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胃がんは早期発見が治療のカギ!見逃せない初期症状を要チェック

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国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターによると2014年の死亡患者を診断別にみると
胃がんは男性で第2位、女性で第3位の位置にあります。 胃がんは、がんの部位としては非常に身近な診断であるようです。 しかしながら、初期に発見されれば5年生存率は95%以上とほぼ治癒することが可能なようです。 今回は、そんな身近な胃がんの基本的な情報とその初期症状について紹介します。

要チェック項目

□胃がんの組織分類には分化型腺癌や未分化型腺癌などがある □ピロリ菌は胃がんの原因のひとつ。 □初期症状はわかりにくい。定期的な検査を受けるのが早道。

胃がんのタイプと予後

未分化型腺癌が多いのが、スキルス胃がんというタイプです。

分化型腺癌

胃がんのほとんどは「分化型腺癌」と言われるタイプに分類されます。胃の内壁のもっとも上の層の粘膜に発生するガンです。特に高齢者に多いのが分化型腺癌です。 この癌は、進行するに従って胃の表側に向けて広がっていきますが、早期に発見されば比較的簡単に切除が可能です。逆に胃の外側に広がれば広がるほど、血液に乗ってがん細胞他の臓器に転移しやすくなると考えられます。

未分化型腺癌

胃壁の下側が浸潤して病巣になっているため、レントゲンでは見つからず胃カメラでの目視でも見逃されやすいがんです。 症状が出にくく進行も速いため発見されたときには、すでにステージが進んでいるということも少なくありません。 また、浸潤しているがんで外科的に完全に切除することが難しいこともあり、現在でも予後が悪い傾向にあります。

胃がんの原因は?

ピロリ菌

ここ10年ほどで「ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)」という菌の名前を聞くことが増えました。ピロリ菌は酸性の強い胃の中でも生きていられる菌で、胃がんの発生リスクを高めることがわかっています。 胃がんの原因の一つと言われていた慢性胃炎も、ピロリ菌が元であるという研究もあります。そのため、現在ではピロリ菌が発見され場合は除菌治療が勧められます。 ピロリ菌の感染率は中高年で高く、最近は若年層では低下しています。

喫煙や塩分過多の食事、アルコール摂取などの不摂生

喫煙や塩分の多い食品の過剰摂取、アルコール摂取などの生活習慣も要因のひとつと考えられています。

遺伝的要因

いくつかの遺伝子が胃がんに関与していると言われているようですが、食事や生活習慣などの環境要因の関係も否定できず、直接の原因かどうかははっきりとはわかっていないようです。

ストレス

強いストレスは、慢性胃炎の原因になることが言われています。ストレスを受けることで、脳内ホルモンが変化し、胃や腸の活動が変化してしまうそうです。

性別によって差はあるの?

胃がん全体のリスクは、男性の方が女性の2倍以上高いと言われています。 またスキルス性の胃がんは、30代から40代女性に多いという報告があります。

こんな症状が出たら要注意

胃がんの初期症状かも? と疑う症状はどんなものがあるのでしょうか。実は、胃がんの初期には症状はほとんどありません。進行しても症状がでない場合も多いです。 従って症状から見つけることは難しいのですが、症状が出た場合、以下のようである可能性があります。 まずは、上腹部(みぞおち)に痛みや違和感が感じられた場合があります。 よく「胃が痛い」というときは、一度疑ってみても良いと思います。そのほか、ゲップや胃もたれ、吐き気などの一見よくある症状が長期的に続く場合も、注意が必要です。 貧血、血便(黒色便)があるときも何らかの出血である場合があります。本来はみられない症状ですから早めに受診が望まれます。 また、倦怠感、背中の痛みなど、胃とは関係のないように思われる症状ががんの影響である場合もあるので要注意です。

普段からの検診や受診が大切

胃がんの疑いのある症状は多数ありましたが、これらは、ごくごく初期にはあまり気にならないものが多く、また、がんの症状かもという考えに至りにくいものです。 では、胃がんを早期に発見するにはどうしたらいいのでしょうか。そのために有効なのが、胃がんの検診です。

バリウム検査

バリウム検査は、バリウムという液体を飲むことでレントゲンで胃の撮影を可能にします。会社の検診で受けたことはありますか。 バリウムは撮影後早急に体外へ排出する必要があるので、あまり良い印象がない人も多いかもしれませんが、会社や自治体の検診でもよく取り入れられています。

内視鏡検査

胃カメラを飲むことで、実際に胃の内壁の画像をモニターに映し出し直接観察することができます。 経口の内視鏡は飲むときに嘔吐反射(オエっとなる反射)が起きやすいため避ける方もいますが、異常が見つかった場合には切除して、そのまま生理検査を行えるなど診断が速く進みやすい方法です。 最近はカメラ自体が細目のものになってきたり、検査時に麻酔を行うことで楽に受けることも可能となってきています。 また鼻から挿入するカメラは、組織の切除はできませんが、飲み込むときに嘔吐反射を招かずにすむので比較的楽受けることができます。 バリウム検査を行って異常が見つかった後は、内視鏡検査を行うことになるため、最初から内視鏡検査を選ぶという方もいます。

胃がんの症状はわかりにくいので定期的な検査を

胃がんの初期症状は外からは見えにくいものです。 本当に初期に発見するためには、意識して検査を受けることが一番確実です。 最近は検査機器自体も進歩しています。怖がらずに受けてみることが、健康な身体で過ごすための第1歩かもしれません。 (監修:Doctors Me 医師)

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