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ブルーノ・マーズ、多才っぷりを改めて見せつけられる『24K・マジック』(Album Review)

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ブルーノ・マーズ、多才っぷりを改めて見せつけられる『24K・マジック』(Album Review)

 2016年11月18日全世界同時発売された、4年振り、通算3作目となる、ブルーノ・マーズの新作『24K・マジック』。

 発売1か月前の10月7日には、先行シングル「24K・マジック」がリリースされ、11月4日には、アルバムからのリ-ド・トラック「ヴェルサーチ・オン・ザ・フロア」が、公式サイトで公開された。どちらを聴いても、間違いなく「80年代リメイク」であることが分かる。

 大ヒット中のタイトル曲は、“トークボックス”を上手く使った、ザップ(ロジャー)・マナーのファンク・チューン。完全に80年代のフロアにタイムスリップさせられる「チャンキー」は、カバー曲かと思うほど、まんま“80’s”だ。ブルーノお得意の、ホーンやチョッパーベースを起用した「パーマ」は、80年代よりは70年代寄りのファンクで、マーク・ロンソンとコラボした大ヒット曲「アップタウン・ファンク」(2015年)の続編といったところだろう。

 90年アーティストによる、サンプリング・ソースとしてもお馴染みの、エルトン・ジョン「ベニー&ジェッツ」を焼き直したような「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」や、ボビー・ブラウンやギャップ・バンドあたりの冷涼メロウを参考に制作したであろう、激甘のバラード曲「ヴェルサーチ・オン・ザ・フロア」など、全てのタイトルに、ブルーノ・マーズ自身が少年時代に愛聴していたであろう、ブラック・コンテンポラリーらしさが伺える作品になっている。

 アルバムの制作には、自身もメンバーとして参加しているトリオ・ユニット、スミージングトンズのメンバーである、フィリップ・ローレンスとアリ・レヴィンも参加していて、日本でも大人気のK-POPシンガー、BoAやSHINeeなどの作品も手掛けている、ザ・ステレオタイプもクレジットされている。

 アルバムは、全9曲、トータル33分30秒と、小粒ではあるが、まとまりの良い、テーマに沿った完成度の高い楽曲が並んでいる。本作の目玉といえるナンバーが揃う、1~5曲目で一区切り、6~9曲で後半の盛り上がりをみせる本作は、もしかしたら、A面、B面で分かれるLP時代を意識した作品なのかもしれない。

 正統派のR&Bアルバム『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』(2010年)、70年代を意識した『アンオーソドックス・ジュークボックス』(2012年)、そして、その前2作とはまったく違う、80年代テイストや90年代初期のブラック・ミュージックを取り入れた本作。ブルーノ・マーズの多才っぷりを、改めてこのアルバムで見せつけられた。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『24K Magic』
ブルーノ・マーズ
2016/11/18 RELEASE
1,980円(plus tax)
https://goo.gl/22ZEjx

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