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ライブ・ネイションが「ボナルー・フェスティバル」運営会社の株式過半数を取得

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ライブ・ネイション、大型野外音楽フェス「ボナルー・フェスティバル」運営会社の株式過半数を取得。ライブビジネスの在り方も変化し続ける

世界最大のイベント・プロモーション会社「ライブ・ネイション」は、アメリカ東海岸で人気を集める、巨大野外音楽フェスティバル「ボナルー・フェスティバル」を運営するイベントオーガナイザー「AC Entertainment」の株式過半数を取得したことを発表しました。ライブ・ネイションの出資額は未公表。

「ボナルー・フェスティバル」(Bonnaroo Arts and Music Festival)は、2002年にAC Entertainmentと、同じく独立系イベント会社「Superbly」によって始まりました。テネシー州マンチェスターのGreate Stage Parkで行われるこの野外フェスですが、毎年4日間で8万人以上を動員する巨大な夏フェスで、ロックやヒップホップ、ジャズ、エレクトロニカ、ブルース、レゲエなどオルタナティブなアーティストのラインナップが常に話題に上るほど音楽ファンから広く愛されています。

AC Entertainmentはボナルー・フェスティバルのほかに、Forecastle Festival、Big Ears Festival、Mountain Oasis Electronic Summitなどの音楽フェスを運営し、さらには年間で1000以上のライブイベントを手がけるなど、独立系イベントオーガナイザーとして、トップクラスの実績を誇ります。AC Entertainmentはライブ・ネイションとの契約締結後も独立したブランドとして運営、創業者でCEOのAshley Cappsが今後もチームを率います。

ライブビジネスとローカルシーン
AC Entertainmentが持つ強みの一つに、テネシー州を中心にしたローカルシーンとの強いつながりがあります。テネシー州には、AC Entertainmentが本社を構えるノックスビル(Knoxville)のほかに、ナッシュビルやメンフィス、ブリストルなど、音楽ルーツの太い都市が存在しています。

アメリカ南東部(サウスイースト)地域では、さらにノースカロライナ州とサウスカロライナ州にまたがり、フェスやイベントを展開。多数のライブ会場と戦略的提携を締結して、アーティストのブッキングのアレンジや、マーケティングなども行なうほどで、スタジアムからアリーナ、クラブに渡り、あらゆるジャンルの音楽やエンターテインメントを制作していることが、強みです。

近年、ライブ・ネイションは音楽フェスへの関心を高めています。2014年には、アメリカの野外フェス「ロラパルーザ」や「Austin City Limits Music Festival」を運営する独立系イベントプロモーターの「C3 Presents」を買収、2016年2月にはライブ・ネイション・カナダがカナダのフェスオーガナイザー「Union Events」から音楽フェスの権利を獲得し、「X-Fest」、「Sonic Boom」、「Chasing Summer」などのフェス・ブランドの運営権に手を伸ばしてきました。

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ライブビジネス特に音楽フェスを巡るビジネスのトレンドは、海外展開に積極的な投資を行なうイベントオーガナイザーが増える一方、今回のライブ・ネイションのように、ローカルシーンや地方都市に強い基盤を持つオーガナイザーと戦略的提携を結び、フェス・ブランドの権利を活用して、イベントやスポンサーシップなどを含む音楽ビジネスを行おうとする動きが特徴的です。ブランド化しているフェスを独立性を保ちながら運営するか、出資を受けて大手企業と組むか、ライブビジネスが世界的に拡大する中、音楽フェスの在り方も多様化し始めています。

■記事元http://jaykogami.com/2016/11/13700.html

記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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