務している ・禁煙治療専門の看護師または准看護師が1名以上勤務している ・(禁煙治療のための)呼気一酸化炭素濃度測定器が施設内に備わっていること ・敷地内が禁煙であること ・禁煙治療を行っていることをわかりやすい場所に掲示していること などなど。お近くの病院が禁煙治療を行っているかどうかは、インターネットなどで検索をすればすぐに出てきますので、あらかじめ調べておきましょう。

無理して禁煙せず、禁煙外来を利用しよう

いかがだったでしょうか。 ニコチン依存症は立派な病気です。禁煙ができなくても、決して気を落とすことはありません。 本当に苦しい時は、無理をせずに、お近くの病院で禁煙治療を受けましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

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