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ステップファミリーが目指す幸せの形

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子連れの相手との結婚、もしくは子連れ同士の結婚によってできた家族の形を「ステップファミリー」という。だがまだまだマイノリティな家族形態ゆえに、実際に当事者の本音を聞いたことがある人は少ないのでは?

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ステップファミリーの実態を描いたコミックエッセイに『初婚で2人の子持ちになりました』(竹書房)がある。一回り年上のシングルファーザーとの交際を経て、ステップファミリーの一員となった著者のネコおやじさん(女性)に話を聞いた。

「初婚で血のつながらない子の母になったことで、価値観や人生観は大きく変化しましたね。たくさんの葛藤やつらい思いを経験し、それを乗り越えたことで継親としての自信もついたし、人としても大きく成長できたと思っています」(ネコおやじさん 以下同)

ネコおやじさんが2人の子を育てるしげパパさんと同棲を始めたのは26歳のとき。フルタイムで働きながら、いきなり母親業も背負い込んでしまったせいで、最初のうちは涙と戸惑いが渦巻くつらい日々だった。

「マンガにも描きましたが、ネガティブモード全開になると『私は何のためにここにいるの? ただの子守りと家政婦?』という気持ちに支配されてしまって。私も若かったので、同棲を始めたばかりの頃は自分のことしか考えられなかったんです」

血のつながらない子どもたちとの接し方や叱り方、先妻への嫉妬とやるせない気持ち…。「離婚する」と口にして、出て行く準備をしたこともあった。だが幾度ものケンカと仲直りを繰り返すうちに、ネコおやじさんの視界も徐々に開けていく。

「悩んでいるのは継親の自分だけじゃないんだ、と気づいたんです。わが子と妻の挟みになる“実親”の夫にも実親ならではの悩みや葛藤があるし、子どもたちも本来ならしなくていいはずの我慢やストレスがあるんだ、ということが次第にわかってきました」

●目標は「家族の幸せ」と「自分の幸せ」
しげパパさんとのあいだに子どもが産まれ、継子と実子の3人の母になったこともいい方向に影響した。

「自分のことばかりではなくて、夫のこと、子どもたちのことを思い、考える余裕ができましたね。私自身が出産を経験したことで、『こんなに愛おしいわが子を遺して亡くなるなんて、さぞ悔しくて悲しかっただろうなぁ…』と、先妻さんへの気持ちも変化しました」

今のネコおやじさんの目標は2つ。「家族みんなを幸せにする」と「自分も幸せになる」を両立させることだ。

「いろんな壁を乗り越えて、縁あって家族になっているわけですから、幸せになりたいですよね。私が加わったことによって周りが不幸になるのは嫌ですし、私自身も不幸になるつもりで家族になったわけではないので」

では、ネコおやじさんが考える「幸せな家族になる」ための具体的な秘訣とは?

「『無理をしない』『たくさん会話をする』『ケンカをする(本音でぶつかる)』『甘える』が、私にとっての家族円満の秘訣です。それと『幸せになりたい』ではなく、『幸せになる』と思うこと。言い方を少し変えるだけで、気持ちをより強く持つことができるんです」

「幸せになる」と強く思い、行動すること。ステップファミリーに限らず、あらゆる家族に共通する幸せの秘訣かもしれない。
(阿部花恵+ノオト)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』
(R25編集部)

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※コラムの内容は、R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

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