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LH検査数値は妊娠に影響! 女性が知りたい正常数値の保ち方

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女性の体は、常に移り変わるとてもデリケートなものです。そんなデリケートな女性の体を司るのが女性ホルモン。 その中でも、
LHは女性としての機能だけでなく、健康に機能するためにもとても重要な役割を果たしています。 そのため、LHの検査で数値に異常がみられたときには、適切な治療を行う必要があります。 今回は、女性の体にとって欠かせないLHについて、ご紹介していきます。

要チェック項目

□LHは妊娠・出産だけでなく健康を維持するためにも重要 □LHの基準値は生理周期や年齢によって変わっていく □LHの数値に異常がある場合には、生活を見直したりホルモン療法を受けることで改善される

LHとは

LHとは、「黄体形成ホルモン」のことで、女性ホルモンの一種です。LHには、排卵に欠かせないエストロゲンとプロゲステロンを分泌させる作用があります。 LHが脳下垂体から卵巣に送られることで、卵胞刺激ホルモンが分泌されます。そうすることで成熟した卵胞に対して排卵するように働きかけるのです。 その後卵巣から排出された卵胞は黄体を形成し、この黄体から分泌されるプロゲステロンによって受精卵が着床しやすいように子宮内膜を分厚く形成するのです。 LHが正常に働いていないと、これらの機能が正常に行われないため、正常に妊娠しにくくなってしまいます。

LHの検査の方法や基準値について

子作りをしてもなかなか妊娠に至らなかったり、体調不良が続いている場合には、LHの数値を検査することになります。LHの数値は、婦人科の検査だけでなく、排卵検査薬でも測ることができます。 LHには基準値が設けられていますが、いつも一定であるわけではありません。女性は、生理周期や年齢によって働くホルモンも変わってくるため、LHの値についてもその時期によって異なるのです。 LHの基準値は、卵胞期は1.8mIU/mlから7.0mIU/ml、排卵期は5.6mIU/mlから34.9mIU/ml、黄体期は1.0mIU/mlから7.8mIU/mlとなっています。年齢を重ねて閉経期を迎えた女性の基準値は6.7mIU/mlから38.0mIU/mlとされています。 この基準値よりも低かったり高かったりする場合には、病気が隠れている可能性も考えられます。

LHが高い場合に考えられる病気

LHの値が高い場合には、病気が隠れていたり、今後病気にかかってしまったりする可能性が考えられます。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の中に卵胞がたくさん出来てしまい、排卵しにくくなってしまうのが、この病気です。 普通は月に1つ程度の卵子が排出されますが、LHの値が高すぎると、小さな卵胞がたくさん出来てしまい、正常な排卵ができなくなってしまうのです。

卵巣性の排卵障害

卵巣から分泌されるホルモンの異常によって、排卵に障害が起こってしまう病気です。

早発閉経

早期閉経とは、一般的に40歳以下で月経が終わってしまうことをさします。卵巣を刺激するLHの値が高いと、早期閉経を起こしてしまいます。

LHが低い場合に考えられる病気

LHの値が高い場合だけでなく、低い場合にも病気が潜んでいる可能性があります。

視床下部不全型

LHの数値が低い場合には、視床下部不全である可能性があります。視床下部は、LHを分泌する脳下垂体のコントロールを行なっています。 そのため、この視床下部が正常に働かないことで、視床下部からのホルモンの分泌異常が起こり、脳下垂体に影響を与えてしまうのです。

第1度無月経

第1度無月経とは、エストロゲンの基礎分泌は保たれているものの、プロゲステロンの分泌が障害されてることで起こる無月経です。

高プロラクチン血症

脳下垂体から分泌されるプロラクチンの分泌が亢進してしまう病気です。プロラクチンの産生が亢進してしまうと、乳汁分泌や月経不順がおきます。

下垂体不全型

下垂体不全型とは、下垂体がうまく機能しないことで、lhがうまく分泌されず、排卵障害を起こしてしまう病気です。

シーハン症候群

なんらかの原因で甲状腺刺激ホルモンの分泌が減少することで、ホルモンが生成されず機能低下に繋がるのが、シーハン症候群です。

下垂体腫瘍

下垂体に腫瘍が出来ていることで、LHの分泌がうまくできない可能性も考えられます。腫瘍がある場合には、月経不順などの婦人科系の症状だけでなく、頭痛や吐き気などの症状も見られることがあります。

LHを正常に働かせる方法は?

LHは、妊娠・出産などに大きく関わっているだけでなく、女性の体そのものを司どっているといっても過言ではありません。 そのため、LHの検査をして数値に異常があった場合には、体調を整えるためにも、LHが正常に分泌されるように日ごろから心がけておく必要があります。

バランスの取れた食事

食事は、人の体をつくる基礎となります。そのため、無理なダイエットや食事制限をすることで、体を壊してしまうことも多いにあります。 一汁三菜のバランスの取れた食事を心がけることで、LHの分泌も整ってくる可能性があります。

適度な運動

適度な運動は体の血行をよくし、体の機能を高めることに繋がります。短時間でいいので、毎日体を動かす習慣をつけることで、徐々に体質が改善してきます。

良質な睡眠

睡眠は、人の体をリセットし、正常に作用する力を蓄える重要な行動です。睡眠不足はLHのバランスを脅かす危険性があるため、質の良い睡眠を十分にとるように心がけましょう。

女性ホルモンを投与する

生活習慣の改善だけではなかなか改善が見られない場合には、服薬や注射などによって女性ホルモンを投与し、LHの分泌をコントロールする必要もあります。 妊娠を希望している人でLH値の異常による不妊の場合には、産婦人科医の指導のもとで、これらのようなホルモン療法を行うことになるでしょう。

規則正しい生活がLHのバランスを整える鍵

LHは、女性の体にとってとても重要な役割を担っています。LHの検査で正常でない場合には、生理不順や不妊・精神不安・倦怠感など、さまざまな症状に悩まされることになります。 毎日元気に明るく過ごすためにも、LHの機能が正常に働くことがとても大切なのです。LHを整えるために、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。 (監修:Doctors Me 医師)

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